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2010年08月30日

J League Div.1 2010 MatchDay.21 KASHIMA Antlers in SaitamaStadium2002

報道や選手コメントなんかでは非常にネガティブにこの引き分けを捉える向きがあるけど、果たしてそうだったのかな?と疑問に思う。

確かに前半は、鹿島の攻守への切り替えとプレスによって押さえ込まれていた。やりたい様には出来なかったが上位のクラブとやる時はこう言う事もある。それに対してしっかり守備出来ていた。久しぶりのスタメンだった原口も攻撃機会よりも守備に奔走する時間は長かったと思う。局面局面での攻防は非常に見応えのある試合だったと思う。久しくこれほど興奮できる試合も無かったと思うほどに。

後半は鹿島の方が崩れていた。 立ち上がりから鹿島のDF陣とOF陣の意識は乖離し攻撃時の押し上げが無くなり守備時には戻りがスローとなり、中盤にスペースが生まれる様になった。その分、浦和はボールを保持しボール回しを展開出きる様になり攻撃への圧力を増す事になった。後半に隙が生まれるのは前節の鹿島を見ていれば想定出来る事だった。ただ、セットプレーとなると話は別で人数をかけて攻撃へ備えられる為に押し込まれる様な状況にもなるが集中して守る事が出来ていた。そう言う状況からのカウンターで宇賀神のコントロールシュートやロビーのゴールが生まれた。先制する事に成功し直後に再度チャンスを作るもゴールには僅かに押し込めず追加点とは行かなかった。その後、鹿島は点を獲る為に前がかりとなりそれに合わせ守備を強いられる時間帯となる。ギリギリまで何とか凌いでいた物の最後の最後のシーンでゴールを許してしまった。この失点はしょうがないとも言えるし、引き過ぎた為に隙を生んでしまったとも言える。ただ、あれだけ走り回った最後の最後での失点はどうしようもない。あと一歩を伸ばせる様にする事を目指して行くしかない。

で、試合を通しての雑感とすれば報道にある様な「阿部の抜けた穴」なんて物は感じなかったし、限界を露呈したとも思えない。細貝と柏木のセントラルMFは意外に上手く行っていたと思うし原口と平川が縦のラインで組んだ右サイドも良かったと思う。宇賀神とサヌの左サイドも同様。少し前までにはまるで無かったかの様に感じられていた可能性がピッチ上のそこかしこに姿を現し始めてきた様にさえ感じられた。個人的に柏木の攻撃力よりも展開力を発揮出来る試合が出来る様になれば攻撃はもっと可能性を見出せる様になるんじゃないかと思う。セントラルMFの位置に疑問を抱く人も多いが、この位置でこそ柏木の攻撃力も生きて来る様に感じる。あと、サヌは不要意なファウルが無くなれば・・・。皮肉にも阿部が抜けた事がチームに変革を促進させている事も事実なのだと思う。そう言う可能性は大いに感じる事は出来たしネガティブな要素よりポジティブな要素の方が大きかった。

それにしてもつくづく惜しいのは交代枠を怪我人で2つ消費しなければならなかった事。暢久は打撲の様だったが本来であれば90分プレーする事を想定出来る選手なのでここで使わざるを得ない状況になったのは痛かった。もう1人、宇賀神に関しても交代があったとしてももう少し時間が経過してからを想定していたはずなので予想外の交代だった。意図的に行えたのは原口から峻輝への交代1つだけだった。戦略的に交代枠を使う事が出来なかった事がロスタイムでの時間の使い方を難しくさせた。

それにしてもこっちは2人も怪我人を出しているのに鹿島へ警告どころかファウルその物が無いって言うのは納得出来ないだろう。どうしても偏った見方にはなると思うけど鹿島へのチャージはやたらファウルになるのに浦和へのチャージは何もなしってのは・・・基準が曖昧すぎる。相変わらずの西村だったのは言うまでもなかったな。


浦和 1-1 鹿島
Goal:#10ポンテ

2010年07月25日

J League Div.1 2010 MatchDay.14 SanfrecceHIROSHIMA in SaitamaStadium2002

サンフレッチェ広島は、明確に志向するサッカーが同じチーム。ショートパスを繋ぎポゼッションを高めチーム全体が連動してゲームを支配する。非常に思考も哲学も似たチーム。唯一違うのはピッチ上の布陣。浦和が4-2-3-1と言う4バックシステムを使用しているのに対し、広島は3-4-3もしくは3-4-2-1と言う3バックシステムを使用している。

あくまでシステムなんて言う物は便宜上使われている物に過ぎないのだが、それでもこの違いが大きく響いた様に思う。広島は中盤の人数を相手より多くする事でパスコースを増やす事に成功した。浦和は中盤より相手陣内に入っていくに従い数的不利の状況を常に作られていた。浦和が多用するサイド攻撃の場面でもボールを持つサイドに浦和は3人しか居ないのに対し広島は4人でプレスを掛け常に優位を保っていた。サイドチェンジをしても切り替えが早くまったく崩す事は出来なかった。試合の立ち上がりの僅かな時間はそれでも五分な戦いが出来たが状況はあっと言う間に広島の手中に落ちていった。

根本的に中盤での主導権争いを制する事が出来なければ成立しない様な戦い方になってしまっている。そして相手に中盤を奪われた時の戦い方がまるで出来ない。この様な状況に陥るとチームは一気に混乱に陥り自分達のサッカーを意図も簡単に見失う。結局、何の意図も無い縦ポンサッカーへと陥ってしまった。自分達のサッカーをやり抜く事が出来ていない。不利な状況に直面すると何もかもを失ってしまうのだ。これには非常に複雑な問題が絡み合っているのだとは思う。例えば、混乱した時にチーム全体がある一定の方向性を持ったサッカーを展開出来ればその混乱から脱する事にさほど時間はかからない。今の浦和はその一定の方向性を保つ事が出来ていない。要するに過去のカウンターサッカーへ無意識に傾倒してしまう選手が存在している様に感じる事がいまだに多々ある。カウンターが悪いとは言わないがチーム全体の意思がチグハグな方向を向いていてはカウンターだって上手くは行かない。この試合もカウンターで攻め込もうとした所で中途半端に勢いを落としたりしていた。この辺は根深いなとも思う。

こう言う根本的な部分では広島はJ2に落ちてもペトロビッチ監督を信じてやり抜いて来た成果が出てきたのだなと思う。ペトロビッチ体制も4年目だからな。やはりこのサッカーはを構築するのには時間がかかる。まだまだ道のりは長そうではあるが・・・、フィンケを信じぬく事が出来るのかって事なんだろう。それが広島と浦和の違いにならなければいいのだがね。


浦和 0-1 広島

2010年05月20日

J League Div.1 2010 MatchDay.12 Vegalta SENDAI in MIYAGI Stadium

ゲームは、完全に支配していた。ポセッションも浦和がキープしていた。

それでも奪えないゴール。

攻撃は連携も機能していたし、試合を通して28本ものシュートを放っている。それでも奪えたのはコーナーキックからスピラノビッチが放ったシュートを相手GKが弾いた物をエジミウソンが押し込んだ1点だけだった。

ほんの僅かなズレでゴールが奪えていない。相手がゴール前に人の壁を築いて守るシーンも多々あったがそれでも決定的なシーンを幾度も作り出していた。ほんの僅かなズレなんだ。ほんの少しでも触れればボールがゴールに吸い込まれる様なシーンもあった。この僅かなズレを修正するには選手間のコミュニケーションを多く図りコンビネーションを高めていく他に方法は無い。 時間のかかる事だが今年はここまでのベースがあるのだからほんの些細な事でしかない。もう少しだと思う。これが繋がり出せばゴールは自然と量産出きる様になるはずだ。

失点のシーンに関しては、梁勇基のFKが凄かったかもしれないが浦和の対応も稚拙な物であったと言わざるを得ない。大体、安易に壁に相手選手を3人も入られる事自体がお粗末過ぎる。確かに1人のすぐ前には浦和の選手がかぶさっては居たものの残り2人に関してはあたかも浦和の選手であるかの様に壁の端に加わり相対的に壁が左にズレた形となった。あそこに浦和の選手が居れば簡単に壁を超えるキックは打てなかったはずだ。ただそれもある意味で梁勇基のFKを読んで壁にあえて相手の選手を入れたのかと考える事も出来るが山岸の反応を見る限りそんな形跡は皆無だ。山岸は左へ来る事を想定し蹴られた瞬間に左へ反応した。一体、あの壁の作りで相手選手の壁の上を越すようなFKを蹴る選手が居るのか疑問。ゴール右側に関してはぽっかりと口を空けてボールが飛び込んで来るのを待っているだけだった。非常にお粗末な失点としか言い様が無い。山岸もPKばかり研究してないでFKのデータも持っておけよと言いたい。あれは完全にGKの失態だ。

ただ選手達も感じている様にチームの方向性は間違っていない。選手達も去年以上に手応えを感じている。このフットボールを続けていく事、熟成させる事、そして浦和にこれを根付ける事こそが非常に大切な事だ。ポジティブに考えればこの試合、勝ち点3は奪えなかったものの可能性を感じるプレーを多く見る事が出来たはずである。そんなチームの課程を見て体感する事が面白くて仕方ない。


仙台 1-1 浦和
Goal:#17エジミウソン

 

 

 

 

そんな試合にも関わらず、一部のサポーターのペットボトルの投げ込みやバスを囲んでの卑猥なコールを発したり相手選手への差別的発言をした連中がいる。Youtubeなどの動画でも試合後の選手の挨拶時にペットボトルを投げ込む輩が居たのがはっきり見て取れた。そしてそれを止めようともしないコールリーダーの姿もはっきりと映っていた。

03年にナビスコのタイトルを取ってからと言うもの必勝劣敗の思考に凝り固まった連中が増えた様に思う。プロの試合なのだから勝利を目指して戦うのは当たり前だ。でも、それだけがフットボールなのかと疑問に思う。ただ勝つ試合が見たいのであれば今年などは清水を応援したらいい。勝利だけを望むのであればそこに浦和である必要性はないはずだ。浦和のサポーターほどたった一つの勝利の難しさを知るサポーターは居ないと思っていたのだけどな。そんな浦和のサポーターだからこそたった一つの勝利に喜びを爆発させる事が出来ると思っていたのだが今のゴール裏を見ているとただ騒ぎたいだけの様に見えて仕方ない。埼スタで勝つたびに暢久のチャントでダイブをしたりモッシュをしたりしている連中を見ていると本当の勝利の喜びを感じている様には思えない。悲しい現実である。

僕個人としては、今の浦和には将来の大きな可能性を感じている。それこそ2002年に初めてナビスコファイナルに進出した時に感じた可能性以上の可能性を。そしてそれが結実した時に多くの大きな喜びを味わえると思っている。この仙台戦で何も感じなかったのだろうか?情けない限りだ。

 

テメェーらのオナニーを棚に上げて選手や監督を侮辱すんじゃねーよ。とっととスタジアムから去れ!!

2010年05月08日

J League Div.1 2010 MatchDay.11 YOKHAMA F・Marinos in SaitamaStadium2002

ミスで自滅。

奪われ、奪い、奪われ、奪い・・・そして奪われ・・・。

2度追いつくも3度突き放された。3度追いつくには力足りず、3点目を奪われてからは自分達のサッカーを見失い闇雲に前に放り出すだけ。パスを繋ぎゲームを作ろうとする意志が消失した。選手交代も活性化せず、むしろ個人技へと走る事でさらに混乱を招いた。相手がそれほど脅威でもなかっただけに大味な展開で我を見失ったのは残念だった。


浦和 2-3 横浜
Goal:#8柏木、#17エジミウソン

2010年05月05日

J League Div.1 2010 MatchDay.10 NAGOYA Grampus in SaitamaStadium2002

前半は危うくどうなる事かとヒヤヒヤものでした。三都主からケネディにサクッと決められた時は時間が止まったかのように動きが止まってました。

前半達也がアクシンデントで原口と交代。後半に入って原口が活性化し柏木との連携を構築。2人の豊富な運動量で相手をかく乱。それが相手の混乱を招き開始早々に柏木の移籍初ゴールで追いつく事に成功。原口がペナルティエリア左側で潰れ、柏木のボールを落とした事で生まれたゴール。そして勝ち越しは原口自身が決めた。原口が積極的に動き回った事でポンテの折り返しを引き出して決めた。原口の今期初ゴール。相手は運動量も落ちつつ前半機能的に構築していた浦和対策が選手交代によって緩んだ。

前半は相手の術中に嵌ったが、後半それを見越して修正をして機能した。チームは着々と良い方向に熟成して来ている事を感じさせる・・・後半だった(w


浦和 2-1 名古屋
Goal:#8柏木、#24原口

2010年05月03日

J League Div.1 2010 MatchDay.09 SHIMIZU S-Pulse in ECOPA Stadium

ロスタイムまでの緊張感ある攻防。

でも、最後の最後で勝ち越されるのはやっぱりキツイやね。

GW恒例の東海地方クラブシリーズは早くも連敗です。


清水 2-1 浦和
Goal:#10ポンテ

2010年04月24日

J League Div.1 2010 MatchDay.08 Jubilo IWATA in SaitamaStadium2002

なんと言うか・・・なかなかのダメッぷりでした。

こう言う時の磐田に負ける時はだいたい西にやられるんだよなぁ・・・、西のことすっかり忘れてたよ。


浦和 0-1 磐田

2010年04月18日

J League Div.1 2010 MatchDay.07 KAWASAKI Frontare in SaitamaStadium2002

グッドゲームでした。

序盤に細貝と達也で2点を先制出来たのがよかった。それ以上に埼スタで対川崎の連敗を止めたのは最高に良い気分でしたな。


浦和 3-0 川崎
Goal:#3細貝、#11田中、#20堀之内

2010年04月13日

J League Div.1 2010 MatchDay.06 Albirex NIIGATA in TohokuDenryoku BIG SWAN Stadium

相手は、ここまで勝利なしの新潟。6節目にして悲壮感すら漂う状態の相手ではあります。過去の浦和ならここで相手に合わせてズッコケルってのが恒例ではあったのですがこう言う状況でしっかりと勝つと言う事が出来る様になったのは浦和が変わってきている証拠ではないかとある意味で思ってみたり・・・。

そしてここで新戦力として大とりを飾って登場のサヌがデビュー。宇賀神が前半早い時間で負傷した為に変わって登場。左SBでの起用となり初のポジションながらも無難にこなしていた。ただ、まだ周りとの連携が未熟である事は明白。サヌはサイドでボールを持ってもドリブルで突破して行く様なタイプでは無い様で、一度中へボールを預けて裏を取ろうとする動きをするのだけど、中で受けた選手はボールを裏に出す事が出来ずに思惑とは違う状況を作り出してしまっていた。確かにインパクトのあるデビューではあった物のチームがサヌを活かしきれるまでには時間がかかるだろうな。サヌの決めたアシストにしても中央に絞り込んだ動きの中での物だったのだからサイドでプレーをすると言う事では真価はまだ見れていない。チームにサヌの裏への飛び出しを活かせるアイデアを沢山身につけないといけない。浦和の選手はもっともっと頭をフル回転させてゲームをこなして行かないとね。

そして結果として2ゴールを叩き込んだ阿部なのだが、攻撃部分での覚醒は目覚しい物の守備面でのバランスがズレている事も顕著。ここまでは下位チームとの対戦で比較的攻撃に集中出来る場面が多かったが押し込まれるような状況の時に阿部がどう対応出来るかと言うのが問題。DFラインと守備的MFとの連携が崩れているのは明白なのでこの後続く上位チームとの対戦で致命的にならない事を祈りたい所ではある。本来であればCBをいつまでも急造の暢久・坪井のコンビで凌ぐのではなく本格的にスピラノビッチを起用し固めたい所ではあるのかもしれないのだけども、ここのポジションも中々に完成させる事に時間がかかっているな。

あとは、もっと柏木にボールを集めて行けばいいと思う。ポンテも復調して動きがよくなって来てはいるがポンテ自身はボールを捌いてゲームを作るような選手ではない。その役目はむしろ柏木の方が向いている。タイトルを獲って居た頃の浦和はポンテがゲームを作るのではなく、長谷部が起点となっていた。システムも志向も違うとは言えある程度の役割を担うチームとしての意志を発する選手としては柏木はうってつけである事は間違いない。柏木ももっともっと自己主張していい。そろそろ柏木らしさを見たい所だ。まだ遠慮がちに見える。

6節終了時点で暫定の順位は2位。名古屋と広島がACLで1試合消化が少ないので現状では暫定。2位とは言ってもほとんどが下位チームとの対戦。開幕の鹿島、FC東京くらいが厳しい所だったかな。この後GWに向けて川崎、磐田、清水、名古屋と続く。磐田は置いておくとしてもここでどれだけの結果が残せるかが今シーズンのひとつの目安になると思う。特に川崎とはここ数年ホームとアウェーが入れ替わっている状態が続いている。ホームで負けて、アウェーで勝つみたいな。そろそろホームもアウェーも勝ちたい所。間にナビスコの神戸戦が挟まるがリーグの次川崎戦が最初の山場になりそうだ。

でも川崎は相変わらずラフだからなぁ・・・、その辺も注意したい所だ。


新潟 0-2 浦和
Goal:#22阿部x2

2010年04月09日

J League Div.1 2010 MatchDay.05 SHONAN Belmare in SaitamaStadium2002

昇格組の湘南と久しぶりの対戦。最後の対戦は公式戦で言えば、2003年の天皇杯で対戦して敗戦・・・。なんか個人的にはそっちのイメージの方が残っていてリーグ戦だけ見れば9連勝中だとか「うっそだー」と思ってしまったww。

