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2008年07月30日

J League Div.1 2008 MatchDay.19 KASHIMA Antlers in KashimaStadium

キックオフ直後から気合の入ったプレーを見せる選手たち。3バックの中心に闘莉王がセントラルMFに阿部が戻った事で基本的な守備の組織が復活。坪井も前節同様にプレーが切れており安心出来る。ただ全体の組織で言えば相手の方が上手であり、押し込まれ中盤にスペースが空くこともしばしば。おかげで3トップの永井は必要以上に下がりまくり機能不全を起こす。これならエジミウソンの方が前に居る分、攻撃として機能していた様に思う。永井に3トップの中央、もしくはトップ下の様なポジションは不向き。達也と高原との流動的な連携も下がりまくる事で意味を持たず無駄な動きが多くほとんどの場面で消えていた。サイドは相手右サイドの内田が五輪代表で不在と言う事で左サイドの相馬は自由に動けていた様に思う。右サイドの平川も坪井の復調で一時期のネガティブプレーから開放されつつある。守備ブロックを安定させる事で選手達の連携が徐々にではあるが戻って来ている。ただ、まだ時間はかかりそう。闘莉王のポジションを不安定にさせた事で崩れたバランスは簡単には戻らないと言う事。この状況を生み出した監督の責任は非常に重い。

試合は前半39分で雷雨の為に一時中断。1時間6分後に前半39分から再開。一番危険な再開直後に失点しリードを許す。この失点は非常に後に引きそうな失点だったが5分程度でハーフタイムに入った事で後半は気持ちを切り替える事が出来た。後半は攻勢をかけるも相手の守備も厳しく後一歩でゴールを奪えない。油断すればカウンターを食らう。それでもただゴールを奪う為に攻撃を仕掛ける。後半17分に相馬を下げ梅崎を投入。4バック気味にシステムを変更するも好転の兆しは見えず。左サイドバックに入った堀之内のサイド攻撃に対するフォローは皆無で左サイドを一身に担う事になった梅崎の負担は大きすぎた。右サイドは平川と下がりまくる永井が常に被る。後半28分に高原がファウルを受けピッチの外へ出てエジミウソンと交代。この時間にフレッシュなエジミウソンが入った事でFWの動きが活性化してくる。エジミウソンがサイドに流れ起点となり攻撃を展開、後半32分に完全に機能不全だった永井を下げセル投入で一層攻撃に厚みを増す。そんな中セルが右サイドへ流れクロスを入れるとエジミウソンは僅かに届かなかった物の後ろから走りこんできた達也がボールに触りゴールをこじ開ける事に成功。1-1に追いつくと残り時間も攻め立てるも惜しくも逆転までは届かずドローで試合終了のホイッスルが鳴り響いた。

言いたい事は山ほどある。スタメンに関して言えば本当に調子のいい選手を見極めて起用しているのかは疑問を抱かざるを得ない。この試合だけ見ればスタメンからエジミウソンを外す事でサポーターへのパフォーマンス的な要素の色合いが強いようにしか思えない。こんな選手起用をする監督への信頼は皆無だ。試合内容を見てもオジェックが開幕の時にやろうとしていた事を改めて今やっているだけだ。結局は回顧しているに過ぎない。何故選手達はあの時やらなかったのか・・・。それに雨のおかげで気温が上がらなかったのと、中断のおかげで90分の試合にならなかった事が選手達にとっていい方向に出た事は間違いない。90分の試合だった場合、本当に走りきる事が出来たかはまだ不透明だ。・・・と、言い始めるとキリがない。

ただ、文句ばかりを言っていてもしょうがない。一応、ここで気持ちは見えたし選手達とは一つになれた。だからこそ試合中に腕を振り上げまくり声も出なくなるまで叫んだ。最後に振り絞って叫んだ「We are REDS」はその表れ。開幕からここまで不信感と疑問ばかりで先の見えない状況が続いてきたけど、少し光が見えてきた。その光はまだか細く弱い。それを強い光に変えて行くのはこれから次第。続けていくしかない。


鹿島 1-1 浦和
Goal:#11田中

 

 

P.S.
だからと言って、この大きな混沌を作り出した監督、フロントの責任は常に追及して行きたい。ちっぽけなブログだけどね。

[サッカーショップ加茂]浦和レッズホームユニフォーム

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2008年07月30日 05:34に投稿されたエントリーのページです。

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