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2008年10月21日

J League Div.1 2008 MatchDay.29 Vissel KOBE in SaitamaStadium2002

もう、何も無かったと思いたい。試合終了のホイッスルと共に頭の中が真っ白だった。

選手達の戸惑いと混乱が蔓延し戦いたくても戦えない状況。一番苦しいのは選手達なんだろうなと思う。今のあの選手達を僕は非難する気にはなれない。やれる範囲の中でやろうとしていたし、やれない事への苛立ちは痛いほど伝わってきた。

こんなはずじゃない。

そんな気持ちだけが充満したスタジアムで僕には彼等に投げかける言葉は持ち合わせていなかった。


浦和 0-1 神戸 

2008年10月06日

J League Div.1 2008 MatchDay.28 JEF United ICHIHARA CHIBA in Fukuda Denshi Arena

まず、試合の事を。

キックオフの前から展開が不利に傾く事はある程度解かっていた。特にサイド勝負を挑もうと思えば相手の術中に嵌る事は自明の理。戦術論だけで語れる物でもないが3-5-2の浦和が4-2-3-1の千葉にサイドで優位を築き上げる事は難しい。それでもサイド勝負に挑んでいくのであれば相手を上回るアイデアと工夫が必要。特に旧態然とした戦術を基礎に持っている浦和であれば当然の事。だがそこに対する明確な工夫は見られなかった。DFがフォローする程度の事でしかなかったと思われる。平川や相馬が攻め上がるとその裏を深井と谷澤に良い様に使われる。DFは中央の巻とミシェウへの警戒でフォローどころではない。お話にならない1失点目も谷澤に簡単にサイドを抜かれ自由を得た深井に中央への進出を許しいとも簡単にゴールを奪われる。試合は全体を通してその展開を強いられる。その状況でもサイドの平川や相馬も攻めあがりと裏のスペースのカバーを繰り返しをする。それは非常に体力を奪う事。前半の早い時間から闘莉王の攻撃参加で何とか追いついた物のピッチ上は終始千葉に制圧されている為にボールを奪ってもDFラインでパスの出し先を探してボール回しをする。それでもその状態から千葉に対し圧力をかけて行く事も出来るのだが我慢をする事の出来ない今の浦和は自分達で勝手に苛付いてロングボールを放り込んで無駄にボールを奪われると言う始末でボールを保持している優位を活かせない。後半はもう千葉の勢いそのままにやられ放題で受け手に回らざるを得ず打開の手は無く、3失点での敗戦と言う結末を迎える。

相性が悪い相手である事は間違いないのだが、自分達の評価を過剰にしている為に何のアイデアも工夫もせずに試合に臨み自分達の自信を削り取る様な試合を繰り返す事しか出来ない現状は過去を振り返っても見た事もない様な状況。と言うか、驕り高ぶった自信なんて物は虚像でしかなかった事にようやく気がつき始めているのか。そこに気がついた時、現実として対面する事となってしまったミスキャストと言う監督の存在。

この試合に関しても後半開始時に選手を代えると言う流れは基本的にスターティングイレブンの選択ミスを自ら認めている様な物。永井の投入が正しかったのかと言えば概ね失敗。ここ数戦途中出場ながらもファーストチョイスとしてベンチに入っている永井も中途半端な状況で何の成果も見せる事が出来ない・・・と言うかやる気を感じられない。久しぶりに梅崎を出場させるも攻撃に混乱を加えただけ。時計が45分に近づきだした所で勝っているチームの取る様な時間稼ぎに近いセル投入。全ての交代に明確な意図も無く変化を期待したと言うか願望を託したギャンブルの様な交代劇。もう選手だけの力でどうにかなる状況じゃなくなってしまった。もう現実問題として現監督でシーズンを棒に振り始めている。今のままで行けば来年のACL出場権順位の3位維持も難しい状況が目の前にある。

頭を深く下げる平川、坪井、セル、阿部、エジミウソン。放心状態のフラフラの闘莉王。納得できないそぶりの山田、永井、ポンテ、梅崎。ふてくされる様な都築。確実に彼らの気持ちが彼らの居ない所での影響で揺らいでいる。試合後の選手のコメントはオジェックの最後と同じになりつつある。あの時選手が踊れないと言ってオジェックを解任した藤口は今を見て選手が踊れている様に見えるだろうか。あの時踊れない時期を通る事がシーズンを通して重要な事じゃなかったのかと今になって痛感する。踊れないなら踊れる様に努力する事をせずに好き勝手に踊れる様にした事の結果がこの状況。

選手達はアウェーの鹿島戦以降、結果の伴わない試合も多いが気持ちを持ってプレーして来た。同じ気持ちでフロントや監督が居るのかと。試合終了後に一目散にロッカールームに逃げていくゲルト・エンゲルスにそんな気持ちは感じられない。もう、自分の取るべき道は判ってるんだろ?。