で、試合は完全に浦和のペース。ほぼ相手陣内で展開。相手が逆陣を取ってくれたので前半はホームゴール裏へ攻めてくる形。この試合に限って言えば、個人的に懸念していた阿部は素晴らしいプレーぶりだった。ただ、この試合はほとんど守備に関する部分を意識する必要が無かったので守備面での負担は皆無だった。不安なのは守備に関する部分が大きいので心底安心出来ると言う状態ではない。今までも攻撃に関する部分は無難にこなしていたし問題は無かったが、どうも意識が必要以上に攻撃へ偏るのか守備への切り替えや戻った際のポジション取り、全体におけるポジションのバランスが崩れていた。この試合の失点もある意味ではその辺が祟ったようにも思う。阿部の持ち味であるバランスを取る力が落ちている気がしてならない。それとも前年までの無闇やたらに上がりまくるって戻ってこないCBののフォローに対する反動なのか・・・。

攻撃ばかりが出来たけど、得点はPKとFKの2得点だけ。それでも流れの中でチャンスを数多く作れていた。「泥臭くてもいいから決めろ」なんて良く言うけど、結局はこう言うチャンスを作っていかないと泥臭いゴールも生まれてこない。チャンスを作っていく事をきちんと意識して繰り返していく。今はそれが大事でもある。まぁ、流れから言えば4~5点獲っていてもよかった試合ではあったけどね。最後の失点だって出来る限り前でプレーして得点も意識していた中で喰らったカウンターでの失点ではあるのでポジティブに捉えてもいいだろう。試合終了と共に黙り込む様な試合では最低でもなかったはず。なんだか変だよな。


浦和 2-1 湘南
Goal:#10ポンテ(PK)、#22阿部(FK)

2010年03月27日

J League Div.1 2010 MatchDay.04 CerezoOSAKA in Nagai Stadium

1試合で複数得点も獲って獲られてまた獲っての試合。客観的に見たら面白い試合だったんじゃないかとは思う。特に前線の4人の連携が徐々に良くなってきているのはエジがゴールを奪う事が出来た事が物語っているのではないかと思う。ただ、セルヒオに関しては相変わらずで唯我独尊で突き進んでいる様に思える。まぁ、セルらしいと言えばそうなのかも知れないが、個人技で突破を図るにしてもセルの場合はそれだけになりがち。守備も相変わらずの疎かにしがちだし・・・。オフでの期待感が大きかっただけにちょっとガッカリ。前半で痛んで原口と交代し明確になったのは原口の方がいいだろって事かな。そこから2点を奪っている訳だしね。柏木に関しては、やっぱり現状でも1列下げてセントラルMFの方がいい。柏木のボールを集めるやり方のほうがゲームが動く。現状ポンテへと集中しがちな訳だが、ポンテを生かすのであればポンテは使われる立場の方がやり易いと思う。ただ、柏木を攻撃の4枚として起用した場合に柏木にボールを集めるのは得策じゃない。要するに攻撃の4人の誰かがボールを捌き攻撃を組み立てるのは攻撃に停滞感を生むだけなんだと思う。

また、守備に関しても現状得点したりやや相手に主導権が移るとDFラインが下がってしまう事が不安定さの要因だろう。もっと狭いゾーンでのゲームを動かそうとする戦術の中でDFラインのみが下がっては中盤にスペースを生み、より相手を自由にさせてしまう。試合全体を通してコンパクトにプレーを維持出きれば足が止まると言う事もなくなると思うのだけどね。ロングボールの放り込みの対策が肝だろうな。

長居にも行けなかったので、ダイジェストで・・・。
西へ北へとリーグ序盤から移動距離が集中しすぎだよ。これでは行けるアウェーを厳選するしかないんだよなぁ。


C大阪 2-3 浦和
Goal:#11田中、#17エジミウソンx2

2010年03月21日

J League Div.1 2010 MatchDay.03 MontedioYAMAGATA in NDsoft Stadium YAMAGATA

最終的に追いつかれて引き分けだった訳だけど、流れの中でゴールを奪えた事は良い方向での出来事だと思う。そんなに悲観するほどの物でもない。山形もホーム開幕戦で気合も入ってたしそれほど侮って受けられる相手じゃないしね。アウェーで勝ち点1の最低限の結果を残せたのは悪い事じゃないさ。

山形には行けなかったからダイジェストでね。


山形 1-1 浦和
Goal:#17エジミウソン

2010年03月14日

J League Div.1 2010 MatchDay.02 F.C.TOKYO in SaitamaStadiun2002

第2節まで去年と同じカード・・・日程君のバージョンアップを要求する!!(笑

で、宇賀神・・・よかったじゃん。決勝PK獲得はナイスな出来でしたよ。あそこで中へ切り込んで行くってのはよかった。

内容もよくなってきた。ただ、相手に退場者が出たゲームってのは全体的に難しいもので後半相手の方が明確な目的が出来た事で吹っ切れたプレーが出来たのは不幸だった。1-0で負けてる方が1人退場すると退場者を出したチームの方が勢いづくなんてのはよくある事。うちも幾度と無く10人で勝ってきた。ある程度押し込まれた時にどう対応するか。その辺がまだ煮詰まってない感じ。まぁ、本職のCBを欠いている状況ではありますからね。ただ、相手がポジションチェンジをする事でマーカーの受け渡しやゾーンでの対応の連携に少し手間取る。この辺は積もり積もれば致命的なミスとなるのでチームでじっくりと意思疎通と約束事を確認して頂きたい所ではあります。


浦和 1-0 FC東京
Goal:#10ポンテ(PK)

2010年03月06日

J League Div.1 2010 MatchDay.01 KASHIMA Antlers in Kashima Stadium

2010年シーズン開幕。

何故か、2年連続のカードでアウェーで馬鹿島と対戦。もう、馬鹿島との開幕も飽きたよな。開幕って言うと馬鹿島鴎の様な気がするのは僕だけでしょうか??

試合は、去年とは随分と違ったと思う。結果としてスコアは同じ2-0での敗戦だった訳だけど内容としては去年とは比べられない出来ではあった。ただいい感じで攻め込みはするもののあと一歩の所がどうしてもと言う感じ。後半なんか見てるとサイド攻撃を意識しているのは解るのだけど、クロスを上げてもペナルティエリア無いでエジが一人、尚且つファーサイドで構えてそこを目掛けてもエジにまで届く訳が無い。ニアサイドへ飛び込んで来る様な選手が居ればデコイにもなるしフィニッシャーにもなれる。選択肢が増える訳だ。どうにも中盤の攻撃的なポジションに居る選手がそう言う動きが少ない感じがした。セルヒオ辺りはもっと積極的に前線に顔を出していくもんだと思ったのだが、どうにも我を出しすぎる傾向があるようだ。守備も相変わらずだしね。

最終的なスコアが同じ事で去年と変わってないとか言う人やマスゴミがワンサカなんだけど明らかに変化はしてるよ。去年ほどチームに差を感じる事はなかったな。先制点次第では浦和が勝ってもおかしくないと感じた。やっぱ早すぎる時間に先制点を奪われたのが痛かったなぁ。


鹿島 2-0 浦和

あと、今年の新チャントです。動画撮ってきたからblogにも載せておく。

2009年12月05日

J League Div.1 2009 MatchDay.34 KASHIMA Antlers in SaitamaStadium2002

開幕の頃と比べればかなり差は縮まった。それでも勝てなかったのは、まだ超えなければいけない物があると言う事。

表彰式を雨に打たれながら見つめ、その後のセレモニーでは不貞腐れてそっぽを向く選手がいる。これが決定的な差なのかなと感じた。


浦和 0-1 鹿島

2009年11月21日

J League Div.1 2009 MatchDay.32 JubiloIWATA in SaitamaStadium2002

終了間際のエジの劇的ゴール!!

久しぶりにスタジアムが沸き上がった瞬間だった。


浦和 3-2 磐田
Goal:#17エジミウソンx3

2009年11月09日

J League Div.1 2009 MatchDay.31 F.C.TOKYO in AjinomotoStadium

内容はてんで駄目。状況にさほど変化は無かった。

しかし、それでも勝った。

この試合に関しては勝つ事への意思の発露が重要な要素だった。少なくともサポーターはそれで1つになっていたと思う。でも、選手はどうだったのかな・・・と。前半のあの状況だと前節と何も変わっちゃ居ない様にしか感じられなかった。


東京 0-1 浦和
Goal:#17エジミウソン

2009年10月25日

J League Div.1 2009 Matchday.30 OMIYA Ardija in SaitamaStadium2002

論外。

選手はこの1年何をしてきたのか?。戦術理解度が皆無に近い選手が周囲の足を引っ張っている。1年やっても理解出来ないのであれば理解できる選手を連れて来るしかないだろう。プロサッカー選手としての資質を疑う。しかし、実践しようとしている選手が居るのもまた事実でもある。見極めが重要だ。

それにしても、同じ様な状態はオジェックの頃から続いてる事だから3年って事か・・・。少しは脳みそを鍛えろ。


浦和 0-3 大宮

2009年10月21日

J League Div.1 2009 MatchDay.29 Albirex NIIGATA in TOHOKU DENRYOKU BIG SWAN Stadium

まだまだ、ミスや修正点は山の様にある。それでも直前の試合よりはしっかりと走ってサッカーが出来ていた。

試合開始早々に相手DFのバックパスのミスからエジミウソンがゴールを奪う。今回は失点ではなく得点を先に奪う事が出来た。この試合で目立ったのはエジミウソンがCFと言うよりはサイドから仕掛ける様な動きをしていた。右に左に出来るだけ張る感じでポジションを取っていた。これでエジミウソンの行動範囲が広がり上手くいっていたと思う。こう言うのを見るとエジミウソンを中央で使うのは合わないんじゃないかとも思う。

試合全体を見ていても守備を固めてはいる物の陣形をコンパクトに保つ感じで主導権を奪うやり方は今まで通り。結果的に無謀なリスクを背負う形になりやすかった今までの流れの中でも今回は守備が上手く効いていた。啓太が負傷退場して直輝が入った時はちょっと不安も過ぎったが阿部をワンボランチにし直輝を自由にさせた事で直輝に過度の負担を背負わせる事なく阿部も余計な事に気を使わずに済み安定した。初めて右SBに入った堀之内も状況的に守備能力を発揮する事が出来て上手く行った。幾度かの危険なシーンもありはした物の最初に奪った1点を守り切って試合終了。

社長はACL圏内を目標とか言ってるけどさ、それはそれとして残り5試合。残り5試合で何か少しでも希望を持てる様にみんなで頑張ろうぜ!!

 

って、文章がまとまらないな・・・。


新潟 0-1 浦和
Goal:#17エジミウソン

2009年10月03日

J League Div.1 2009 MatchDay.28 JEF United ICHIHARA/CHIBA in SaitamaStadium2002

開始早々にパスミスからボールを奪われあれよあれよと言う間に失点。直後にペナルティエリア手前で貰ったFKを阿部が素晴らしいキックでゴールへ叩き込み追いつく。浦和では初の阿部のFK弾だった。千葉に居た頃はキッカーとして活躍していた阿部だったが浦和ではFKからのセットプレーで非凡な才能を見せていてキッカーとしての役割は他者に譲る事が多かったが古巣相手のここに来て伝家の宝刀が抜かれた。素晴らしいFKだった。

その後は一進一退。後半に入って相手の脚が鈍ってきた所でエジミウソンの決勝ゴールが決まり、高橋峻希のJ初ゴールで突き放しゲームセット。

去年は、終盤に来て千葉に敗戦を喫した為に奴等をJ1に残留させてしまったけど今回はトドメを刺せた・・・かな?。1部死守とか去年と同じ事を繰り返しているようじゃ駄目なんだよ。その意味では浦和はもっともっと大きく変わらないといけないのだがね。 変わってる・・・か??


浦和 3-1 千葉
Goal:#22阿部(FK)、#17エジミウソン、#33高橋

2009年09月27日

J league Div.1 2009 MatchDay.27 YOKOHAMA F・Marinos in SaitamaStadium2002

相変わらずのセルフジャッジで決勝点を献上し敗戦。シンプルにゴールラインにボールを出してプレーを切ればいいだけの個所でマイボールにする事に気持ちが行き過ぎ周りも見えずにペナルティエリアの危険なエリアでボールを掻っ攫われた。失点シーンは全て気の緩み。付くべき相手に誰もつかずスペースが有っても埋めようとしない。これじゃ、駄目だよ。審判も酷かったとは思うけど、まずはやるべき事をやらないと・・・。

毎試合、毎試合で選手のプレーのクオリティに波があり過ぎる。


浦和 1-2 横浜
Goal:#17エジミウソン

2009年09月25日

J League Div.1 2009 MatchDay.26 KAWASAKI Frontale in Todoroki track and field sports place

いやいや、等々力じゃ負ける気がしないね。これで川崎F相手のリーグ戦での等々力無敗記録が5に伸びましたな。

この試合は、ホント上手く行った試合だった。陣形を90分間コンパクトに保ちきちんと攻守に機能していた。梅崎が今季初スタメンだったが完全にフィット。ドリブルとパスと彼自身のトップフォームを取り戻しつつある。梅崎にはこのまま自身のプレーを昇華して行ってもらい原口辺りに刺激をどんどん与えてやって欲しいと思う。

この試合守備が目立った事で何やら方針転換とか意味不明な報道も多いけど、ちゃんと見れば今季やろうとして来ていた物が上手くピッチで表現されて来ていた。コンパクトな陣形を保ち最終ラインを高めに設定し相手に主導権を渡さずゲームをコントロールする。カウンター一辺倒でDFの裏を狙うしか能の無い相手FW選手をチーム戦術で押さえ込みキープレーヤーをしっかり押さえ込む。 完成度はまだまだではあるけれど目標としている戦いの一端を垣間見る事の出来た事が出来たと思う。

それにしても川崎のラフプレーは相変わらずだな・・・。まったく、アレを無くせば良いチームになろうに。


川崎 0-2 浦和
Goal:#10ポンテ、#13啓太

 

 

 

啓太のゴールは最高だったな。オ~レオレオレオレ♪って歌うのも久しぶりだ。

2009年09月13日

J League Div.1 2009 MatchDay.25 Montedio YAMAGATA in SaitamaStadium2002

夏の西方遠征を追え9月の日本代表オランダ遠征の為の中断期間を挟んで帰ってきた埼玉。これからは昼のゲームへと移行してくるが今年は涼しくていい感じ。

相手の山形は初の埼玉スタジアム。何処のチームもそうなんだけど初めての埼玉スタジアムで赤いサポーターに囲まれて山形の選手は完全に雰囲気に飲まれていたね。これもまた経験って奴さ。初々しさを感じるよな。

幸先良くセルが開始早々に先制点を奪うも怪我の再発で前半のうちに交代。代わりに入った梅崎も少しづつ出場時間が増えてきて梅崎らしいプレーが増えてきた。この試合でもゴールこそ無いもののゴール前でボールに絡んだり、デコイで走ったりと地味ながらも攻撃に貢献。守備に関してもチーム全体のコンパクトな陣形を保つ為の上下動を繰り返す。原口とのポジションチェンジも多様し相手を翻弄。影のMVPは梅崎で間違いなかった。

守備も今までの試合が進むと徐々に間延びしだした悪循環もコンパクトに陣形を保つ意思が保たれよくなりつつある。失点のシーンは・・・やや、代表に行っていた選手のサボりが際立っていたけど・・・。

 

これで何とか連敗脱出と相成りましたが、状況が極端に変わったりして行くのでコレで万事安心と言う訳では無いもののようやく変化への糸口を見つけ出してきたかなとは思う。まだまだよ、まだまだ。


浦和 4-1 山形
Goal:#15セルヒオ、#10ポンテ、#3細貝、OWN GOAL

 

 

必殺目力!!(笑)

2009年08月19日

J League Div.1 2009 MatchDay.22 KASHIWA Reysol in SaitamaStadium2002

失点が多くなったのは点を取りに行こうと焦りすぎた結果だろう。前線の選手は得点を奪いに前掛りになり中盤から後ろが追いついてこれなかった。その意味では連携とバランスが悪いんだろう。夏の暑さもあったしフィジカル的な問題もあったと思う。

でも、それも含めて改革の過程の一部分なんだと思う。今は悩みに悩みぬく事が必要なのさ。安易に答えを求めても答えなんて出てこないさ。


浦和 1-4 柏
Goal:#4闘莉王

2009年08月08日

J League Div.1 2009 MatchDay.20 SHIMIZU S-Pulse in SaitamaStadium2002

顔を上げろ、前を向け!俺達はまだまだこんなもんじゃない。

直前の試合に比べれば内容は随分と良くなってた。でも、まだまだ苦しむ時期なんだろうと思う。守備にしても攻撃にしても一朝一夕で上手く行く物なら何処のチームも苦労はしないさ。ましてや、俺達は今までの物をぶち壊して新しい物を創り出そうしている最中だろ。そんなに簡単なもんじゃないよ。

 

久しぶりにスタジアムに響いたPride of URAWAのチャント。前半45分をぶっ通しだった。このまま後半45分もぶっ通して行っても良かったんじゃないかと思ったよ。そんな事したら試合後ぶっ倒れてたかもしれないけどな(笑)。自分も鍛え直さないといかんな・・・と、痛感した。


浦和 0-1 清水

2009年07月28日

J League Div.1 2009 MatchDay.19 NAGOYA Grampus in SaitamaStadium2002

いろいろ問題があるのは事実なんだ。

でも、今は浦和のサッカーを根本から作り直している過渡期でもあるんだ。

今までの浦和の根本には、オジェックの作り上げた強固な守備からのショートカウンターのサッカーが色濃く根付いている。02年にオフトが基礎から作り直してもその礎は変わらなかった。

