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2009年06月26日

J League Div.1 2009 MatchDay.14 YOKOHAMA F・Marinos in NISSAN Stadium

酷い有様だった事は言うまでもない。

ワールドカップ2010アジア予選の為に短いリーグ中断、とは言えナビスコカップがあり代表選手3人が抜けたチームは怪我人続出の中でも若手がチームの輝きをより一層強い物にしてきた。リーグ再開で日本代表選手がチームに戻り更なる飛躍になるはずだったが、目の前のピッチで展開されたのは昨年までの逆戻りに近いサッカーだった。

チーム内の有力な選手ほど現状のチームの目指すべきサッカーの理解度が薄い事が明確に解る。言われれてみれば単純にリーグ戦はこんな感じの試合が多かったなとは思う。特に目立つのは闘莉王のロングフィード。確かに闘莉王のロングパスは精度は高いと思う。でも、パスを繋いでリズムを作るべき時にこれをされるとリズムが崩される。それどころかチームの態勢が整ってない時点でやるものだからパスは簡単に奪われ一気に逆襲を食らい致命的な場面を作り出す。大体からしてCBが攻撃の起点になってどうするのかと。闘莉王の為のチームじゃない事を闘莉王は理解しなければいけない。その上で現状やろうとしているサッカーを理解していかなければいけない。

闘莉王、阿部以外のフィールドプレーヤーはナビスコの時と同じイメージで試合に入っていた。しかし、程なく展開されているサッカーがナビスコとは違う事を察知しプレースタイルを変えていく。高原はナビスコの調子が嘘の様に中盤に吸い込まれサイドへと流れていく。前の4人は同様な戸惑いを感じプレースタイルが変わっていった。特にサイドでの押し上げが弱かった。SBの選手の押し上げが無い為に前の4人は孤立。直輝の警告が多いのはこの辺の無理が祟っている野ではないかと思う。そして徐々に失われていった中盤。そこをフォローすべく投入する選手も機能不全を起こしどうにもならない。闘莉王は自分の居るべきポジションに戻らずにオフサイドのアピールに必死。最後の方は前線の選手が横並びとなりもうお手上げ。

誰も彼もが闘莉王にボールを預ける。そうしないといけないルールでも有るかの様に闘莉王にボールを渡し、闘莉王がロングフィードで駄目にする。上手く行く場合もあるが正直稀と言わざるを得ない。闘莉王1人を責める訳ではないが闘莉王が自分の役割を正しく理解するだけでも劇的に変わる予感はある。ナビスコでは急造の暢久がその役割を正しく担え劇的な効果を生み出したのだから、闘莉王がやればそれは計り知れない。CBが安定すればSBは上下のプレーがやり易くなり、CMFも連携がスムーズになり起点として攻撃陣への繋ぎが上手く行くようになる。浦和のキーポイントは良くも悪くも闘莉王の理解度とプレーの質に懸かっているのだ。

闘莉王の為のチームでは浦和は駄目なのだ。チームの為の闘莉王になれるかどうか・・・。


横浜FM 2-0 浦和

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2009年06月26日 07:09に投稿されたエントリーのページです。

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