もう、阿部にあんなに長い時間頭を下げさせるなんて我慢出来ない。


千葉 3-2 浦和
Goal:#4闘莉王、#17エジミウソン

2008年10月04日

J League Div.1 2008 MatchDay.26 KYOTO SangaF.C. in URAWA Komaba Stadium

1点目の失点シーンは、まるでナビスコの時の失点を見ているかの様な状況。これは話にならない失点だったよ。でも、直後に立て続けにエジと高原で得点して前半のうちに逆転した事はよかった。2失点目はもう京都を褒めるしかないでしょ。ゴール前であれほどにパスを繋げられてDFを振り回されたらどうにもならないよ。京都の攻撃陣のイメージの共有と連動が生み出したプレーだった。

にしても勝ちが欲しい試合だったと思うけど、 負けない事も大事だったんじゃないかとも思う訳で、この過密の連戦の中で力を注ぎ込むべき優先順位があってこの試合に関して言えばリスクを冒してまで臨む試合だったかと言うとそうではなく、現状でみればやはり連戦最後のACLの試合が捨て身で勝利を掴みに行くべき試合に設定されて居る様な気がする。ただそう言う思惑を持ってして最後の最後でタイトルを逃したのが昨年のシーズンだった事も間違いない。その意味で選手達の戦いぶりは引き分け狙いの試合展開だった様には思えなかったし最低限の結果を持って首位との勝ち点差を1試合以内で踏ん張っている現状はなんとか踏みとどまっている。罵声を浴びせる様な試合では無いと思うのだけどね。試合後の東側の罵声は酷かったよ。

 あと、駒場はもう駄目なのかも知れないな。ピッチコンディションも相当悪い。都築も幾度かキックミスをしてたし。これはどうも駒場の抱える根本的に抱える老朽化の問題の様で一朝一夕に改善出来る様な事じゃないみたいである。さいたま市は改修も検討している様だが12億と言う改修費用がネックになっている模様。浦和の試合開催も減っているしな。 駒場の試合がなくなる日もそう遠くないのかもしれない。


浦和 2-2 京都
Goal:#17エジミウソン、#7高原

2008年09月30日

J League Div.1 2008 MatchDay.27 NAGOYA Grampus in Mizuho park track and field sports place

今年3回対戦してけちょんけちょんにやられている名古屋と暫定順位ながら首位攻防戦。

スタメンは水曜の大宮戦、ACL準々決勝の時とほぼ同じ。暢久に代わって啓太が戻った。試合は立ち上がりは名古屋に奪われる物の次第にペースを掴む。サイド攻撃が主体の名古屋に対してサイドをしっかりケアする事で相手からペースを奪い取り逆に攻勢を仕掛けて行く。先制は浦和。前半40分に高原のドリブルから左サイドの相馬へとボールが渡り、やや低めのクロスをエジミウソンが頭で決めた。この日のエジミウソンは守備に攻撃にと精力的に動き回りポンテ、高原との連携にも切れが出てきた。

後半に入るとストイコビッチ監督も修正してきて立ち上がりからサイドに数的有利な状況を作り出す。前半はそれでも優位を築けたのだが名古屋のサイド攻撃が一層強まり、サイドに開くと必ず一人がフォローに入り守備ラインからもフォローアップされる様になる。浦和のサイドが1枚である中、DF陣、セントラルMFからのサイドへのフォローが不可欠であり前半は上手く機能していたが後半立ち上がりルーズになりそこを突かれ、小川の早めのクロスから巻に決められる。これは闘莉王と競り合う中で決めた巻を褒めるしかない。終盤に盛り返し攻撃を仕掛けるもゴールは奪えず1-1のドローで試合終了。

にしても、この試合も監督の力量の底の浅さを感じざる得なかった。永井の投入・・・と言うか高原を下げる必要性を感じなかった。復帰したばかりの啓太を下げ暢久を入れる方が守備的にも攻撃的にもよかったんじゃないかと。永井にいろいろ制限をかけて投入してもあまりいい事はない。阿部と闘利王の怪我と疲労も気にかかる。必ずしも選手交代をする必要は無いと思うが毎度毎度FWばかりの交代劇を見せられてもどうしようもないんじゃないだろ。何を考えているのか・・・。

試合後の挨拶の時にロビーが胸のエンブレムを掴みながら掲げた拳。
選手達と共に戦い続けるのみ。


名古屋 1-1 浦和
Goal:#17エジミウソン

2008年09月22日

J League Div.1 2008 MatchDay.25 OMIYA Ardija in Nack5 Stadium OMIYA

咳の酷い一週間を耐えしのぎ「さぁ、行くぞ!」と思ってたけど風邪がよくなるどころか酷くなる一方なのと雨なのとで仲間にチケットを譲って家で養生してました。水曜も次の日曜も大一番が続くから無理は禁物。

堀之内を使わないと言う謎の采配は置いといて、久しぶりに大宮に勝った事はリーグを睨めばよかった。

にしても、阿部と闘利王の疲労の蓄積は浦和のアキレス腱だろうな・・・。達也は怪我で離脱しても代わりは居るがこの二人に関して代わりが居ないってのはきっついな。どちらかはこの試合休ませたかったよな。ホントになんで水曜に休みのある堀之内を使わないのか不満だ。