僕らは、それが限界に来ている事を昨年悟ったはずだ。ギドが大々的にフィンケ起用に反対の声を上げても、僕らはフォルカー・フィンケの起用を切望した。浦和のサッカーを攻撃的で魅力あるモダンなサッカーへとスタイルを変貌させる為に。

今、選手達はもがき苦しみながら変化へ対応させようと頑張っている。今までやっていた物と違う事をしなければいけないのだから一朝一夕では完成など出来ない。今まで体に染み付いた物を全て捨て去り新しい物を吸収しようと踏ん張っている。

チームは、若手とベテランの選手の間での求めるべき事への摺り合わせが完全じゃない。若手は新しい物をどんどんと吸収しそれをピッチ上で表現しようと動きだしている。ベテランは古い物を壊しきれて居ない。そこにチームとして意識のズレが生じ、選手間の連携は失われバランスが崩れ崩壊する。この崩壊へのプロセスこそが重要なんじゃないかと思う。

何かを変えようとする時、そこには痛みや我慢が必要になる。

僕らは、今我慢し耐える時期なんだと思う。過渡期にはいくつ物壁にぶち当たり、それを破っていかなければいけない。 上っ面だけを見てブーブー言うのは簡単だ。でもさ、上っ面だけじゃなく本物になった姿を見たいとは思わないか?。見たいのであれば僕らは一時の悔しさで文句など言わず、しっかりと試合を見て精一杯のサポートをして行く。今はそれが大事な時期なんじゃないかと思う。

選手達も迷い苦しみながら挑戦をしているのだから。


浦和 0-3 名古屋

2009年07月25日

J League Div.1 2009 MatchDay.18 OITA Trinita in KyushuSekiyu DOME

敗因は気持ちでしょ。

選手もサポーターも連敗をしている相手に舐めていたって事ですよ。ピッチのせいでも暑さのせいでもないよね。相手の勝利に対する気持ちに負けたって事。

この悪い癖は浦和全体で抜けないよな。


大分 1-0 浦和

2009年07月14日

J League Div.1 2009 MatchDay.17 Sanfrecce HIROSHIMA in SaitamaStadium2002

広島の意思統一されたパスサッカーは、素晴らしいと言える。惜しむらくはスタミナに問題があると言う事だろうか・・・。

相手に翻弄され全くのいい所が無かった浦和。後半20分過ぎあたりから広島の足が止まりお互いがカウンターの打ち合いになった事で2得点を奪う事に成功できたのも高原とエジミウソンのおかげとしかいい様がない。システムの違いで終始相手に中盤を制圧され成す術もない状況はリーグ折り返しの現時点に於いてはガッカリとしか言い様がない。負けても文句は言うまいと決めたけど、それと同様にただの勝ちも欲しいとも僕個人は思ってない。その意味ではこの勝ちはどうしようもなくフラストレーションの溜まる勝ちだったな。せめて1度でも良いから広島相手に自分達の今年トライしているフットボールで報いて欲しかったな。


浦和 2-1 広島
Goal:#17エジミウソンx2

2009年07月08日

J League Div.1 2009 MatchDay.16 Montedio YAMAGATA in ND SOFT Stadium YAMAGATA

山形の人達に大歓迎で迎えられた遠征。さくらんぼは美味しいし、温泉も気持ちいい、牛もそばも美味い。その上、いつも各地で忌み嫌われる浦和サポーターをこんなに暖かく迎え入れてくれるとは試合を前に邪気を抜かれた気分(笑)。まっ、でもスタジアムの中に入ればそれはそれ、これはこれって事でね。

前半は目も当てられない展開。元気がいいのは最初だけ・・・と言うか今回はその元気も空回り。直輝が怪我で出られず暢久が出場停止。SBには永田と峻輝の18歳コンビがスタメン。 その前のMFは原口とセルではあったがこの二人がサイドへ開いてしまう傾向が強い上にSBの二人と連携が皆無。どうにも手詰まり。そんな前半29分に右サイドを崩され右に偏ったDF陣の裏にボールを放り込まれるとフリーで古橋にシュートを打たれ先制を許す。その後も波状攻撃を受け、凌ぐので精一杯。それにしてもうちのFWはポストプレーが出来ない。高原にしてもエジミウソンにしてもペナルティエリア前でDFを背負いゴールに背を向けた状態でボールを受けると意地でも反転して自分でシュートに行こうとする。まぁ、中盤の選手の押し上げが無いせいでもあるのだが、あそこで中盤の選手に落としミドルシュートを狙うのも手だと思うのだけどね。山形がそれをやっているのを見ると、何故うちは出来ないのかと悔しくもなる。そんな前半ロスタイムにペナルティエリア内で闘莉王が倒されPK獲得。判定その物は非常に微妙も取れる物だった。浦和としてはラッキーだった。そのPKをエジミウソンが決めて追いついた形で前半終了。

ため息の漏れるハーフタイムが終わり後半頭から左サイドに居た原口と永田を下げポンテと代志也を投入。右に居たセルと峻輝を左へとポジションを移し右サイドへポンテと代志也を配置する。ポンテの投入がチームを好転させるきっかけとなった。ポンテが中央寄りの場所でボールをキープしリズムを作る。前半スカスカだった中盤を創出する事でチーム全体が落ち着きパスにもリズムが生み出される。そして、後半3分ゴール前でごちゃごちゃっとした所で高原がボールをキープするとペナルティエリア内へと切り込みゴールの右側角度の無い所からゴールを奪い逆転に成功。高原らしいゴールでようやくストライカーとしての高原が覚醒してきた。ただこう言う状況の時にややDFが緩む事がここの所見受けられるのも浦和の特徴。攻撃に偏った事で守備面で隙ができ失点を喫する。都築の飛び出しも不用意だったとも思うがあの場面では致し方ない。DFの足も完全に止まってたし・・・。これは食らっちゃいけない失点だったと思う。失点の3分後に代志也からボールを受けた闘莉王のシュートを高原がコースを変え再度勝ち越しに成功。高原の集中力と反応の良さで見事なゴールでした。スタジアムで観てたら何が起きたか一瞬解らなかったんだけどね。

残り時間、堀之内を投入して守備を引き締めて山形の攻撃を凌いで試合終了。

山形に関してもいいゲームをやっていた。ほんの少しの運と決定力の差といったところか・・・、いやいや前半のままなら完全に負けていた試合。後半上手く立て直しに成功できた事が浦和に勝利を引き寄せただけのこと。山形も今やっているサッカーを完遂できれば勝利は奪える様になるはず。って、山形を擁護してもしかたないのだけどね。浦和は調子の波がまだ激しいかな。特に原口に関してのパフォーマンスの低下は見ていても激しすぎる。ここまで我武者羅に突っ走ってきたから少し休養が必要かもしれない。原口個人にも焦らずに冷静にプレーを見つめ直す時間が必要だろう。峻輝や永田等も徐々に試合に出場して結果を出したりして少し焦りを感じるしね。若手選手のメンタルな部分のマネジメントもフィンケには期待したい所だ。

とりあえず、この試合でポンテの完全復帰の目処もついてきたんじゃないかと。次は坪井も復帰できるだろうし少しは余裕が持てる様にはなるんじゃないかと。

でも、若手なくしてチームの変革が進まないと言うジレンマも現実問題として抱えているのだけどもね。

山形 2-3 浦和
Goal:#17エジミウソン(PK)、#19高原x2

 

 

にしてもこの歓迎振りは凄いね。俺も山形舞妓さんと一緒に写真とりたかったよー(笑)

2009年07月03日

J League Div.1 2009 MatchDay.15 Vissel KOBE in URAWA KOMABA Stadium

少し意識を変えるだけで随分と変わってくると言う事が明確に示された。闘莉王がロングフィードを減らすだけでこれほど状況は良くなるのかと。

まぁ、印象に残っていたのはこの辺でして、当日抽選から開場までの間の暑さにやられ内容的にはあんま覚えていなかったりします(笑)。試合時間頃には雲が少し出てきていたけどそれまではカンカン照りだったからね。この時期は見てる方ににも厳しいや。


浦和 2-0 神戸
Goal:#17エジミウソン、#19高原

2009年06月26日

J League Div.1 2009 MatchDay.14 YOKOHAMA F・Marinos in NISSAN Stadium

酷い有様だった事は言うまでもない。

ワールドカップ2010アジア予選の為に短いリーグ中断、とは言えナビスコカップがあり代表選手3人が抜けたチームは怪我人続出の中でも若手がチームの輝きをより一層強い物にしてきた。リーグ再開で日本代表選手がチームに戻り更なる飛躍になるはずだったが、目の前のピッチで展開されたのは昨年までの逆戻りに近いサッカーだった。

チーム内の有力な選手ほど現状のチームの目指すべきサッカーの理解度が薄い事が明確に解る。言われれてみれば単純にリーグ戦はこんな感じの試合が多かったなとは思う。特に目立つのは闘莉王のロングフィード。確かに闘莉王のロングパスは精度は高いと思う。でも、パスを繋いでリズムを作るべき時にこれをされるとリズムが崩される。それどころかチームの態勢が整ってない時点でやるものだからパスは簡単に奪われ一気に逆襲を食らい致命的な場面を作り出す。大体からしてCBが攻撃の起点になってどうするのかと。闘莉王の為のチームじゃない事を闘莉王は理解しなければいけない。その上で現状やろうとしているサッカーを理解していかなければいけない。

闘莉王、阿部以外のフィールドプレーヤーはナビスコの時と同じイメージで試合に入っていた。しかし、程なく展開されているサッカーがナビスコとは違う事を察知しプレースタイルを変えていく。高原はナビスコの調子が嘘の様に中盤に吸い込まれサイドへと流れていく。前の4人は同様な戸惑いを感じプレースタイルが変わっていった。特にサイドでの押し上げが弱かった。SBの選手の押し上げが無い為に前の4人は孤立。直輝の警告が多いのはこの辺の無理が祟っている野ではないかと思う。そして徐々に失われていった中盤。そこをフォローすべく投入する選手も機能不全を起こしどうにもならない。闘莉王は自分の居るべきポジションに戻らずにオフサイドのアピールに必死。最後の方は前線の選手が横並びとなりもうお手上げ。

誰も彼もが闘莉王にボールを預ける。そうしないといけないルールでも有るかの様に闘莉王にボールを渡し、闘莉王がロングフィードで駄目にする。上手く行く場合もあるが正直稀と言わざるを得ない。闘莉王1人を責める訳ではないが闘莉王が自分の役割を正しく理解するだけでも劇的に変わる予感はある。ナビスコでは急造の暢久がその役割を正しく担え劇的な効果を生み出したのだから、闘莉王がやればそれは計り知れない。CBが安定すればSBは上下のプレーがやり易くなり、CMFも連携がスムーズになり起点として攻撃陣への繋ぎが上手く行くようになる。浦和のキーポイントは良くも悪くも闘莉王の理解度とプレーの質に懸かっているのだ。

闘莉王の為のチームでは浦和は駄目なのだ。チームの為の闘莉王になれるかどうか・・・。


横浜FM 2-0 浦和

2009年05月25日

J League Div.1 2009 MatchDay.13 OMIYA Ardija in SaitamaStadium2002

さいたまダービー。今年は埼スタで開催してくれた大宮主催のダービーではあります。

直輝を累積警告の出場停止で欠き、20分で闘莉王は自ら交代。開始8分に暢久の不用意なブロックを軽々交わされると低めのクロスっぽいボールが坪井に当たり軌道が変わってボールがゴールに吸い込まれいきなり失点。闘莉王の代わりにアレックスが入り阿部がCBに下がると細貝が中央へとポジションを変更。その細貝が35分に相手ゴール前でクリアボールを拾ってそのままミドルシュートを叩き込み同点に追いつく。後半、お互いにチャンスを作るもゴールを割れずそのまま終了。

まぁ、いつまでたっても締まりの無いダービーだなぁって感じかな。


大宮 1-1 浦和
Goal:#3細貝

2009年05月17日

J league Div.1 2009 MatchDay.12 GambaOSAKA in SaitamaStadium2002

ある意味で今年積み重ねてきた物がどこまで出来上がってきているかを見定められる試合。前節の川崎戦同様にチームの成熟度を測る事が出来るであろう相手ではある。川崎戦では拙さを見せてしまったがG大阪相手に前節から修正を加えどのレベルで通用出来るか試金石の試合となる。

どちらのチームにも怪我人が多い。G大阪は攻撃の要の二川と左サイドの加持を欠く。浦和にしてもポンテを欠く。そんな状態ではあったが質の高い試合が展開された。お互いにショートパスを繋ぎリズムを作り相手を崩す。鹿島や川崎の様にカウンターで決定的なプレーを創出するのではなく、ボールを保持しポゼッションを高めパスでの緩急を使いリズムを生み出すのG大阪であり浦和の目指しているサッカーでもある。完成度で言えば一日の長はG大阪にある。が、そこに対して堂々と渡り合って行けた現状の浦和には正直驚かされたと言っても過言ではない。それどころかゲームの主導権を握っていたのは浦和だった。高いレベルで試合の攻防は繰り広げられていた。

スコアレスの試合で時として見られる非常にレベルの高い魅力的な試合。この試合はそんな試合だった。

気になる要素としては直輝の警告の多さ。この試合で警告を受け累積が4枚で次節の大宮戦は出場停止となった。リーグ1/3の段階で早くも4枚は多すぎる。ただ、それは直輝のプレーエリアが広いのと負担が大きいと言う事の裏返しでもある。直輝の負担を減らし無理なファウルを犯さずに済む状況を作り上げなければいけない。セル、君の事だよ。解ってるのかい?


浦和 0-0 G大阪

2009年05月10日

J League Div.1 2009 MatchDay.11 KAWASAKI Frontale in SaitamaStadium2002

暑い・・・暑すぎるよ!!!早く秋春制に移行しよう!(笑)

てな事は置いておいて、ロビーが練習中に怪我をして欠場。その穴に誰が入るのかと・・・セルヒオだった。試合中のセルヒオはいつも通りのセルヒオでボールの関係ない所でちんたらちんたらと守備に関わる訳でもなく時々顔を出す程度。それなのにサクッと足を釣って交代・・・ん~、一番動いてないはずなのに・・・。

西村主審のジャッジにも色々と文句はあるものの、展開がとてもルーズだった。ロビーの不在のせいなのかは解らないがパスを繋ごうにもギクシャクした感じがあって上手く繋がらない感じ。この暑さもあるんだろうけどそれはお互い様だしなぁ。相手がカウンターの得意なチームで前線を個人で打開出来る選手が揃っているチームなので攻守のバランスも取り難い感じがあったとも思う。 ただ言えるのは、まだ過去の亡霊に取り付かれていると言う現実。闘莉王がやたらと上がりっぱなしとなるのも昨年のサッカーだ。相手の決勝点は闘莉王の出遅れでテセに裏を取られてしまった。1点獲っても1点を守れなければCBは致命的だ。失点すると途端に落ち着きを無くすのもいつもの通り。誰かが落ち着かせる必要がある。坪井か啓太辺りが最終ライン近辺でボールを落ち着かせチームを整える必要がある。

まっ、要はまだまだ未熟と言う事だ。

出来は悪かったが完全な形を持っているチームと、新しい事にトライしながら形を作っているチームの差が出たと言う事かな。まだ、昨年の様なサッカーになってしまう内は駄目なんだろうなと思う。

とりあえず若手が居ない状況でも変化を感じたい。


浦和 2-3 川崎
Goal:#17エジミウソン、#4闘莉王

J League Div.1 2009 MatchDay.10 KASHIWA Reysol in NationalStadiumKASUMIGAOKA

雨の国立。今年はリーグ戦では唯一の国立開催となり国立に来る回数もガクッと減ったなと。国立でやってくれる柏はいいクラブだ(笑)。

試合は、原口が低迷。やや消えている場面が多く調子は良く無さそうだった。前半でセットプレーからエジミウソンが先制するが左サイドで細貝がボールを抑えられなかった隙でクロスを入れられ追いつかれると立て続けに逆転までを許してしまう。後半、原口を早々に下げ高原を投入。後半の始めのうちはエジミウソンとの2トップの様な形で前線に張ると高原も少しづついい感じになって来ていた。ただ原口のポジションで左サイド気味にでるとやや低い位置取りで守備と攻撃をこなす為にやや崩れてくる。原口もそうなのだがあのポジションで下がりすぎる時を多々見る事がある。高原にしても原口にしても、高めのポジションをキープ出来ないと活きて来ない。修正が大きく必要な箇所だと思うのだが、開幕の頃からあまり変化はないんだよなぁ。終盤に入り柏の動きが止まると波状攻撃から相手のOWNGOALを誘い、立て続けにエジミウソンのシュートを弾かれた所にセルヒオが体で押し込み逆転に成功。2試合続けて劇的な勝利で幕を閉じる。

リーグ初ゴールを挙げたセルヒオだけど・・・。まぁ、あの場面であの場所に詰めていた事は評価出来るが他の部分は相変わらずで何とも・・・。


柏 2-3 浦和
Goal:#17エジミウソン、OWN GOAL、#15セルヒオ

J League Div.1 2009 MatchDay.09 AlbirexNIIGATA in SaitamaStadium2002

好調の新潟との対戦。新潟の順位を裏つけるような強さを発揮してくれ白熱した試合展開になった。お互いに一進一退で0-0の展開ながらもお互いがお互いにストロングポイントを発揮しそれを押さえ込んで行く。

