今年もJリーグが開幕。
試合の前は、いつも通りの開幕の雰囲気。スタジアムで会う久しぶりの顔。また、スタジアムで過ごす週末の日々がやってきた。今年はどんな戦いが待っているのか1年を占う大事な初戦。新戦力が加わり融合する事で生まれる新しい浦和が初お披露目・・・のはずだった。
試合前、期待とワクワク感で溢れていたスタンドは90分後には沈黙と厳しい表情に埋め尽くされていた。
昨シーズンオフに補強した面子は、中盤で攻撃的なポジションであれば何処でもこなせ五輪代表の梅崎と04年に来日し新潟で通算76得点のエジミウソン。そして自ら売り込んできたドイツか戻ってきた高原の3人が即戦力。レンタルから復帰はDF近藤とMFアレックス。新人は駒沢大からFWの高崎、盛岡商高からFWの林、市船のDF橋本。主力での放出はワシントン、ネネ、伸二、長谷部の4人。
そして晴れて開幕スタメンの座を掴んだ11人は。
-----高原-------エジミウソン--
-----------山田-----------
-相馬----阿部--啓太----平川-
--堀之内---闘莉王---坪井----
-----------都築-----------
サブは、GK山岸、DF細貝、内舘、MF梅崎、西澤、FW永井、達也のメンバー。
と試合に臨んだメンバーを書き綴ったが試合内容についてはさほど語る事は無い。後半、横浜が押し込んできた場面でボールがこぼれた所をDFの隙間をつかれて奪われたゴールが決勝弾となる。その後、横浜が退場者をだし数的優位に立つものの退場した選手がFWだった事もあり横浜の守備は崩れず圧倒的なプレスの前にゴールは奪えずに終わった。ゴールを奪うために山田に代え永井、堀之内に代え達也を投入する物の自滅。永井も達也もどう言う指示を受けて出てきたのかはわからないが明らかに前線を混乱させただけ。永井にはボールをキープしてリズムを作って欲しかったし、達也には高原、エジをフォローしつつ飛び越えて裏を突く動きを期待していたが単純に横一線にFWが4枚並んだだけ。永井も達也もピッチ外で何を見て何を感じてピッチに入ったのか・・・。結局浦和の放ったシュートで決定的と感じたのは暢久の振り向きざまのボレー1本。その他はろくにシュートすら打てなかった。連携とか戦術とか言う以前の問題。エジミウソンも高原も相手DF2枚に常に囲まれていたにもかかわらず誰もフォローしない。新加入戦力の問題点よりも既存選手達の散漫なプレーだけが目についた。
なんだかいろいろなサイトを見ていると試合後のオジェックのコメントに批判集中な感じ。
「開幕からチームが機能するまでは6週間かかる」
マスコミと一緒になって揚げ足取りをしてどうすんだと。オジェックも深い意味は特に無く新チームとして実戦で100%以上の力で戦える様になるにはそれくらいかかると言う意味だろう。横浜だって現時点のチームの完成度がとてもじゃないけど100%には見えなかった。それでも横浜にゴールが生まれたのは横浜の選手に戦う気持ちと勝つ気持ちがしっかりあっただけ。オジェックのコメントを真に受けて「グアム合宿で何してんだ」とか意味の無い批判ばかりを見かける。そんな的はずれな事言ってないで、やることもせずに監督批判を繰り返す選手を責めるべきだ。去年から気になってはいるが選手が自分達のプレーを棚にあげ監督批判を繰り返す事が目に余る。あの状況で批判をして敗戦の責任を監督に押し付けるなんて許せるもんじゃない。ピッチで実際にプレーしているのは選手だ。敗戦の原因も選手にある。選手が意識を変えて戦わなければ勝てる試合も落とす羽目になる。選手達の意識改革が必要だ。去年から続くJリーグでの3連敗を止めるには思い切った起用も必要になるかもしれない。オジェックはどう見ているのだろうか。
横浜FM 1-0 浦和