大宮 0-1 浦和
Goal:#7高原

2008年09月17日

J League Div.1 2008 MatchDay.24 OITA Trinita in SaitamaStadium2002

残暑厳しい9月のデイゲーム。何だかんだ毎年この時期必ずある暑さとの戦い。 

ピッチ上の構成はお互い3-5-2のがっぷりよつ。基本的な戦いも堅牢な守備からと言う鏡を見ているかのような相手。3-5-2同士の戦いと言えば、近い所でジュビロ磐田との試合があったがあの時の様なお互いの緩さは無くがっぷり組み合った試合。これは完全に相手の思惑にはめられた感の強い試合で相手の思惑通りの結果だった。これが監督の力量の差って奴なんだろうな。よもやホームスタジアムで相手にいい様にやられ守備的な戦いを始めるとは思わなかったよ。

やっぱさ、折角の中断期間に急遽3連休とか非公開練習に切り替えたと思ったらソフトボールやBBQやってるんじゃ危機感もクソも有ったもんじゃないよな。その間に相手はナビスコカップの準決勝を名古屋に競り勝って決勝進出を決めたチームだぜ。余りにも準備不足も甚だしいよな。あと、FW以外に代える選手は居ないのかと・・・。連戦で選手の疲労を気にする位なら代表でも試合をする阿部とか闘莉王とか代えればいいのに。選手が居ない訳じゃないだろう。


浦和 0-0 大分 

2008年08月28日

J League Div.1 2008 MatchDay.23 TOKYO Verdy in NationalStadium Kasumigaoka

全ては迷監督様の采配がチームを混乱へと導きました。

「たまにはこんな事もあるさ」と言うのは采配が冴え渡る監督に対しての言葉であり、就任からとち狂った采配を繰り返し続けて来た監督に対しては「またか・・・」と言うため息も混じった言葉しか思い浮かばない。後半頭にスタメンFW2人を揃って代えた時に少し結果が見えた。引き分けは選手の踏ん張りが大きい事には間違いない。

選手はやろうとしているのに監督が邪魔をする。戦術も戦略もないならベンチに座ってるだけでいいのにでしゃばってくる。根本原因はやっぱりゲルト・エンゲルス、その人である事は疑いようも無い現実。ホントにこのまま来年も指揮を執らせるつもりなのか?

これでは、まるで朴・智星を失った時の京都の様だ・・・。


東京V 1-1 浦和 

2008年08月25日

J League Div.1 2008 MatchDay.22 JubiloIWATA in SaitamaStadium2002

闘莉王を代表合宿中の怪我で欠き、永井が累積警告で出場停止。怪我から復帰2戦目でポンテをスタメンに阿部をCBへ下げ細貝をセントラルMFへ起用し乗り切る戦い。しかし、阿部が下がる事でDFラインでの微妙はズレが生まれる。やはり阿部は相手に着く守備を得意としており堀之内や坪井の役割と被ってしまいマークの受け渡しやフォローすべきポイントだったり体を当てに行かなければ行けない場面など不安定な部分が時折顔を除かせる。やはり阿部はもう1列前に居させた方がいい。

試合は、前半押し込まれ左サイドから崩されるとカレン・ロバートにゴールを献上するも達也のミドルシュートから川口がボールをこぼすとそこにロビーがつめ同点。06年最終節の様な同点ゴールで前半を終えると後半は立ち上がりから積極的に攻撃を仕掛け後ろから駆け上がってきた平川にペナルティエリア手前でボールキープしていた細貝からボールが渡り右サイドを突き破って逆転に成功。その後は一気に守勢に代わり、達也から暢久を入れると高原だけを前に残す様な形へと代わり、怪我で啓太が下がると堤を居れさらに守備固め。そして試合時間残り僅かでエジミウソン投入。最初は高原を下げての予定だったがポンテの足はつっていて交代を要求。にも関わらず最初は7番が提示されドタバタ。ここの所のベンチは仕事をしていない事を如実に表し、この場面で攻撃的な選手の投入と言うのも疑問。攻撃的な選手を入れるならばもっと早い時間帯の方がいいはずなのだが・・・。だが、このエジミウソンの投入は高原との連携が機能。左サイドからのクロスをエジミウソンがそらすと後ろに居た高原がゴールを狙う。これは残念ながらフィニッシュには至らないもののロスタイムカウンターで抜け出したエジミウソンが前方を走る高原へスルーパスを通すと高原の切り替えしで相手DFを交わし終了ギリギリの所でゴールを奪う。 高原の得意な形でのゴールが決まり試合終了。

この試合に関して言えば、若干の不安要素を抱えながらも勝ちきった事に関しては評価は出来るんじゃないかと。ただ、やはり闘莉王のが抜けると不安定になる守備に関してはチームの状態として良いとは言えない。他に選手が居ないのかと・・・近藤はどうしているのか・・・。それでなくても闘莉王の太ももの怪我は左右とも癖になっているしこの状況は常にありえる。やはり夏の補強の失敗は大きいな。


浦和 3-1 磐田
Goal:#10ポンテ、#14平川、#7高原

 

 

個人的には、この男のゴールが最高に嬉しかった。ヒラーカワ!ラ・ラ・ラ!!

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