ただ、0-0の展開が焦れさせるのか原口や山田(直)がベンチへ下がると途端に昨年をベースにしたフットボールがチラホラと顔を覗かせる。パスを繋げ様と言う意識と途端に少なくなるパスコースで戸惑いペースダウンして行く。山田(直)が下がるとそれは顕著に現れる。やはり動き回る選手がもっと多く出て来ないとパスサッカーは成立しない。この若手が消えた時の浦和こそが今現状抱える大きな課題なんだろう。

試合は、新潟のマルシオ・リシャルデスが退場し、闘莉王のロスタイム弾で決着をつけた。


浦和 1-0 新潟
Goal:#4闘莉王

2009年04月30日

J League Div.1 2009 MatchDay.08 SHIMIZU S-Pulse in ECOPA Stadium

試合は、面白かった。

前半で闘莉王がPK内で相手を倒したとされてPKを与えてしまい先制された。目の前だったけど審判の見る位置によってはどっちとも取れる判定。まぁ、しょうがない。にしても、先制された途端に選手間が間延びしパスミスが増えるのは何なんだろう?まったく不思議。焦る時間帯でも無いし混乱する様な失点でもなかった。失点された後のイメージとリズムの作り方に問題があるのかな・・・と思う。ああ言う状況になったらしばらくはセントラルMFの二人を中心にパス回しをしてチームを落ち着かせた方がいいだろう。リスクを背負ってまで行く場面でも時間でもなかった。まぁ、ここの所1-0での試合が続いて失点なんてナビスコの広島戦以来だからそう言う課題があった事もやや忘れ気味だったかもしれないのだけどね。

にしても、この試合・・・最後の所でセルの曖昧なアリバイプレーによって壊された感が強い。2失点目の起点は間違いなくセルヒオ。相手2人に対してセル1人の局面で相手ボールだったのだけど、あの場面でセルヒオがろくな守備アクションも起こさず、簡単に前にボールを出させてしまった事が失点の根本の原因。あそこでセルヒオがファウルを覚悟してでも体をぶつけてボールに対して執着心を見せればゴール前の守備を整えるだけの準備が出来たはずなのだが、それをしなかったが為に一瞬先に出されたボールに浦和の守備陣は崩された。ファウルになればプレーを切る事が出来たのだから余計に酷い。まぁ、ファウルをすればいいって訳でも無いが、例え相手2人にパス交換されて同じ様なボールを出されたとしてもあそこで本気でセルヒオがボールに対してプレッシャーをかけて行けば瞬間的とは言え時間を生み出せたし、上手く行けばボールの出しどころも変わったかもしれない。様は結果論でしかないのだが、セルヒオの怠慢なプレーが失点を生み勝ちゲームを引き分けへと変えてしまった。致命的なミスと言っても過言ではない。

それと、原口と直輝が抜けるとやっぱりリズムが狂うね。まぁ、今回に関してはやや守備的な選手交代策だった様にも思うのだけど、中盤の構成力がガクッと落ちた。それだけ原口も直輝を動きまくってボールを受けて居たと言う事なんだろうけど・・・。原口と直輝が居ない状態で試合をしてみたらどうなるのかね?

こればかりは選手を見極めて使っていく監督の手腕に期待していくしかないだろうな。


清水 2-2 浦和
Goal:#10ポンテ、#34山田直

 

2009年04月24日

J League Div.1 2009 MatchDay.06 KYOTO SangaF.C. in SaitamaStadium2002

試合をコントロールする為の意図とプレーが上手くかみ合った試合でした。序盤から前の4人は積極的なポジションチェンジを繰り返しボールを受けに顔を出したりパスコースを作ったりとコンビネーションサッカーを少しづつ具現化出来てきた。そこに中盤の底で攻守にバランスを取る2人が絡みつつDF陣もラインを高く設定しコンパクトなフィールドでポゼッションをキープしゲームコントロール出来ていた。惜しむらくは追加点の奪えない状況と後半に落ちる運動量、そしてサブメンバーを含めてのゲームに出ていない選手の役割の不明瞭さがもたらす選手交代で急ブレーキのかかるチーム状況と言った所か。

特に高原に関してはパーソナルなメンタリティも含め彼の役割をもう少し明確にしめしてやる必要があるだろう。高原がピッチに立った途端に流れが淀むのは高原個人の問題もあるのだろうが彼の役割を明確に示す事出来ていないチームの現状も多いに影響している。チームはまだ発展のスタート地点を踏み出したに過ぎない状況を踏まえれば致し方ないが、昨年のどん底が酷かった為にポジティブ要素が必要以上に大きく取り扱われるがネガティブ要素も大きく課題として残っている事も事実ではある。高原が凄く目立つのは交代で途中出場する為なのだが、同じ問題を抱えている選手に田中達也が居る事も忘れてはいけない。達也も現状のチームである意味ネガティブな要素を背負っている選手の1人で達也の良さが明確に示されている試合が今季未だ無いと言っても過言ではない。達也が怪我で試合に出られなかった事で原口や直輝の方がよりチームに取って機能している選手である事が明確に見えた試合でもあった。高原と達也が自分の特徴と役割を上手く融合させてきた時、新たな高みへと上がれるはずだ。まだまだ時間はかかりそうだけれども・・・。


浦和 1-0 京都
Goal:#17エジミウソン

 

 

そう言えば、試合中に聞こえたいつもやや斜め後ろの方に陣取っている裸の大将の「暢久もやればできんじゃん」と言う一言。思わず吹きそうになりましたよ。

2009年04月16日

J League Div.1 2009 MatchDay.05 NAGOYA Grampus in TOYOTA Stadium

原口サイコー!!!

 


名古屋 0-1 浦和
Goal:#24 原口

2009年04月07日

J League Div.1 2009 MatchDay.04 OITA Trinita in SaitamaStadium2002

アレックスが復帰。90分やれた。まずは良かった。

アレックスが左のSBに入って左サイドの攻撃力があがる。大分の右に居た家長のポジション取りが中途半端な位置に居る為、常に高いポジションを取れた事もアレックスが活きた要因かと。その代わりに金崎の居た右サイドの暢久は守備専従となり3バック気味とも取れるディフェンスラインになった。ウェズレイや高松を怪我で欠く大分にだからこそ通用した展開とも言えなくも無い。今後、攻撃力が高く前に前に来る相手を対面した時にアレックスのSBで通用するのか・・・若干疑問符も残る。この試合もアレックスの後ろには広大なスペースが常に空いていた。家長がそこを突いて来なかった事が不思議でしょうがなかった。それを踏まえてもやっと浦和に本職の左サイドが戻ってきた事はよかった。

全体としては、もっと遅攻を使ってもいいと思う。このチームに限らず日本サッカーは致命的に遅攻が下手くそ。もっと後ろでパスを回していい。相手を揺さ振って相手を崩していけばもっともっと得点が奪えるはずなのだと思う。崩そうと言う所は見えるのだけど崩す前に焦れる様にアタックを始めている様に見える。遅攻が上手い鹿島やG大阪なんて言うクラブは上手く使いこし相手の守備を崩して来るけど浦和はまだそこにチャレンジするまでにはなっていないのかな。まぁ、何も後ろばかりで回せばいいと言う訳ではないのだけど。楔のパスなんかも少ない様に感じるし、もっとパスコースを作る為のアイデアが欲しい。

で、この試合はやっぱり山田直輝。これしかないでしょう。彼のプレーと言うか動き出し、ポジショニング、そしてフットボールに対するセンス。全てが素晴らしい。ナビスコカップでスタメン出場はしていたけれど広島と横浜にはボールの主導権を奪われていた為に影に隠れていた、いやそれでも輝きは発していた。この試合はボールポゼッションを奪えた展開になるとより輝きを増して来た。長谷部が抜けてからずぅーっと浦和の中盤に欠けていた物の別の可能性を山田直輝が示してくれている。

もう、山田直輝から目が離せない。


浦和 1-0 大分
Goal:OWN GOAL

2009年03月26日

J League Div.1 2009 MatchDay.03 Jubilo IWATA in ECOPA Stadium

3歩進んで2歩下がる・・・そんな感じ。

前節出来ていた事が繰り返し出来るほど熟成はしていないって事でしょう。失点シーンはスタジアムだと坪井へ突っかけたジウシーニョが後ろへこぼれたボールを掻っ攫ったのかと思ったけど暢久、啓太と3人のお見合いの結果だった事が判明・・・、ちょっと頂けない失点ではある。

それにしても高原と達也が一緒にピッチに居ると余り良い影響が見えない。達也とエジ、高原とエジであるとある程度の良い影響が攻撃面にもたらされるのだが高原と達也が一緒にピッチに居るとそれが途端に消える。まぁ、この試合に限ればやたらポジションチェンジをしようと動き回りすぎた事も要因には挙げられるのかもしれないけれど高原と達也のコンビにはあまりいい印象がないよな。前節のFC東京戦も達也が下がってからの方が高原は動きが良かったように思うし・・・。ん~、難しい所ではある。

あと、セルは何故にあんなに守備をしないのか・・・。去年、都築に怒鳴られた頃と何も変わってない。ボールを奪われるとちんたらと何の関係も無い場所でサボってる。試合後に今度は闘莉王にも小言を貰っていた様だが途中出場の選手があんなにサボっていてはどうにもならん。同点を演出してはいたがエジや高原だって走り回って守備をするってのに・・・話にならんよ。

決められそうな場面もあったかも知れんけど、そこで決められないのが現時点の力なんだろうなと。まだ過去のプレーに捕らわれている感も感じるので完全に払拭しきるまではこう言う波のある試合展開になるのだろうなと改めて感じた。


磐田 1-1 浦和
Goal:#17エジミウソン

2009年03月16日

J League Div.1 2009 MatchDay.02 FC TOKYO in SaitamaStadium2002

小雨降り続ける埼スタでのホーム開幕戦。

前節から高原→エジミウソン、平川→山田(暢)と入れ替わったメンバー。暢久は右に入り左へは細貝がスライドした。

試合は、前半早々にポンテがCKを低めにゴール前へと蹴り込むと阿部がボレーで合わせ今期初ゴールを奪う。前節4失点で新潟に敗退しているFC東京だが客観的に見れば創立から一貫して4バックを敷くと言う意味からすると成熟度ではFC東京が上・・・だと思われたが、状態はよくなかったようで、あながち前節の結果も妥当だったのだなと納得。それでも前半はゴール前のパス回しに翻弄させられゴール前に入れられた所を防ぎきれず結果はオウンゴールだったが即座に追いつかれてしまう所はまだまだ。どうも相手にボールを持たれた時にやや密集になりかけた際にボールへ意識が行き過ぎるのか振り回される事が多々ある様に見受けられた。完成へはまだまだと言う事でしょう。

後半に入るとボールを支配するシーンが多くなり攻撃が機能してきた。オフサイド気味に裏へ抜け出したエジミウソンへポンテのクロスが入ると逆転。その後は完全にゲームを支配。パスのリズムも前節より数段よくなっていた。でも、まだまだ足元へのパスと言うのが多い。足元ばかりではなくスペースを意識したパスワークを増やしていく事も必要。

そして今年の浦和を象徴するかの様なゴールが生まれる。3得点目となったゴール。坪井のオーバーラップから中央の山田直輝が受けるも更に右のポンテへ繋ぎゴールゲット。坪井のリスクを負いながらもチャンスと見るや全力で駆け上がるオーバーラップ。山田直輝も冷静に周りを把握しポンテへ繋げる。ポンテは受けると即座に振りぬく。まだ、90分の試合で1度だけかもしれないが少しづつでもこう言う流れのプレーが増えてくればどんどんチームはよくなっていくはず。ホントに今年の浦和は楽しみが尽きる事がない。

さぁ、次は何を見せてくれるのかな。


浦和 3-1 FC東京
Goal:#22阿部、#17エジミウソン、#10ポンテ

2009年03月08日

J League Div.1 2009 MatchDay.01 KASHIMA Antlers in Kashima Soccer Stadium

新生浦和レッズのお披露目。

今の段階では、完成度の差を如実に見せ付けられた試合。ポジション取りからプレスの掛け方、動き出しに始まり全ての面で劣っていたと思う。まぁ、それも仕方の無い事。完全に0ベースにして今までと全く違う事へチャレンジしているのだから。15年スタイルを変えずに戦ってきた相手と比べれば初挑戦に近い浦和に戸惑いや混乱が生じ幼く見えるのは仕方ない事。オフの中のトレーニングマッチをこなしこれからは実戦の中で完成度を高めて行くしかない。

それを踏まえつつも試合を振り返ると、やはり前後半に同じ形で失点を繰り返すのは問題なんだろうな。自分達の攻撃からカウンターを受ける時の守備への切り替えの遅さが目立った。特に相手の前線に足の速い選手が居ると致命的とも言える形で前半にやられていながら後半にも同じ形でやられたのは選手達の意識の薄さが原因と言わざるを得ない。フィンケも怒る訳です。攻撃に関しても前線の4人が流動的に動きつつとは言いながらも連携とは言い難く前線4人に対して中盤からの押し上げが薄いとショートパスの効果も薄くなり個の勝負に頼る事になる。達也がボールを受ける形が多くなり達也が個で突っかけ潰されると言う悪循環へと陥る。この試合で言えば2トップの高原がシュート0に終わった事が前線の停滞の象徴的だった。正直言えば達也がもう少し周りを見てプレー出来れば結果も変わったかなと。ただ、逆に高原自身のポジショニングや動きの質の問題もあった事も事実だと思う。守備的MFの二人についても役割分担が不明瞭で精細を欠いていた。

とは言っても、前提通り言えばこれも過程の一つでしかない。こう言う試合を繰り返す事でしかチーム戦術の熟成や完成度は高まっていかないので時間がかかるかもしれないが見守って行くしかない。まずはやり抜く事が今は大事と言う事です。


鹿島 2-0 浦和 

2008年12月09日

J League Div.1 2008 MatchDay.34 YOKOHAMA F・Marinos in SaitamaStadium2002

3-0で勝ってよかった!・・・と、現実逃避で2時間ばかり記憶喪失してました。

現実はと言えば、「今年の汚れ今年のうちに」と年末の大掃除のキャッチフレーズがよく似合う試合展開でした。現地で見てもTVで見ても横浜FMの最低限の約束事の徹底された各選手の動きに振り回される浦和の選手と言った様相。今年の浦和の悪い所を全て出し切った今年の集大成でした。これにてシーズン終了。

そして岡野と内舘、いやそれだけじゃない浦和をレンタルでも完全でも離れる選手達に一言送りたい。

「ありがとう、またスタジアムで会おう」


浦和 1-6 横浜
Goal:#3細貝

 

いろいろ文句も沢山あるけど、各人がそれぞれの立場で責任を果たそうとしている今をきちんと捉えて行くべきでしょう。試合後に早速本格的に09年シーズンに向けて始動したフロント。今度はそれを見届けて行く事がサポーターの責任となる。何があっても耐え、選手やフロント、サポーターが共にそれぞれの責任を果たす。セレモニーで選手達にぶつけた「We are REDS」コールはその意思表示だと確信している。簡単に辞めろだなんて批判は叫ばない。皆で共に次へと進んで行くんだ。

2008年11月29日

J League Div.1 2008 MatchDay.33 GambaOSAKA in Expo'70CommemorativeStadium

負け。翌日の名古屋の結果次第で3位以内も届かない事になりそう。

「最終的に負けたという結果は当然、良くない。清水戦と同じような試合になってしまった。いろんな問題があり、サッカーになかなか集中しにくい状態だったが、ゲーム自体はいいゲームだったと思う。前半はフィフティ、フィフティでお互いに決定機もあった。前半、相手が一人少ない中で0-0で終わり、後半は勝ちにいった。予想とおり、相手は10人になり、下がり目にポジションをとってきたが、それでもプレッシャーはかけられた。10人対10人になってからも内容は変わっていなかったと思う。一人減っても攻めたし、ただ内容的には前節と同じで、ゴール前のクオリティとか、決める選手がなかなかいなかった。その結果1-0で終わってしまった、ただ内容的には全然大丈夫だと思います」
ゲルト・エンゲルス

 「内容的には全然大丈夫」って・・・。

現地には行っていませんが、いつもの様な事のようです。進歩の無ければ次へ繋がる物もなし。負けても何らかの次に繋げる物がありそうなもんだけど・・・ありすぎてどうにもならんってのが現状なんだろうな。


G大阪 1-0 浦和 

2008年11月24日

J League Div.1 2008 MatchDay.32 SHIMIZU S-Pulse in SaitamaStadium2002

ミスキャストで溢れたピッチ。

スタメンを見た限りでは3-5-2へ布陣を戻し、現実問題として「勝ち」を獲りに行くのであればあながち間違った選択肢ではなかった。だがピッチ上に展開された布陣は札幌戦以降展開されていた4-2-3-1と呼ぶにもおこがましくミスキャストだらけの布陣だった。1つ目のミスキャストは1トップに置かれた達也。達也がDFを背負い込んで最前線でボールキープする様なプレーヤーでない事は明らか。にも関わらず1トップでDFの裏を取る動きをしたり左右にボールを追う動きは左右のウイングを担った相馬、セルがよりサイドへと開かざる得なくなってしまいサイドでの活性化は消失。ここに来てエジミウソンや高原を起用しない意味がまずもってして理解不能。2つ目のミスキャストは右サイドバックに位置した細貝。突然に言い渡されたこの起用は右サイドの停滞を生み攻撃だけではなく守備に於いても混乱の淵へと落とし込んだ。はっきり言えば平川を左サイドバックに起用し左サイドでの守備を補わせるのであれば右サイドは暢久を起用するのが順当であったはずなのだが。それでなくても細貝の前に位置するウイングのポジションには守備を疎かにしがちのセルが居るのであれば尚の事本職たる暢久がファーストチョイスのはずだ。 3つ目のミスキャスト、これは決定的なミスキャストとなったセントラルMFの闘莉王。運動量も無ければポジショニングも中途半端、ボールを捌く訳でもなくただ回りを怒鳴りつけてるだけでしかなかった。この布陣におけると言うか現代サッカーに於いて最も要となるポジションで、これは致命的でしかなく組織における欠陥でしかなかった。相手のキープレーヤーであった枝村を自由にさせたのはこの闘莉王の運動量の少なさ故に生まれたスペースがあったからに他ならず先制点を奪われる原因でもあったであろう。さすがにこれだけのミスキャストが溢れかえっていたのではどうにもなるまい。選手達は上手くこなそうとする事で手一杯となってしまった。一番のミスキャストが監督である事は間違い様の無い事実ではあるのだけれども・・・。

