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2007年08月01日

J League div.1 2007 Leg.14 SanfrecceHIROSHIMA in SaitamaStadium2002

A3ChampionsCup出場の為に延期されていた第14節の試合。この試合の結果を持って現在のJ1の順位が正式に確定する。首位のガンバ大阪とは実質勝ち点2差と言われつつも順位表上は試合前の暫定表記では勝ち点5の差がある。これを本当に勝ち点2に縮められるか否か。いやそれよりも何よりも4ヶ月もの間勝てもしなければ負けもしない埼スタで凱歌を高らかに響かせる事が出来るのか。ミッドウィークに行われるたった1試合のJ。夏の中断期間明けをまず最初に走り始めるの俺達だ。

 

スタメンは、GKに都築、DFには怪我明けの闘莉王が戻り坪井、阿部の代表帰りの3人で並ぶ。中盤の底にはこちらも代表帰りの啓太と長谷部、右に暢久、左に相馬、トップ下にポンテ。2トップはワシントンと達也と長い中断が明けベストメンバーの布陣。代表帰りの3人のうち阿部と啓太に関しては代表でもフル出場しており疲労の心配もあったが元気にピッチに姿を現した。正直、阿部はこの試合の後にオールスターがある為に実質の休みがほとんど無い。阿部は休ませてもよかったとも思った。

試合の方は、前半は相手の広島の戸田、森崎を出場停止の為に急遽作った3バックシステムが思いの他機能し一進一退。広島攻撃陣も若いながらもタレントは豊富。佐藤寿人を始め柏木など将来を有望視される若い選手が居る。そこにウェズレイが加わる攻撃陣は侮れない。前半幾度かの決定機を逃しつつもペースを確保しながら試合を進めていく。カウンターの速い攻撃からクロスが上がりシュートを放ったのが阿部だった時は、鉄人だなと思った。でもやはり彼の疲労は目立つ様な気がする。大事に至る前に休ませられる時には休ませるべきだろう。

なんだか解らないゴールの取り消しと早すぎるリスタートからのピンチを凌いで前半を終える。無難に前半を0-0で終えた事は浦和と広島、どちらの戦略による物なのかはわからないがどちらとも取れる様な試合展開に、「また勝てないのか」と言う不安が頭を霞めていた。それでも後半開始前に気合を入れなおすゴール裏の雰囲気で「勝つんだ!」と言う気迫を取り戻す。

それでも後半立ち上がり早々に佐藤寿人の素早い動きからゴールを奪われ失点。広島にリードを許す。リードしたビジターの広島は定石通りに無理をせず守備固めに入る。しかしながらそれも急造のDFに負担を与えるだけに過ぎなかった。後半失点をした浦和は、もう攻める以外にやる事は無くやるべき事が定まりアグレッシブさを発揮し始める。その攻撃をひたすらに耐えようとするDF。しかし広島は代表帰りの駒野を守備の中心に置いていた。いつもならサイドにポジションを取る駒野が不慣れな中央のポジションで且つ代表帰りの疲労の中で集中を切らすのは時間の問題だった。そして闘莉王の一発が炸裂する。このゴールを機に広島の守備は崩壊。浦和の攻撃は更に活性化していく。ワシントンがゴール前で受けようとした際にファウルを受けPKを奪いそれをポンテが決め逆転。達也も自分の力を遺憾なく発揮しゴールを奪う。ワシントンも久しぶりにらしいゴールを決め一気に4得点。交代で入ってきた平川が左サイドを突破すれば永井も達也とのコンビネーションでチャンスを作り、岡野も右サイドをスピードで広島を圧倒する。後半の短い時間ながらも久しぶりに浦和の攻撃が爆発した。

今期初の4ゴール。今年は1試合での最高得点が2ゴールだっただけにようやく攻撃が活性化してきた。達也が復帰したことで前線にスペースが生まれ始めている。これがもっと顕著に現れてくればもっともっとゴールを奪う事が出来るだろう。ワシントンも昨年の様に量産出来る様になるはずだ。その意味で現在のFWは達也を中心に相手を選ぶと言う状況となっている。達也の裏を狙う動きと前線でのチェイシングはチームに新たな流れを生みチームに効果を与えている。

埼スタに久しぶりに響くWe are Diamondsは、気持ち良く夏の夜空に響いていた。 

[サッカーショップ加茂]浦和レッズホームユニフォーム

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2007年08月01日 23:59に投稿されたエントリーのページです。

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