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2007年06月17日

J League Div.1 2007 Leg.15 FC TOKYO in AjinomotoStadium

 中国遠征から戻り、他のチームとは1週遅れのリーグ戦再開。 アウェー味の素スタジアムでの1戦。

中断前のリーグ戦ではモヤモヤ感の残るドロー連発で締めくくってしまったがここに来て長期離脱していた田中達也が中国で戻ってきており新たな要素としてチームにアクセントを加える事が出来るかが鍵を握る。

久しぶりにスタンドに勢ぞろいした浦和のウルトラ達の姿は、本来の浦和のゴール裏の姿を取り戻した。皆、元気だったな。

 

 スターティングイレブンは次の通り。GKは都築。DFは右から暢久、闘莉王、坪井、相馬。中盤セントラルMFに啓太と阿部、オフェンシブハーフにポンテと長谷部が入る。トップはワシントンと復帰したばかりの達也。 今回は久しぶりの4-4-2で中盤はボックス形でのスタート。ただし左右のサイドである暢久と相馬はやや高めにポジションを取りその裏を啓太と阿部がカバーするイメージだと思う。そのポジショニングは相手の戦い方を読んでいたかの様に的中する。

「浦和の方がA3の激しい戦いをやって帰ってきたということで、立ち上がりから積極的に仕掛けていこうという話をしたんですが、立ち上がりの入り方が悪かったと思います。」

 FC東京原監督が語る様にFC東京は4-3-3の様な形ではあるものの早い段階での仕掛けを徹底する為にルーカスが一人で出っ張る様な4-3-2-1の様な1トップの形となっていた。それに対し浦和のCBは二人でルーカスを見ていけばいいので形としては問題ない状態で立ち上がりを迎える事となる。坪井がルーカスをマークする形になり闘莉王が周辺のフォローを担う。FC東京がルーカスを前に持って来過ぎたため仕掛けを早めると言う意図は単に攻撃を孤立化させる事となり、とても淡白な形での攻撃に終始する事となってしまう。そして中盤で枚数を確保する事の出来た浦和が攻勢を仕掛けゴール前の混戦から達也が押し込み前半3分と言う早い時間で先制する事に成功した。

その後は、FC東京も徐々に修正を行い福西が前に出てくる事で攻撃の起点となり攻撃を組み立てつつトップの選手を追い越してゴールを狙い始める。この展開が上手く機能し始めると状況はFC東京に傾いて行く。それでも前半は達也の1点を守り切り五分五分の状態で切り抜くことが出来た。

 後半になると状況は一変し完全にノーガードでの受身を取らざる負えなくなる。後半の早い時間でリチェーリを投入してきたFC東京は早いボール回しでどんどん前に出てくる。こうなると浦和のDFはいつもの様にどん引きとなって行く。そして中盤は崩壊しトップ二人とポンテの3人で攻撃を組み立てる事となる。と言っても攻撃に割く時間は少なくほぼ守備を固める事で時間を費やしていく。1試合トータル22本もシュートを浴びる羽目に合うが何とか無失点で凌ぎきった。そして後半20分にはコーナーキックから阿部のヘディングがかすって落ちたところに密集していたFC東京の選手にボールが当たりオウンゴールを呼び込みトータルスコア0-2で勝利を収める事となる。後半も厳しい状態が長い時間続いてはいたが福西が退いた後はさほどピンチとなる状況にはなり難かった様に思う。相変わらずいろんな意味で危険な男だと思った。

達也の復帰戦となった。とりあえず及第点と言った所か。達也の前線からの守備意識は相変わらず高く常にチェイスしていく姿は素晴らしいプレーであった。その為かワシントンやポンテの動きの少なさが目につく。試合中にはお互いに声を掛け合いポンテやワシントンにも守備をやらせる事で相手を崩す流れを作る事が出来るんじゃないかと思う。そう言う修正は今のチームであれば出来るはずだろう。それと若干目に付いたのは達也とワシントンのポジションが被る場面が2度ほど見られた。最前線にいる二人が同じ場所に居てもどうしようもない。やはり声を掛け合う、試合中のコミュニケーションをしっかりとる事を徹底していく必要があるだろう。

なにわともあれ、達也がようやくピッチに帰ってきた。お帰り、達也。まだまだ厳しい戦いが続くけど君の特別な力がチームに限りなく必要になる。これからも頼むぜ。

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2007年06月17日 23:56に投稿されたエントリーのページです。

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