後半はポジションを修正するもピッチ上ではもうむやみやたらと前に行こうとしシステムや組織なんて物はそこに存在しなくなり、良く言えば「がむしゃら」悪く言えば「好き勝手」なサッカーが展開される。先制した清水が後半慎重に入ってきた事で押し込んで行き、相手ゴール前をボールが右往左往、行ったり来たりした後にゴールを奪うもシステムも組織も無いまま全員が前に前にと視野狭窄に陥り、結果失点をしてしまう事が本当にしょうがない事なのかと言う疑問を感じざる得ない。リードを許すとどうにもならなくなり試合終了を迎える事となった。

 

 

内容を振り返れば、なんと言うか何とも言えない感じだったのかな。個人的には、今年はもう順位とかどうでもよくなって吹っ切った感もあり、ある意味では楽しめた試合ではありました。内容やなんかに満足なんてしてないけど満足できる試合の方が少ないだろうしね。クラブは色々ごちゃごちゃしてはいるけどさ、08シーズンも残り2試合しかないし何もかも忘れてフットボールを楽しもうよ。


浦和 1-2 清水
Goal:#4 闘莉王

2008年11月08日

J League Div.1 2008 MatchDay.31 ConsadoleSAPPORO in SAPPORO DOME

TV観戦ではありましたが、また非常に評価の難しい試合でした。

失点は完全に守備陣の裏をダヴィにすっぱ抜かれての失点。2トップに対し4バックでは守備にもう少し工夫が必要でしょ。得点のシーンは達也はよくそこに居たなってのとエジミウソンの得点感覚がよかった。攻撃の枚数が増えた事でやや攻撃の厚みとパスの連携が出て来た様にも思えるが失点直後にどたばたしたり逆転したあとチーム全体の意識がはっきりしない状態は何とも言えない感じ。

もやもやしたフィルター越しに見てしまうのか何なのかよく解らないけど、勝ったけどスッキリしないと言うのは確かかな。

鹿島と大分の試合が明日だけど・・・名古屋と川崎が負けて勝ち点53で鹿島と並んで暫定2位か・・・G大阪も負けたし。ん~・・・。


札幌 1-2 浦和
Goal:#11達也、#17エジミウソン

2008年10月29日

J League Div.1 2008 MatchDay.30 AlbirexNIIGATA in TOHOKU DENRYOKU BIG SWAN Stadium

勝った事は結果としては良かった。

結論としては前半で得点を奪えない新潟の調子の悪さに救われた感がいっぱい。前半だけ見ていれば新潟が得点出来ない事が不思議に思える。それだけ新潟の攻撃は良かった。後半に入るとその勢いはなりを潜めてしまったのは敗因か・・・、浦和の後半の修正が上手く行ったのかもしれないけれど。にしても、この浦和の修正が選手主体だった事はなんとも言えない状態。

今回も監督の不手際ばかりが目につく試合。暢久を左で使う事の駄目さ加減はとっくにわかっている事であり左の適正で言えば平川の方が良いのは誰の目にも明らかなのに左で起用する。ハーフタイムに暢久からの提案で平川とポジションを変える。闘莉王や阿部、細貝も選手間の話し合いで守備の修正をする。選手に言われないと何も出来ない監督なんて必要ない。

あの横断幕を見てフロントは未だに公式なコメントを発する事もない。目標を下方修正し天皇杯でタイトルを獲ったりACL出場権を獲ったらそのまま居座ろうとする気満々。選手はお前らの為に頑張ってるんじゃないんだぜ。シーズン中に何かを決める事の影響も判るが今フロントがすべき事は来期に向けての意思表示じゃないの?もう、待った無しなんだよ。


新潟 0-1 浦和
Goal:#3細貝

2008年10月21日

J League Div.1 2008 MatchDay.29 Vissel KOBE in SaitamaStadium2002

もう、何も無かったと思いたい。試合終了のホイッスルと共に頭の中が真っ白だった。

選手達の戸惑いと混乱が蔓延し戦いたくても戦えない状況。一番苦しいのは選手達なんだろうなと思う。今のあの選手達を僕は非難する気にはなれない。やれる範囲の中でやろうとしていたし、やれない事への苛立ちは痛いほど伝わってきた。

こんなはずじゃない。

そんな気持ちだけが充満したスタジアムで僕には彼等に投げかける言葉は持ち合わせていなかった。


浦和 0-1 神戸 

2008年10月06日

J League Div.1 2008 MatchDay.28 JEF United ICHIHARA CHIBA in Fukuda Denshi Arena

まず、試合の事を。

キックオフの前から展開が不利に傾く事はある程度解かっていた。特にサイド勝負を挑もうと思えば相手の術中に嵌る事は自明の理。戦術論だけで語れる物でもないが3-5-2の浦和が4-2-3-1の千葉にサイドで優位を築き上げる事は難しい。それでもサイド勝負に挑んでいくのであれば相手を上回るアイデアと工夫が必要。特に旧態然とした戦術を基礎に持っている浦和であれば当然の事。だがそこに対する明確な工夫は見られなかった。DFがフォローする程度の事でしかなかったと思われる。平川や相馬が攻め上がるとその裏を深井と谷澤に良い様に使われる。DFは中央の巻とミシェウへの警戒でフォローどころではない。お話にならない1失点目も谷澤に簡単にサイドを抜かれ自由を得た深井に中央への進出を許しいとも簡単にゴールを奪われる。試合は全体を通してその展開を強いられる。その状況でもサイドの平川や相馬も攻めあがりと裏のスペースのカバーを繰り返しをする。それは非常に体力を奪う事。前半の早い時間から闘莉王の攻撃参加で何とか追いついた物のピッチ上は終始千葉に制圧されている為にボールを奪ってもDFラインでパスの出し先を探してボール回しをする。それでもその状態から千葉に対し圧力をかけて行く事も出来るのだが我慢をする事の出来ない今の浦和は自分達で勝手に苛付いてロングボールを放り込んで無駄にボールを奪われると言う始末でボールを保持している優位を活かせない。後半はもう千葉の勢いそのままにやられ放題で受け手に回らざるを得ず打開の手は無く、3失点での敗戦と言う結末を迎える。

相性が悪い相手である事は間違いないのだが、自分達の評価を過剰にしている為に何のアイデアも工夫もせずに試合に臨み自分達の自信を削り取る様な試合を繰り返す事しか出来ない現状は過去を振り返っても見た事もない様な状況。と言うか、驕り高ぶった自信なんて物は虚像でしかなかった事にようやく気がつき始めているのか。そこに気がついた時、現実として対面する事となってしまったミスキャストと言う監督の存在。

この試合に関しても後半開始時に選手を代えると言う流れは基本的にスターティングイレブンの選択ミスを自ら認めている様な物。永井の投入が正しかったのかと言えば概ね失敗。ここ数戦途中出場ながらもファーストチョイスとしてベンチに入っている永井も中途半端な状況で何の成果も見せる事が出来ない・・・と言うかやる気を感じられない。久しぶりに梅崎を出場させるも攻撃に混乱を加えただけ。時計が45分に近づきだした所で勝っているチームの取る様な時間稼ぎに近いセル投入。全ての交代に明確な意図も無く変化を期待したと言うか願望を託したギャンブルの様な交代劇。もう選手だけの力でどうにかなる状況じゃなくなってしまった。もう現実問題として現監督でシーズンを棒に振り始めている。今のままで行けば来年のACL出場権順位の3位維持も難しい状況が目の前にある。

頭を深く下げる平川、坪井、セル、阿部、エジミウソン。放心状態のフラフラの闘莉王。納得できないそぶりの山田、永井、ポンテ、梅崎。ふてくされる様な都築。確実に彼らの気持ちが彼らの居ない所での影響で揺らいでいる。試合後の選手のコメントはオジェックの最後と同じになりつつある。あの時選手が踊れないと言ってオジェックを解任した藤口は今を見て選手が踊れている様に見えるだろうか。あの時踊れない時期を通る事がシーズンを通して重要な事じゃなかったのかと今になって痛感する。踊れないなら踊れる様に努力する事をせずに好き勝手に踊れる様にした事の結果がこの状況。

選手達はアウェーの鹿島戦以降、結果の伴わない試合も多いが気持ちを持ってプレーして来た。同じ気持ちでフロントや監督が居るのかと。試合終了後に一目散にロッカールームに逃げていくゲルト・エンゲルスにそんな気持ちは感じられない。もう、自分の取るべき道は判ってるんだろ?。

もう、阿部にあんなに長い時間頭を下げさせるなんて我慢出来ない。


千葉 3-2 浦和
Goal:#4闘莉王、#17エジミウソン

2008年10月04日

J League Div.1 2008 MatchDay.26 KYOTO SangaF.C. in URAWA Komaba Stadium

1点目の失点シーンは、まるでナビスコの時の失点を見ているかの様な状況。これは話にならない失点だったよ。でも、直後に立て続けにエジと高原で得点して前半のうちに逆転した事はよかった。2失点目はもう京都を褒めるしかないでしょ。ゴール前であれほどにパスを繋げられてDFを振り回されたらどうにもならないよ。京都の攻撃陣のイメージの共有と連動が生み出したプレーだった。

にしても勝ちが欲しい試合だったと思うけど、 負けない事も大事だったんじゃないかとも思う訳で、この過密の連戦の中で力を注ぎ込むべき優先順位があってこの試合に関して言えばリスクを冒してまで臨む試合だったかと言うとそうではなく、現状でみればやはり連戦最後のACLの試合が捨て身で勝利を掴みに行くべき試合に設定されて居る様な気がする。ただそう言う思惑を持ってして最後の最後でタイトルを逃したのが昨年のシーズンだった事も間違いない。その意味で選手達の戦いぶりは引き分け狙いの試合展開だった様には思えなかったし最低限の結果を持って首位との勝ち点差を1試合以内で踏ん張っている現状はなんとか踏みとどまっている。罵声を浴びせる様な試合では無いと思うのだけどね。試合後の東側の罵声は酷かったよ。

 あと、駒場はもう駄目なのかも知れないな。ピッチコンディションも相当悪い。都築も幾度かキックミスをしてたし。これはどうも駒場の抱える根本的に抱える老朽化の問題の様で一朝一夕に改善出来る様な事じゃないみたいである。さいたま市は改修も検討している様だが12億と言う改修費用がネックになっている模様。浦和の試合開催も減っているしな。 駒場の試合がなくなる日もそう遠くないのかもしれない。


浦和 2-2 京都
Goal:#17エジミウソン、#7高原

2008年09月30日

J League Div.1 2008 MatchDay.27 NAGOYA Grampus in Mizuho park track and field sports place

今年3回対戦してけちょんけちょんにやられている名古屋と暫定順位ながら首位攻防戦。

スタメンは水曜の大宮戦、ACL準々決勝の時とほぼ同じ。暢久に代わって啓太が戻った。試合は立ち上がりは名古屋に奪われる物の次第にペースを掴む。サイド攻撃が主体の名古屋に対してサイドをしっかりケアする事で相手からペースを奪い取り逆に攻勢を仕掛けて行く。先制は浦和。前半40分に高原のドリブルから左サイドの相馬へとボールが渡り、やや低めのクロスをエジミウソンが頭で決めた。この日のエジミウソンは守備に攻撃にと精力的に動き回りポンテ、高原との連携にも切れが出てきた。

後半に入るとストイコビッチ監督も修正してきて立ち上がりからサイドに数的有利な状況を作り出す。前半はそれでも優位を築けたのだが名古屋のサイド攻撃が一層強まり、サイドに開くと必ず一人がフォローに入り守備ラインからもフォローアップされる様になる。浦和のサイドが1枚である中、DF陣、セントラルMFからのサイドへのフォローが不可欠であり前半は上手く機能していたが後半立ち上がりルーズになりそこを突かれ、小川の早めのクロスから巻に決められる。これは闘莉王と競り合う中で決めた巻を褒めるしかない。終盤に盛り返し攻撃を仕掛けるもゴールは奪えず1-1のドローで試合終了。

にしても、この試合も監督の力量の底の浅さを感じざる得なかった。永井の投入・・・と言うか高原を下げる必要性を感じなかった。復帰したばかりの啓太を下げ暢久を入れる方が守備的にも攻撃的にもよかったんじゃないかと。永井にいろいろ制限をかけて投入してもあまりいい事はない。阿部と闘利王の怪我と疲労も気にかかる。必ずしも選手交代をする必要は無いと思うが毎度毎度FWばかりの交代劇を見せられてもどうしようもないんじゃないだろ。何を考えているのか・・・。

試合後の挨拶の時にロビーが胸のエンブレムを掴みながら掲げた拳。
選手達と共に戦い続けるのみ。


名古屋 1-1 浦和
Goal:#17エジミウソン

2008年09月22日

J League Div.1 2008 MatchDay.25 OMIYA Ardija in Nack5 Stadium OMIYA

咳の酷い一週間を耐えしのぎ「さぁ、行くぞ!」と思ってたけど風邪がよくなるどころか酷くなる一方なのと雨なのとで仲間にチケットを譲って家で養生してました。水曜も次の日曜も大一番が続くから無理は禁物。

堀之内を使わないと言う謎の采配は置いといて、久しぶりに大宮に勝った事はリーグを睨めばよかった。

にしても、阿部と闘利王の疲労の蓄積は浦和のアキレス腱だろうな・・・。達也は怪我で離脱しても代わりは居るがこの二人に関して代わりが居ないってのはきっついな。どちらかはこの試合休ませたかったよな。ホントになんで水曜に休みのある堀之内を使わないのか不満だ。


大宮 0-1 浦和
Goal:#7高原

2008年09月17日

J League Div.1 2008 MatchDay.24 OITA Trinita in SaitamaStadium2002

残暑厳しい9月のデイゲーム。何だかんだ毎年この時期必ずある暑さとの戦い。 

ピッチ上の構成はお互い3-5-2のがっぷりよつ。基本的な戦いも堅牢な守備からと言う鏡を見ているかのような相手。3-5-2同士の戦いと言えば、近い所でジュビロ磐田との試合があったがあの時の様なお互いの緩さは無くがっぷり組み合った試合。これは完全に相手の思惑にはめられた感の強い試合で相手の思惑通りの結果だった。これが監督の力量の差って奴なんだろうな。よもやホームスタジアムで相手にいい様にやられ守備的な戦いを始めるとは思わなかったよ。

やっぱさ、折角の中断期間に急遽3連休とか非公開練習に切り替えたと思ったらソフトボールやBBQやってるんじゃ危機感もクソも有ったもんじゃないよな。その間に相手はナビスコカップの準決勝を名古屋に競り勝って決勝進出を決めたチームだぜ。余りにも準備不足も甚だしいよな。あと、FW以外に代える選手は居ないのかと・・・。連戦で選手の疲労を気にする位なら代表でも試合をする阿部とか闘莉王とか代えればいいのに。選手が居ない訳じゃないだろう。


浦和 0-0 大分 

2008年08月28日

J League Div.1 2008 MatchDay.23 TOKYO Verdy in NationalStadium Kasumigaoka

全ては迷監督様の采配がチームを混乱へと導きました。

「たまにはこんな事もあるさ」と言うのは采配が冴え渡る監督に対しての言葉であり、就任からとち狂った采配を繰り返し続けて来た監督に対しては「またか・・・」と言うため息も混じった言葉しか思い浮かばない。後半頭にスタメンFW2人を揃って代えた時に少し結果が見えた。引き分けは選手の踏ん張りが大きい事には間違いない。

選手はやろうとしているのに監督が邪魔をする。戦術も戦略もないならベンチに座ってるだけでいいのにでしゃばってくる。根本原因はやっぱりゲルト・エンゲルス、その人である事は疑いようも無い現実。ホントにこのまま来年も指揮を執らせるつもりなのか?

これでは、まるで朴・智星を失った時の京都の様だ・・・。


東京V 1-1 浦和 

2008年08月25日

J League Div.1 2008 MatchDay.22 JubiloIWATA in SaitamaStadium2002

闘莉王を代表合宿中の怪我で欠き、永井が累積警告で出場停止。怪我から復帰2戦目でポンテをスタメンに阿部をCBへ下げ細貝をセントラルMFへ起用し乗り切る戦い。しかし、阿部が下がる事でDFラインでの微妙はズレが生まれる。やはり阿部は相手に着く守備を得意としており堀之内や坪井の役割と被ってしまいマークの受け渡しやフォローすべきポイントだったり体を当てに行かなければ行けない場面など不安定な部分が時折顔を除かせる。やはり阿部はもう1列前に居させた方がいい。

試合は、前半押し込まれ左サイドから崩されるとカレン・ロバートにゴールを献上するも達也のミドルシュートから川口がボールをこぼすとそこにロビーがつめ同点。06年最終節の様な同点ゴールで前半を終えると後半は立ち上がりから積極的に攻撃を仕掛け後ろから駆け上がってきた平川にペナルティエリア手前でボールキープしていた細貝からボールが渡り右サイドを突き破って逆転に成功。その後は一気に守勢に代わり、達也から暢久を入れると高原だけを前に残す様な形へと代わり、怪我で啓太が下がると堤を居れさらに守備固め。そして試合時間残り僅かでエジミウソン投入。最初は高原を下げての予定だったがポンテの足はつっていて交代を要求。にも関わらず最初は7番が提示されドタバタ。ここの所のベンチは仕事をしていない事を如実に表し、この場面で攻撃的な選手の投入と言うのも疑問。攻撃的な選手を入れるならばもっと早い時間帯の方がいいはずなのだが・・・。だが、このエジミウソンの投入は高原との連携が機能。左サイドからのクロスをエジミウソンがそらすと後ろに居た高原がゴールを狙う。これは残念ながらフィニッシュには至らないもののロスタイムカウンターで抜け出したエジミウソンが前方を走る高原へスルーパスを通すと高原の切り替えしで相手DFを交わし終了ギリギリの所でゴールを奪う。 高原の得意な形でのゴールが決まり試合終了。

この試合に関して言えば、若干の不安要素を抱えながらも勝ちきった事に関しては評価は出来るんじゃないかと。ただ、やはり闘莉王のが抜けると不安定になる守備に関してはチームの状態として良いとは言えない。他に選手が居ないのかと・・・近藤はどうしているのか・・・。それでなくても闘莉王の太ももの怪我は左右とも癖になっているしこの状況は常にありえる。やはり夏の補強の失敗は大きいな。


浦和 3-1 磐田
Goal:#10ポンテ、#14平川、#7高原

 

 

個人的には、この男のゴールが最高に嬉しかった。ヒラーカワ!ラ・ラ・ラ!!

2008年08月18日

J League Div.1 2008 MatchDay.21 FC TOKYO in AjinomotoStadium

蒸し暑いスタンド、雨が降るかもの予報も当てが外れ湿気だけがじめじめと立ち込める中での試合。

前節とは違い立ち上がりから3-4-3のフォーメイションで坪井がカポレに堀之内が平山について相手FWを押さえ込む。相手右サイドをケアする事を意識しすぎた指揮官は永井を左サイドへ張らせ守備ばかりを意識した戦いをする。前節の様に平川を下がり目の位置に配し変則4バックなんて呼ばれる4-4-2でスタートを切った方が良かったんじゃないかと。事実、後半相馬を高い位置に置くために今度は永井を右に張らせ4-4-2とした所で攻撃は上手く動き始めた。前半2度バーに弾かれる様なチャンスもあったけど基本的にシュートへ持ち込める機会は少なかった。永井のポジションを安定させる事が出来ない事が監督の中で明確な戦い方へのビジョンを持ち合わせていない事の表れなのだろう。そんな中でも選手達が自ら動いてなんとかしている現状にやや不安感は拭えない。気持ちだけでの勝負で勝ち続ける事は無理。闘莉王は「浦和らしい試合」と言うが相手の定まらないサッカーに助けられた上での浦和らしさは綱渡りの現状を明確に示している。であるならば少なからず新しい事へのチャレンジを続ける事が重要じゃないのかと。変則4バックと言うか、概ね3ラインの4-4-2を続けて動きの連動とパスの繋がり、ビジョンの共有を目指さないと新たなステージに立つ事は出来ない。

ただ、ようやく勝利を掴んだ事を喜んでおこうとは思う。まだまだちぐはぐではあるけれども選手達がやり抜いた事はいい方向へと進んでいると思う。あと、フィジカルの強化をしていかないとな。倒れこむほど走り抜いたとも言えるけれど、フィジカル不足は変わらないかと。あんな消耗戦してたら怪我人が続出しそうで怖い。フィジカル強化は最重要項目である事は間違いないだろう。


F東京 0-1 浦和
Goal:#16相馬

2008年08月09日

J League Div.1 2008 MatchDay.20 KASHIWA Reysol in SaitamaStadium2002

国立で屈辱の敗戦を喫した柏との試合。同じ相手に2度は負けられない。

試合は、立ち上がりからいつもと違う様相を見せる。平川のポジションを低くし永井を右サイドに張らせる事で変則的な4バックを形成。中盤も概ね4人が横並びの形で3ラインの4-4-2の形。この組み合わせで試合する事が不慣れなのか、それとも守備を意識しすぎているのか永井のポジションは異常に低くセントラルMFの啓太、阿部と並んでしまい反対サイドの相馬もなかなか上がる事が出来ずに前二人との距離は間延び気味。エジミウソンも高原もボールを受ける事も出来ず、中盤を押し込まれ一瞬の隙をついたミドルシュートで先制を許す。また、永井のポジションが安定しない事で平川の進路を塞いでしまいサイドで蓋をしてしまう事が多かった。それでも前半の終わり際には平川の縦への突破から阿部にクロスが入り同点に追いつく。平川の縦への突破の意識は戻りつつある事は明らかでらしいプレーだったし阿部のボレーも最高だった。後半はやや前目にポジションを取り始めた永井と前への意識を高めた相馬によってある程度攻撃が機能し始めるものの相手の守備組織を崩すに至らず、その辺りの熟成度は柏の方に歩があった。それでも最後の最後で永井が高原とのパス交換で一瞬の隙を作り出しゴールを奪う事に成功。ようやく永井が機能した形。それでもやや長めのロスタイムでフランサのどうにもならないシュートで追いつかれてしまったのは単純に不運としか言いようが無い。これに関しては割り切る他にない。最終的にはドローと言う結果に落ち着いた。

最後の最後であんなシュートを打たれたのではどうにもならないが、そこに至るまでの90分を見ればしょぼくれる様な試合じゃなかった事は事実。ほんの僅かな所で勝利は逃げて行ったが負けに等しい引き分けではなく、勝利に近い引き分けだった。そして変則的な4バックを90分試し不安定ながらも機能して一時は逆転まで持って行けた事は評価に値すべき選手達の戦いだった。もっと盛り上げてもいいと思うのだけどね。本来であればこう言うチャレンジは開幕の頃にしておくべき事なのだがな。ようやく開幕した感じだった。

ただ監督の采配は十人並み以下であり、ロスタイムに入りリードした時点でベンチで出来る事があったはずなのだが傍観者にしかなりえなかったのは最悪に等しい。相変わらず監督だけは無策だなと・・・。

しかし・・・この試合を見た後、無策の監督が敷いた布陣を思い出しながら「多分ユーロ08の決勝を今更ながらエンゲルスが見たんじゃないか」って思ってしまった。多分スペイン代表の真似を(笑


浦和 2-2 柏
Goal:#22阿部、#9永井

2008年07月30日

J League Div.1 2008 MatchDay.19 KASHIMA Antlers in KashimaStadium

キックオフ直後から気合の入ったプレーを見せる選手たち。3バックの中心に闘莉王がセントラルMFに阿部が戻った事で基本的な守備の組織が復活。坪井も前節同様にプレーが切れており安心出来る。ただ全体の組織で言えば相手の方が上手であり、押し込まれ中盤にスペースが空くこともしばしば。おかげで3トップの永井は必要以上に下がりまくり機能不全を起こす。これならエジミウソンの方が前に居る分、攻撃として機能していた様に思う。永井に3トップの中央、もしくはトップ下の様なポジションは不向き。達也と高原との流動的な連携も下がりまくる事で意味を持たず無駄な動きが多くほとんどの場面で消えていた。サイドは相手右サイドの内田が五輪代表で不在と言う事で左サイドの相馬は自由に動けていた様に思う。右サイドの平川も坪井の復調で一時期のネガティブプレーから開放されつつある。守備ブロックを安定させる事で選手達の連携が徐々にではあるが戻って来ている。ただ、まだ時間はかかりそう。闘莉王のポジションを不安定にさせた事で崩れたバランスは簡単には戻らないと言う事。この状況を生み出した監督の責任は非常に重い。

試合は前半39分で雷雨の為に一時中断。1時間6分後に前半39分から再開。一番危険な再開直後に失点しリードを許す。この失点は非常に後に引きそうな失点だったが5分程度でハーフタイムに入った事で後半は気持ちを切り替える事が出来た。後半は攻勢をかけるも相手の守備も厳しく後一歩でゴールを奪えない。油断すればカウンターを食らう。それでもただゴールを奪う為に攻撃を仕掛ける。後半17分に相馬を下げ梅崎を投入。4バック気味にシステムを変更するも好転の兆しは見えず。左サイドバックに入った堀之内のサイド攻撃に対するフォローは皆無で左サイドを一身に担う事になった梅崎の負担は大きすぎた。右サイドは平川と下がりまくる永井が常に被る。後半28分に高原がファウルを受けピッチの外へ出てエジミウソンと交代。この時間にフレッシュなエジミウソンが入った事でFWの動きが活性化してくる。エジミウソンがサイドに流れ起点となり攻撃を展開、後半32分に完全に機能不全だった永井を下げセル投入で一層攻撃に厚みを増す。そんな中セルが右サイドへ流れクロスを入れるとエジミウソンは僅かに届かなかった物の後ろから走りこんできた達也がボールに触りゴールをこじ開ける事に成功。1-1に追いつくと残り時間も攻め立てるも惜しくも逆転までは届かずドローで試合終了のホイッスルが鳴り響いた。

言いたい事は山ほどある。スタメンに関して言えば本当に調子のいい選手を見極めて起用しているのかは疑問を抱かざるを得ない。この試合だけ見ればスタメンからエジミウソンを外す事でサポーターへのパフォーマンス的な要素の色合いが強いようにしか思えない。こんな選手起用をする監督への信頼は皆無だ。試合内容を見てもオジェックが開幕の時にやろうとしていた事を改めて今やっているだけだ。結局は回顧しているに過ぎない。何故選手達はあの時やらなかったのか・・・。それに雨のおかげで気温が上がらなかったのと、中断のおかげで90分の試合にならなかった事が選手達にとっていい方向に出た事は間違いない。90分の試合だった場合、本当に走りきる事が出来たかはまだ不透明だ。・・・と、言い始めるとキリがない。

ただ、文句ばかりを言っていてもしょうがない。一応、ここで気持ちは見えたし選手達とは一つになれた。だからこそ試合中に腕を振り上げまくり声も出なくなるまで叫んだ。最後に振り絞って叫んだ「We are REDS」はその表れ。開幕からここまで不信感と疑問ばかりで先の見えない状況が続いてきたけど、少し光が見えてきた。その光はまだか細く弱い。それを強い光に変えて行くのはこれから次第。続けていくしかない。


鹿島 1-1 浦和
Goal:#11田中

 

 

P.S.
だからと言って、この大きな混沌を作り出した監督、フロントの責任は常に追及して行きたい。ちっぽけなブログだけどね。

2008年07月22日

J League Div.1 2008 MatchDay.18 KAWASAKI Frontale in SaitamaStadium2002

何と言ったらいいのか・・・。

序盤こそよく見えたし、ダイナミックなサッカーが戻って来た様な錯覚を感じた。闘莉王がCBに戻った事で坪井が息を吹き返した。読みで勝負する闘莉王とマンツーマンで力を発揮する阿部ではタイプが違い3バックの中央と言う事であれば闘莉王の方が適任。闘莉王のフォローのおかげで坪井が思い切った守備をする事が出来る様になった。阿部との連携の場合はマークの受け渡しなどに気が行ってしまい坪井らしさが消えていた。これが坪井のスランプの原因だった様に思う。前線を3トップで組んだ為に中盤は若干空洞化していたものの高原を中央にエジミウソンと達也が左右にポジションを変えつついい連携は取れていた。そう言う流れから啓太の前線へのフィードを左右に開いた達也とエジミウソンがスペースを作りボールを受けた高原が反転からゲット。その後もしばらくは昨年までを思い浮かべる様な展開が繰り広げられるが、徐々に川崎も調子を取り戻すとラインは下がり始め相手にペースを握られる。セットプレーで相手マークの受け渡しミスで失点をすると40分過ぎには信じられない様なミスの連発と完全に足が止まる。ピッチ上では信じ難いシーンの連発。後半に入って達也がピッチから引くと全てが崩れ去る。代わりに入った永井の運動量の少なさは致命的。CKからのセットプレーで押し込めずハンドの見逃しがあったかもしれないが川崎のカウンターが決まり逆転を許すと選手の気持ちが切れる。その隙から追加点。その後、エジミウソンに代えて梅崎、高原に代えてセル。スタメンFWは最後までピッチに立ち続ける者が居ないありさま。終盤、闘莉王を上げてのパワープレーと梅崎の必死の動きで幾許か盛り返しを見せるが消極的なプレーに終始。梅崎のミドルシュートが精一杯。ジ・エンド。

はっきり言って、このチームは90分間戦う事が出来ない。

体力も無ければ、メンタルも弱い。いつもトレーニングで何をしているのか・・・。選手たちのフィジカルはプロのレベルに到達していない。これならボーイズマッチのJrユースの子達の方が走ってる。サッカーは走れないチームが勝つ様なゲームじゃない。むしろ走り負けなければ勝てるゲームだ。にも関わらず走る事をしない。このチームはサッカーを拒否している。

結局は、選手を鍛え上げる事も出来ない、戦術を考える事も出来ないと言うゲルト・エンゲルスの無能さばかりが目につく試合だった。ずぅーっと言い続けている様に補強すべきは選手でなく監督だ。このチームを駄目にしたのがゲルト・エンゲルスだった事はもう間違いない。


浦和 1-3 川崎
Goal:#7高原

2008年07月18日

J League Div.01 2008 MatchDay.17 TOKYO Verdy in SaitamaStadium2002

闘莉王トップ下とか思いつきでサッカーやるの止めてくれない?

試合は、確かに啓太と細貝がセントラルMFに入った事で中盤の底の部分で安定はしたよ。それによって流れを握っていたように見えたかもしれない。でも、それは多分本来の力からしたらまだまだなはずなんだよ。そうでなければフッキ1人にいいようにやられはしない。2失点目のフッキのドリブルを2~3人が止めに行こうと体をぶつけに行って逆に弾かれるなんて情け無いにも程があるだろ。フィジカルトレーニングはやってんのか?3点獲ったって言ってもCKからのセットプレーで2点、西村の意味不明なジャッジで得たPKで1点。結局は相手の守備を崩せない事を改めて見せ付けてるだけじゃないか。ただ勝てばいい訳じゃないだろ。このチームは一体全体何がしたいんだよ。もう、ちゃんとサッカーしてくれよ。お願いだから「首位だから」なんて勘違いだけはしてくれるな。

あと、梅崎を外した理由は何?とても中盤のプレーヤーとして仕事の出来ない闘莉王を使い続けて本職の梅崎を外す意味は何処にあるの?結局、今日は出番無し。これってメンバー固定でけなしまくったオジェックより酷くないか。もう、ミスキャストはうんざり。俺たちはいつまでこんな茶番に付き合わなければならないのか・・・。気がついていないのはフロントと監督、あんた達だけだ。


浦和 3-2 東京V
Goal:#4闘莉王x3

2008年07月12日

J League Div.1 2008 MatchDay.16 OITA Trinita in KyushusekiyuDome

現地にも行ってないし、家はスカパーも映らないので試合見てないけどさ。目に浮かぶような試合だったんだろうなと。市原、京都と続き浦和でもチームを崩壊させるゲルト・エンゲルスの手腕。お見事。


大分 2-0 浦和

 

2008年07月06日

J League Div.1 2008 MatchDay.15 F.C.TOKYO in SaitamaStadium2002

単純に勝利を喜ぶべきなのか、勝利の影に隠れた深い闇を憂慮すべきなのか・・・。

序盤は達也をスタメン起用した事で前線に動きが生まれ早い時間に先制点を奪えた事はその効果である事は確かではある。ただその他の部分の動きの質の悪さは相変わらず。前節からの変更点は達也だけで、その達也も体力の底上げが少なく20分過ぎには停滞し、流れをFC東京へと渡してしまう。前半の20分まではポゼッションを高めボールをキープした状態が続いた物の20分を過ぎると徐々にボールを失いポゼッションも下がり、展開として相手に思う様にやられはじめてしまう。後半に入るとその様相は顕著に現れ始め浦和の選手は自陣から出て行く事もままならなくなり、ゴール前に人の壁を築き上げ跳ね返す事のみに注力する。終盤前掛かりになったFC東京のミスで奪った永井のゴールはいろんな意味でおまけの様な物。達也と代わって入った永井の唯一のプレーと言ってもいい。

このひとつ前のエントリに分水嶺となる試合と言った。まぁ、FC東京があそこまで崩れているとは予想していなかったが、その分水嶺となる試合に於いて浦和が選択した事は守備に注力すると言う事だった。守備を立て直すのではなく、守備を中心に試合へ望むと言う答え。そこにはムービングもファイトも存在せずただただ自陣に引きこもり相手のシュートを壁となり跳ね返す。立ち上がりの僅かな隙で1点を奪いその1点をひたすらに守る。何が何でも失点だけはしないと言う戦い方。その道を選択した。ギド・ブッフバルトが攻撃的を標榜しつつも結局は守備的なサッカーへ傾向したように浦和はまた攻撃よりも守備を選択した。確かに目先の勝利をただ拾うなら手っ取り早いやり方だろう。ただ、それは弱者がすべからく勝利を拾う為の戦い方に過ぎない。リーグ首位に居るチームの取る戦い方じゃない。ましてやビッククラブを標榜するクラブがこんな安易な手法を選択する事は恥以外の何物でもあるまい。監督の発するムービングと言う物は結局はこう言う事なのかと勝利の裏で愕然とした。今のまま続けていけば今後も結果と内容の狭間でクラブに関わる者みんなが葛藤を繰り返す羽目になる。

本当にこんなんでいいのか?


浦和 2-0 FC東京
Goal:#17エジミウソン、#9永井

2008年06月29日

J League Div.1 2008 MatchDay.14 KASHIWA Raysol in NationalStadium Kasumigaoka

もう、言う事は何も無いです。得点差こそ2-1だがナビスコカップで惨敗した名古屋戦とまったく同じ。組織として連動する相手チームに対して右往左往するだけのサッカーに終始。徹底的にサイドをつかれまくり3バックが5バックにも7バックにもなる始末。個人での打開を図るのであれば運動量こそが全てのはずなのに運動量すらも圧倒される情けない始末。ゴールポスト様のおかげで失点は少なかったけど完璧なる敗戦。勝機を見出せる瞬間はまるでなし。

夕張でおいしいメロンを沢山食べてきただけの合宿がいかに無駄だったのか、これは完全なる監督の失策であり監督の手腕の無さの露呈でしかない。猫だましのごとく作戦はもう通用せず困った時にすがるべき理論も哲学も無いのではこのチームは10年前に逆戻りをする。こんな試合で「よかった」なんて言える人居るなら見てみたい。あっ・・・ゲルト・エンゲルスその人でした。もう終わってるな。


柏 2-1 浦和
Goal:#22阿部

2008年05月17日

J League Div.1 2008 MatchDay.13 GAMBA Oosaka in SaitamaStadium2002

この試合の象徴的でありかつ試合を決定付けてしまう事となる前半での2失点目のシーンだけを振り返る。

2失点目は岡田の誤審だ何だと言うけれど、スローインのボールがどっちかなんて誤審は普通によくある事。TVのダイジェスト映像でも見たが、ボールが出た後にバレーと阿部は岡田に確認をしている。その上でバレーはクイックにリスタートしてボールを入れオンプレーに。阿部は「えぇ?!」と言う意思表示を示したのみで対応に動けず。阿部がこの時すべき事はボールを保持する事だったのだがそれが出来なかった。そしてそれを見ていた他のDFは傍観者と化していた。こんな誤審とも言えない様なジャッジを岡田を追っかけまわして抗議するのは見苦しい。おかげで暢久は警告を受け次節中断明けの柏戦を出場停止。まぁ、暢久が居なくても問題は無いけどさ。自分達の失態をパフォーマンスでうやむやにするのは正直気に入らない。あと、この程度の誤審でうだうだ騒ぐ連中も気に入らない。抗議をするのは当然だと思うがあまりにも執拗すぎ、またこの程度の誤審で試合を決定付けるミスを犯した事が敗因である事は間違いない。

正直言えば0-1の状態で後半に持ち込めれば逆転は可能だと思っていた。多分雰囲気から察するに浦和のゴール裏も心の底ではそう言う魂胆はあったと思う。あの2失点目を食らった事で若干プランが狂った。案の定、浦和は2得点を奪うのが精一杯で、G大阪は途中出場の遠藤がリスタートから一瞬の隙をついて放ったシュートで3点目を奪い勝利を掻っ攫われる事となる。

基本的な部分で開幕から何も変わっていないチームはグダグダなゲームでも何とか勝利を呼び込んできてしまった事で本当に必要な変化を見出す事が出来ずに居る。クラブフロントは目先の結果に浮かれてしまい打つべき手を打てないどころか現状に満足してしまっている。このクラブは一体何処に向かうのか?僕にはまだトンネルの出口は見えてこない。 


浦和 2-3 G大阪
Goal:#21梅崎、#17エジミウソン

小競り合いなんてレベルでは済まない出来事については今は言及しない。クラブからの正式な発表があった時に何か書ければと思うが逆サイドのスタンドから眺めるだけの傍観者でしかなかったので何とも言えないでいる。ひとつだけ言いたいのは出来事の局面だけを報道するマスコミには誤魔化されないで欲しいと言う事。試合前から大きな伏線はあったのだ。けっして試合内容だけで起きた出来事ではないと言う事をスタジアムに居る事の出来なかった人には知って居て欲しいと思う。

2008年05月10日

J league Div.1 2008 MatchDay12 KAWASAKI Frontare in Todoroki track and field sports place

雨の川崎・・・寒いよ。

って言うか、試合後にひたすら敗因を審判に押し付けるのって恥ずかしくないのかね。グダグダと何時までもしつこいしつこい。高原のはPKじゃない、谷口はオフサイドじゃないってほんとしつこいのね。

試合は、お互いがお互いのいい所を潰しあう緊迫したゲームだったかなと。一進一退。ナイスゲームだったとは思う。闘莉王をまさか先発でフル出場させるとは思わなかったけど、エンゲルスの戦術は闘莉王だから致し方ないか。高原が初めて90分ピッチに居た。いい傾向なのかな?エジミウソンと相手ゴール前で決定的な連携も見せていたし高原自体が浦和にフィットさせて来ている。でも浦和としても高原をもっと楽にプレーさせられるようにならないと駄目だろうな。まだ高原が自らを削って寄って来ている感が強い。もっときちんとしたディシプリンの下に組織だったプレーが必要なんだろうな。試合中のピッチを見ていてもごちゃごちゃしてるだけの様な感じだしね。まっ、何はともあれ何時の間にやら上位対決となっていた試合をウノゼロで物にした事はよかったな。


川崎 0-1 浦和
Goal:#17エジミウソン(PK)

2008年05月06日

J League Div.1 2008 MatchDay.11 JEF United ICHIHARA/CHIBA in SaitamaStadium2002

相手が悲壮感漂う10戦して2分け8敗の千葉。こう言う相手の時に地雷を踏むのを得意とする浦和にとって嫌な相手だなと感じるのはもう爺なんでしょうか?

そんな事も現実になっちゃうんじゃない位に前半はグダグダ。グダグダなのか千葉がいいのか分からないけど見てる限り千葉だって全く良くはなくやっぱりグダグダなんだろうな。何故このチーム相手に前半で得点が奪えないのか不思議になる位。後半はきっちり3点取った物の前半しっかりやればもっと取れたんでないの?と。

「Ole!Ohh!」を歌って完全勝利を決め込んだ物のいかんともしがたい歯がゆさだけはしっかりと残ったりして・・・。


浦和 3-0 千葉
Goal:#4闘莉王、#16相馬、#17エジミウソン

99年の事を思い起こせばあいつらに勝ったのにJ2に落ちた俺達。あの試合はどっちも後が無くて相当な物だったよな。俺は仕事で現地にはいなかったけどね。あの頃は土日も仕事でスタジアムに通うなんて夢の様な事だったよな。

2008年05月03日

J League Div.1 2008 MatchDay.10 Vissel KOBE in HOME'S Stadium KOBE

GWではるばるやって来ました神戸。渋滞に程よく巻き込まれつつ到着。こんなに天気のいい日にナイトゲームと言うのが勿体無い所です。

試合は、好調な神戸に組織で圧倒され、個人技頼みの浦和では組織を打ち破る術がほぼ皆無。そんな中でも阿部が見事なボレーから先制点を奪い状況が変わるかと思ったところで足の止まった浦和を組織とフレッシュな選手の投入で圧倒してきた神戸にサクっと同点弾を決められてしまうのが現状。こらえる事が出来ない。その後はお互いが打ち合いの様相を呈する物の追加点は奪えずドローで試合終了。神戸に勝てた試合と言わしめるこの状況は何時までたっても変わらずで守備ブロックで護りきれないのなら攻撃で打ち返せと・・・。それでもJの中でもっとも少ない失点を誇るチームなだけに歯がゆさと、何時までも組織立った戦いの出来ない苛立たしさが交錯する神戸の夜でした。


神戸 1-1 浦和
Goal:#22阿部

2008年04月29日

J League Div.1 2008 MatchDay.09 ConsadoleSAPPORO in SaitamaStadium2002

随分とご無沙汰だった相手です。

試合は、早々にDFの裏を奪われサクッと失点。FKから闘莉王が折り返した所を高原が詰めて同点かと思いきや闘莉王がオフサイド。でも阿部のミドルがGKに当たるも後ろにそれて今度は本当の同点ゴール。直後に逆転を許し、また追いつく。シーソーゲーム。後半に入ると勢いを失った札幌を攻め落としエジの2得点で見た目上圧勝(?)。

なんかもやもやが晴れないんだけどねぇ。高原は本当によくなってきた。後は周りが高原を感じ取れるかどうかだろうな。シンプルに高原を感じ取れればもっとよくなると思う・・・けど、感じ取れるかどうかは周りの選手を見てると疑問かなぁ。

なんか気がつけば首位らしいけど・・・しっくりこない首位だな。 

2008年04月27日

J League Div.1 2008 MatchDay.08 KYOTO SangaF.C. in Kyoto City Nishikyogoku sports park

僕が行かないと新加入選手がゴールする件は・・・。

去年の阿部も行けない大分だったしエジミウソンも行けなかった京都だったなぁ。そして高原までも・・・。

まっ、いいや。試合の方は田原が退場するまではチンチンだったそうで・・・佐藤も語る様に前節で3人もの退場を出した上に今節にも退場者が出た事で気持ちが切れたんでしょうね。4点獲っても素直に喜べない試合ってのも早々お目にかかれるものじゃありません。今の浦和の根底にあるフィジカルの弱さは京都なんか見てるとつくづく痛感するよ。去年オフに徹底的にフィジカルを虐めぬいて鍛えたけど、今年は見る影も無い。中3日での試合とか今までも普通にあったと思うけど今年の疲労度合いは異常でしょう。オフに自主トレとか何もしてなかったんだろうなぁ。


京都 0-4 浦和
Goal:#7高原、#4闘莉王

2008年04月21日

J League Div.1 2008 MatchDay.07 OMIYA Ardija in SaitamaStadium2002

ゲルト・エンゲルスの限界を感じた試合。彼には明確な戦術や浦和と言うチームのコンセプトと言う物が欠けている。彼の戦術は闘莉王であり永井である。それはこの試合最低の出来であった二人を90分間ピッチに残した事でも明らかだ。この二人が機能しなくなると途端に駄目になる。典型的な例がこの試合であり、水曜のナビスコカップ京都戦だ。闘莉王は中途半端にCBをやったせいかポジショニングが低く、彼のプレー意図はまったくの謎。やや前目に出た所でいつもの様にちんたらと走るフリをして誤魔化しやる気を見せない。永井は鹿島戦の活躍の影響か完全にマークされ彼の運動量を生かす事も出来ない。選手交代で流れを変えてきた感もある監督だったがいきなり前線のエジと高原の二人を引っ込めて達也と梅崎の投入も疑問。これは完全に高さを捨て局面を個の力だけで打開させようよしている。そして投入された達也が右サイド深い位置でボールを受け大宮のDFと1対1になったシーンで大きくバックパスを選択した。勝負を捨てた。これで望みはほぼ絶たれたと考えてもいい。その後の達也は完全に消え時折中盤より低い位置でボールを追い掛け回していた。高さも無いのにサイドからクロスを闇雲に放り込むだけの攻撃が相手にとってどれだけ楽な守備をさせていたか・・・。引っ込めるなら闘莉王であり永井だった。エジと高原で停滞していた訳ではないのだから残しておくべき人材だった。

あとはもうよく負けなかったなと言う感想でしかない位に大宮のサッカーは組織立っており選手同士の動きは連動していた。最後の最後の詰めの部分でミスをしてくれたので助かった。

このチームに今必要なのは明確なチームコンセプトとそれを実現させる為のアプローチである。ゲルト・エンゲルスの言葉からは魅力的な言葉だけが聞こえてくるがその実ピッチで展開されるサッカーは180度真逆の物である。より攻撃的にと言う言葉は強固な守備を捨て去ると言う事ならそれでもいい。2点獲られても3点獲るサッカーをすればいい。だが、今はどっちつかずのサッカーだ。攻撃も中途半端なら守備も中途半端。監督就任以降ゲルト・エンゲルスは何をどう変えてきたのか疑問だ。

オフトの築いた浦和の財産は完全に使い果たした。今浦和に必要なのはオフトの様な選手に対して厳格に指導出来る監督なのかもしれない。ゲルト・エンゲルスでは甘すぎる・・・。

それにしても「弱い方のさいたま」はいつになったら返上できるのか・・・。はぁ~。


浦和 0-0 大宮

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2008年04月13日

J League Div.1 2008 MatchDay.06 KASHIMA Antlers in SaitamaStadium2002

朝からどんよりとした天気。小雨がパラパラと来る感じ。最近雨の日が多いね。

なんだか公式戦何連勝中とかよく知りませんが今年に入ってに関しては下位チーム相手の連勝で勝手に息巻いている鹿島が相手の今節。まぁ、あんな雑魚ども相手にしたところでいい事なんて何もないのですけどね。試合前には恒例のお笑いショーも展開してくれましたし、それはそれで面白い集団だよな。

去年の雪辱とか何とか・・・でも、よく考えれば返しきれないほどの貸しがあいつらにはある訳で去年の試合だけじゃないし、埼玉であいつらには存分に泥を舐めてもらわないとな。って事で、一応リーグ序盤戦での山場の試合となりました。

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2008年04月05日

J League Div.1 2008 MatchDay.05 JubiloIWATA in ShizuokaStadium ECOPA

1週間に2度の東京-静岡間の往復。めんどいなぁー。チームは清水戦後は静岡に居残り。

エコパの山道も堪えるし、キックオフ13時ってのが一番堪えたかもね。前日の夜に出発して休み休み東名を走るも明け方に掛川I.Cを降りてファミレスで朝飯。その後スタジアムには8時くらいに到着するも芝生でのんびり出来たのは1時間程度で開門。仮眠も出来ず。

前半は試合内容と同じようにグダグだでした。眠気が急激に襲ってきたりしたりして。ちゃっぱ体調と睡眠はしっかりとらないと駄目ね。後半は顔洗って気合入れなおして出直しました。

試合は開始早々に失点をくらうもののそれを1点のみで凌ぎきり後半永井、細貝を投入して闘莉王をより前に押し出した事が功を奏し阿部と闘莉王の2得点で逆転。まぁ、個人的には失点を1で凌げれば逆転は出来ると言う根拠のない自信の元、不安はこれっぽっちも無かったですけどね。

13時キックオフだと試合後もゆったり出来るので近くの山を登り猿回しと団子を食いながら花見をしてのんびりしてから帰りましたよ。足柄S.Aで風呂入ったら完全お休みモードに入ってしまいましたけどね(笑


磐田 1-2 浦和
Goal:#22阿部、#4闘莉王

 

2008年04月02日

J League Div.1 2008 MatchDay.04 SHIMIZU S-Pulse in NihondairaStadium

年度明け直後と平日と言う条件からか混雑は特に無く、お昼頃スタジアムに到着したけどのんびりな感じ。桜も咲いて春うらら。ピクニックには最高だなぁ。

と、のんきで居られる訳も無いのですけどね。

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2008年03月30日

J League Div.1 2008 MatchDay.03 Albirex NIIGATA in SaitamaStadium2002

試合が終わるまでは大丈夫かと思った天気は試合開始前に振り出しキックオフの頃には完全に雨。雨が体温を奪い桜が咲いているとは思えない寒さ。う~寒。

相手は、浦和と同じように勝ちの無い新潟。新潟は選手の流出がありチーム作りに苦しんでいる模様。それでも順位上は新潟の方が上。それを考慮してもここに勝てないと本当に迷走へと突き進むかどうかの瀬戸際の試合だったが結果は残せたかな。闘莉王のセントラルMFの奇策が今後の相手に通じるかどうか分からないけど今回は上手く行ったなと。とりあえず3ゴールで寒さも吹っ飛んでったよ。

細かい事はよく覚えていないので割愛です。多分次あたりも簡単に済ませそうな予感(笑)。


浦和 3-0 新潟
Goal:#16相馬、#4闘莉王、#9永井

2008年03月15日

J League Div.1 2008 MatchDay.02 NAGOYA Grampus in SaitamaStadium2002

内容的には、先週よりはよくなって来ているかなと。まぁ、相手との力関係もある程度はあるかと思うけど、それでもよくはなってきてる。前半はずたぼろだったけど後半は攻撃の形も作れてた。高原が怪我でピッチを退いて代わりに永井が入ってから、永井を経由して攻撃のリズムが出てた。まぁ、相手もそこを見抜いて永井へのパス供給を早め早めにカットされたけどね。その後、永井への負荷とパス供給のラインを増やす為に梅崎を入れて攻撃のオプションは増えた。まぁ、周りのビルドアップが遅いのに加えて周りが見えていないせいで梅崎へのパスが少なかったけどね・・・。そう言う意味では、オジェックの采配はある程度正当性もあって問題はなかったな。

それよりも、気になるのは各選手間の距離が常に間延びした状態で居る事。一人一人の選手の距離が遠いんだよね。そのせいか、パスの全てがロングパスになって相手に読まれカットされてる。攻撃がどうとか守備がどうとか言う以前の問題かなと。まずは、選手同士の距離を縮めてパスを繋いでリズムを作る事。別に焦る必要はない。お互いの距離をお互いが意識してパスを繋げコンパクトなサッカーを心がけて行けば問題なく攻撃も守備も機能して行くはず。選手がその辺を意識して行くだけで随分と変わると思うのだけどね。


浦和 0-2 名古屋

 

2008年03月09日

J League Div.1 2008 MatchDay.01 YOKOHAMA F Marinos in NissanStadium

今年もJリーグが開幕。

試合の前は、いつも通りの開幕の雰囲気。スタジアムで会う久しぶりの顔。また、スタジアムで過ごす週末の日々がやってきた。今年はどんな戦いが待っているのか1年を占う大事な初戦。新戦力が加わり融合する事で生まれる新しい浦和が初お披露目・・・のはずだった。

試合前、期待とワクワク感で溢れていたスタンドは90分後には沈黙と厳しい表情に埋め尽くされていた。

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2007年12月02日

J League Div.1 2007 Leg.34 YOKOHAMA F.C. in NissanStadium

何と振り返ればいいのか・・・。

とにもかくにも2007年のリーグ戦は全日程を終了。そして最終順位は2位となりました。

最後の最後で明け渡した1位と言う順位。チームに何が起きているのかスタンドからは感じ取れない。スタンドから見えるチームの姿は動かない走らない。気持ちを幾分かは感じられたかもしれないけれど、それでも何が何でもと言う気持ちとは思えなかった。俺達はまだまだ力不足だった。


横浜FC 1-0 浦和


最後の最後で鹿島にリーグタイトルを掻っ攫われたからって下を向く必要は無い。

これからもフットボールは続いていくのだから。

俺達はこれからも浦和レッズと共に。

共に戦ったスタジアムに集まる全ての仲間達へ
2007シーズンの1年、お疲れ様。また来年埼スタのスタンドで会おうぜ。

2007年11月24日

J League Div.1 2007 Leg.33 KASHIMA Antlers in SaitamaStadium2002

3月に開幕したJリーグも残り2節となりホームスタジアムでの最終節となった。長かったようであっという間のような1年間が終わりを迎える。でも、俺達の成すべき事はまだ成されていない。この試合に勝って大願成就と行きたい。

相手は、勢いだけで2位に登りつめて来た鹿島。こいつらの前でシャーレを掲げる事は俺達にとっては重要な事。奴らの前で決める。奴らに見せ付ける。それより何より奴らに勝つ。これだけが全てだ。

舞台は整ったはずだったのだが・・・。

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2007年11月18日

J League Div.1 2007 Leg.32 SHIMIZU S-pulse in SaitamaStadium2002

上位チームとの対戦。相手は3位で棚ぼたACLを狙う清水。おこぼれでしかACLを狙えない様なチームに負けるわけにはいかない。

でもACLが終わりやや怪我人が増えつつある状況でいつものメンバーとは違う構成で望まなければならない。メンバーが変わっても同じクオリティのサッカーが出来るのが浦和の築き上げてきた物ではあるもののここに来てのリーグでの停滞感はどの様に作用するのか。メンバーを変えた事での活性化を期待したい所ではある。

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2007年11月11日

J League Div.1 2007 Leg.31 KAWASAKI Frontale in TodorokiStadium

ACLで浮かれるのはまだ早い。でも浮かれ気分が漂うスタジアム。

違和感。

今日はJリーグだって言うのに話題はアジア。何か違う。どうにも居心地の悪い感じがした。


川崎 1-1浦和
Goal:#21ワシントン(PK)

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2007年10月20日

J League Div.1 2007 Leg.29 JEF United ICHIHARA/CHIBA in FukudaDenshiArea

今回で3回目のフクアリ。狭くて狭くてどうしようもないくらいチケットの取れないスタジアム。何とか手に入れたチケットを片手に3度目の参戦。過去2年はどうしようもない戦いに終始してしまったスタジアム。3度目の正直ではないけど今度こそ勝って凱歌を上げたい。 

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2007年10月07日

J League Div.1 2007 Leg.28 OITA Trinita in UrawaKomabaStadium

日曜の駒場。久しぶりに来る駒場は埼スタに慣れてきてしまっている僕らには狭く感じた。開門直後からスタンドには人が溢れかえり移動もままならない。でもこの狭苦しさが懐かしさと気持ちを昂らせる。そしえ密集が作り上げる殺伐とした雰囲気。新しい人間の増えてきている埼スタのゴール裏で久しく感じた事の無かった雰囲気がスタンドを覆って行く。

9月15日のアウェー広島戦から始まった7連戦の幕を閉じるのがこの駒場。いつもは始まりを告げる場所だった駒場で一区切りをつける。Jのどのチームもこなしていない連戦を負けなしで突き進み浦和の独壇場にするが為のスタートを切るのはやっぱり駒場だったと行こうじゃないか。

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2007年09月30日

J League Div.1 2007 Leg.27 AlbirexNIIGATA in SaitamaStadium2002

 朝から雨の降る肌寒い9月の終わり。残暑の残る前節と打って変わっての寒さにサポーターも準備不足気味。まだ秋物の準備もしないままに暑くなったり寒くなったり気温の変動も激しいが試合も激しく連日の様に続く。9月になってから1週間をじっくりとすごした記憶がないくらいスタジアムと日常が交互にやってきていた。

ACL準々決勝第2戦の戦いの後のコンディションも落ちかけの中に追い討ちの様に降る雨。怪我人や負傷者も出始め、リーグ理事の理解しがたい発言で休ませたい選手も休ます事が出来ずに臨むリーグ戦となってしまった。

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2007年09月22日

J League Div.1 2007 Leg.26 YOKOHAMA F・Marinos in NissanStadium

ACLから中2日で迎えるJリーグ。

過密過密と解っていながらもやっぱり過密すぎる。試合が終わって落ち着くまもなく次のスタジアムへ。渡り鳥の様に渡り歩く1週間。過酷な中でも結果を出し続けていかなければいけない宿命。リーグもアジアも獲る為の戦い。全てが未体験ゾーンでの戦いを自分達の力にしながら先へ先へと進んでいく。

そんなウィークエンドのJリーグ。

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2007年09月15日

J League Div.1 2007 Leg.25 SanfrecceHIROSHIMA in HiroshimaBigarch

天気予報は微妙な感じだった天気も9月とは思えない日差しに襲われ残暑厳しい。時折雲が日差しを遮るが上空の風強くあっと言う間に流れていってしまう。この時期の昼間のゲームと言うのは今の日本の気候で厳しすぎる。せめて日の落ちかける夕刻からにして貰いたいが滅多にない地上波放送に配慮してのスケジュールなのか。

それにしても選手はもとよりサポーターにも厳しい暑さだった。

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2007年09月01日

J League Div.1 2007 Leg.24 OMIYA Ardija in SaitamaStadium 2002

ダービー。

それは同じ街を地盤とするチーム同士の絶対に負けてはいけないゲームの事を指す。そこにリーグ戦での成績は関係ない。そして1/34の試合でも無い。

決して負けてはいけない相手に負けた。埼玉を地盤としさいたま市をホームタウンとする相手にあっさり負けた。これでしばらくは埼玉の町を大手を振って歩けなくなった。

いいか、大宮。この借りは来年きっちりと返してお前等の息の根を完全に止めてやる。だから、今年降格なんかすんじゃねぇーぞ。俺達に勝って降格するなんて許さねぇからな。お前等に引導を渡すのは俺達なんだよ。


浦和 0-1 大宮

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2007年08月29日

J League Div.1 2007 Leg.23 Vissel KOBE in Kobe Universiade commemoration stadium

 雲が厚く覆う空からときより日差しが差し込み心配された雨もパラパラと小降りで終わってしまい逆に蒸し暑さを感じる平日の神戸。朝早くからスタジアムには赤い浦和のレプリカを来た人達が少しづつ集まり始める。少しづつ集まる様子を見ているとここが埼玉から遠く離れた地である事を認識する。

酒井が移籍したチーム、酒井との久しぶりの対戦。そう言う感傷も少しは持ちつつでも勝負は別物。勝ち点3を持って埼玉に帰らないといけない。

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2007年08月25日

J League Div.1 2007 Leg.22 FC TOKYO in Saitama Stadium 2002

 アウェーで連勝し戻ってきたホーム埼玉スタジアム。

ご存知の通り、勝ちも負けもしないスタジアムと化してしまった埼玉スタジアム。ここで勝つ。そして凱歌を上げる。その壁を越えて行かなければ先は無い。でもいつからホームで勝つ事が壁になったのだろうか・・・。普通に勝てるスタジアムとして立て直したい所である。

 

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2007年08月18日

J League Div.1 2007 Leg.21 VentforetKOFU in NationalStadium Kasumigaoka

クラブ法人化10周年記念試合と言う事で国立で試合を開催する甲府。ある意味、記念試合ならそれこそ小瀬でやるべきじゃないかなんて思いつつもアウェーのはずの試合をホームでやって頂けるのは助かります。

国立は浦和のホームですから。

掛値なしの真剣勝負を終えた次の試合でへまをする訳にはいかない。相手の事情も多々あると思うけどこちらにも事情はある。まだまだ相手の事を試合前に考える余裕はない。勝ち点3を積み上げていくだけ。

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2007年08月16日

J League Div1 2007 Leg.20 Gamba OSAKA in Expo'70CommemorativeStadium

スタメンの時点でオジェックの本気度を伺えるメンバー。そして、それを支える多くの仲間達。そして更に多くの仲間が遠い西の地への想いを届ける。浦和を支え戦う人達の想いがたった一つの勝利の為にまとまり相手を圧倒した。

永井をスタートから起用したのは伸二の怪我もあるがオジェックの本気を表していた。永井はシーズン序盤からオジェックからの信頼は高い。そして永井もいいパフォーマンスを発揮していた。それが結果に結びつかない事も多かったがそれでも永井が出るとオジェックの標榜するサッカーを垣間見ることが出来た。達也とのコンビではただのポストプレーヤーではなく共存し互いにスペースを作り攻撃を形成していく。ここにこそオジェックの思惑はある。そしてそれが夏場の決戦で結果を残した。たった1本のシュートしか放てなかったかもしれないが永井の存在が浦和の新しい道筋を指し示している。

リーグ34試合のうちのたった1つの勝利。浦和の現状を打破する為の勝利。勢いを取り戻す為の勝利。ターニングポイントを見事打ち破った浦和。ここからが本当の浦和を魅せる時。俺達の浦和はこんなもんじゃない。日本中に浦和を轟かせ、アジアへ世界へと知らしめるんだ。

さぁ、行こうぜ!!浦和レッズ!!赤い悪魔は世界に一つ。俺達だけだ!


G大阪 0-1 浦和
Goal:#9永井

2007年08月11日

J LeagueDiv.1 2007 Leg.19 KASHIWA Reysol in SaitamaStadium2002

ワシントンが怪我で離脱した後の試合。オジェックは2トップは崩したくないと話はしたものの達也の1トップでスタート。2トップで達也の相手は今の浦和に居ないと言う事なのか、それとも・・・。

1トップの影響なのかどうかは解らないけど前半からチームはチグハグ。中盤は完全に消滅しサイドは押し込まれる。暢久と相馬を吸収したDFラインは5人にも6人にも膨れ上がり前半はぐだぐだ。前線はポイントを作れず奔走。

後半に入りそれまでの勢いを失いつつあった柏を徐々に押し込みはじめる。しかし、シュートを放つもどれも的外れ。シュート精度低くとてもゴールを割るほどではなく相手の脅威にすらならない。そんな中でも闘莉王がようやく扉を開くもその後のチャンスを生かせず。試合合計20本のシュートを放つもゴールに吸い込まれたのは1本のみ。そしてたった一度のセットプレーでいとも簡単にゴールを許す。そしてまたしてもドロー。

次は今年1番の山場。こんな夏の暑い時期に見せるのかと言う首位決戦。ゼロックス、ナビスコの屈辱を奴等のホームで返す。文句を言う前にやるべき事とやれる事をフルに使って戦え!結果は全てを出し切ったほうが掴むんだ。


浦和 1-1 柏
Goal:#4闘莉王

2007年08月01日

J League div.1 2007 Leg.14 SanfrecceHIROSHIMA in SaitamaStadium2002

A3ChampionsCup出場の為に延期されていた第14節の試合。この試合の結果を持って現在のJ1の順位が正式に確定する。首位のガンバ大阪とは実質勝ち点2差と言われつつも順位表上は試合前の暫定表記では勝ち点5の差がある。これを本当に勝ち点2に縮められるか否か。いやそれよりも何よりも4ヶ月もの間勝てもしなければ負けもしない埼スタで凱歌を高らかに響かせる事が出来るのか。ミッドウィークに行われるたった1試合のJ。夏の中断期間明けをまず最初に走り始めるの俺達だ。

 

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2007年06月30日

J League div.1 2007 Leg.18 Jubilo IWATA in ShizuokaStadiumECOPA

伸二が2ゴールを決めて勝利!!6月Jリーグ4試合4連勝、失点無し。それにしても今年はアウェーの勝率高いですね。

試合の方は現地にも行ってないし、TVも見れて無いのでJSPORTSの放送を見てから感想は書きます。

2007年06月23日

J League Div.1 2007 Leg.17 SHIMIZU S-Pulse in NihondairaStadium

 朝起きた時点は、軽い雨でどんよりだった空も開場と同じくして青空ものぞき太陽が顔を出す。おかげで顔も腕も真っ赤かに。この時期の14時キックオフはいろんな意味でつらい。

1週間に3試合の過密日程もここが最後。静岡2連戦の1つ目。オレンジ色した冴えない奴らは大宮かもしれないけどこいつらも似たようなもの。そろそろ東海地方だなんだなんていわずに蹴散らしていこう。

 

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2007年06月20日

J League Div.1 2007 Leg.16 VisselKOBE in URAWA Komaba Stadium

 今年初の駒場。ACLの平日ゲームでも埼スタを使用する様になり、めっきり来なくなった浦和駅の東口もどんどん開発されていてびっくり。それでもこの場所に戻ってくるとやっぱり落ち着く。埼スタとは異なるホームでの雰囲気。そして駒場には不思議な巡り合わせもある。チームが悩み苦しんでいる時、力を与えてくれるのが駒場。ホームゲームで引き分けが続きモヤモヤした中、駒場が変化へのきっかけを与えてくれた。

やっぱり駒場は、俺達の家。帰ってきて心身ともに戦える場所。それが聖地駒場。

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2007年06月17日

J League Div.1 2007 Leg.15 FC TOKYO in AjinomotoStadium

 中国遠征から戻り、他のチームとは1週遅れのリーグ戦再開。 アウェー味の素スタジアムでの1戦。

中断前のリーグ戦ではモヤモヤ感の残るドロー連発で締めくくってしまったがここに来て長期離脱していた田中達也が中国で戻ってきており新たな要素としてチームにアクセントを加える事が出来るかが鍵を握る。

久しぶりにスタンドに勢ぞろいした浦和のウルトラ達の姿は、本来の浦和のゴール裏の姿を取り戻した。皆、元気だったな。

 

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2007年05月27日

J LeagueDiv1 2007 Leg.13 YOKOHAMA F Marinos in SaitamaStadium2002

 5月に入ってリーグ戦を1勝3分けとどうにも勝ちきれない状況の浦和。特にホーム埼玉スタジアムでは川崎に破れて以降、勝ちがない。ACLも含めれば引き分けばかり4つを数える5月。短い中断期間を迎える連戦の最後。ここをどう乗り越えるかでこの先の戦い方も見えてくる。

気がつけば山瀬の事なんてどうでもよくなってたな。 

 

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2007年05月13日

J LeagueDiv.1 2007 Leg.11 Gamba OSAKA in Saitama Studium 2002

 Jリーグ前期日程の山場。首位ガンバ大阪との直接対決。勝てば首位浮上、負ければ順位は大きく下がる。序盤から上位陣の躓きが相次ぎ順位は混戦模様。たった1度の敗戦が順位を大きく下げ、1度の勝利が順位を上げる。

開幕前から絶好調だったガンバ大阪。スーパーカップでは、完膚なきまでに叩きのめされた。その相手への借りを返す・・・はずだった。

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2007年05月06日

J LeagueDiv.1 2007 Leg.10 OMIYA Ardija in Saitama Studium 2002

 G.W.最後のJリーグ。雨が降る埼玉スタジアムでさいたまダービーとなる大宮との試合。相手は開幕以降、低迷しており下位に沈む。しかし、ここ数戦上向き模様。浦和は、前節10人の相手に追いつかれ逃げ切られた。不協和音の声も聞こえてくる中なんとしても勝ちたい試合。いや、ダービーであれば何が何でも勝たなければいけない。それがダービー・・・のはずだったのだが。

 

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2007年05月03日

J LeagueDiv.1 2007 Leg.09 JEF United ICHIHARA/CHIBA in Saitama Studium 2002

 天気のいいG.W.の1日。
埼玉スタジアムに千葉を迎えて臨むホームゲーム。

前々節の川崎戦で止まったホームゲーム連続無敗記録も新たな記録を作るべく最初のゲームとなったこの試合。しかしながらホームゴール裏に緊張感はあまり無い。G.W.とあってか子供連れの方々も多くやはりゴール裏全体でかもし出す緊張感や殺伐とした雰囲気からは遠い。その緩んだ空気は試合後引き締められるのだが皮肉な話とも言える。今足りないのは相手を睨みつけ食らい突く餓えた狼の様な気迫。勝ちなれたなんて言いたくは無いが相手を睨みつけ戦う人は減ってるなと感じた。

選手達もアウェー鹿島での予想以上の好試合で緩みがち。何が何でも勝つんだと言う気迫を今年感じたことは無いな。

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2007年04月29日

J LeagueDiv.1 2007 Leg.08 KASHIMA Antlers in KashimaStadium

 カシマスタジアム。
浦和レッズは、過去2度しか勝てていない鬼門中の鬼門。前回の勝利は2004年。初のリーグタイトルとなる2ndステージ優勝の年。その前は98年の1stステージまでさかのぼる。しかしそんな鬼門のスタジアムでも04年の勝利以降はリードされる中追いついての2-2のスコアで引き分けに持ち込む粘り強い戦いをし負けてはいなかった。

レッドダービーと称され、どこかのチームの集客の為だけに付けられたクラシコとは違いJリーグの歴史の中でその盛り上がりと熱狂で作り上げられてきた屈指のカード。お互いの順位は関係無く年に2度あるJ最大の戦い、赤と深紅のプライドを賭けた勝負の1stRoundがキックオフを迎える。

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