REDS Blog

前半立ち上がりから前に前にの意識の元に攻勢を仕掛けてくるセパハン。それを完全に受ける形でのスタートになった浦和。状況を変えなければならない状況で繰り出されるは意味を持たないロングボールの放り込み。もれなくセパハンボールとなってしまう。ロングボールから攻撃が形作られたシーンは皆無だったが試合全体を見るとロングボールを放り込むだけのサッカーと言っても間違いじゃないと思う。そうは言ってもただ手をこまねいていた訳でもなく20分過ぎから徐々にボールを保持してリズムを取り戻し始めた。そんな展開から2トップとして試合にでていた永井の動きが良く、2度のチャンスを作り出していた。1度目は左サイドからのクロスにヘディング。2度目は左サイドからペナルティエリアに侵入してのシュート。このシュートがポストに弾かれる決まらなかったのは単なる運でしかない。前半の永井を見る限りこの試合でゴールを奪える雰囲気を持っていた数少ない選手の一人だった。ただ何かを意識し過ぎている気配のある浦和全体に決定機を多く作る事が出来ずチャンスも少なかった。その意味で気まぐれな女神に嫌われてしまったシュートが決まっていればと言うだらればをついつい漏らしてしまう。

スコアレスで終わるかと思われた前半の終了間際、左サイドで平川が長谷部へ、長谷部がポンテへと落として行ったボールを一瞬の間を掴んだポンテのキックが振りぬかれるとサイドネットへと吸い込まれ先制点を奪う事に成功する。見事なミドルシュートで針の穴ほどのゴールに向かう一本の道筋を通り抜けたファインゴールだった。

前半終了間際と言う相手にプレッシャーを与える時間帯に奪った虎の子の1点ではあったが後半のルーズな立ち上がりでふいにしてしまう。キックオフから右サイドへと侵入してきた相手を止められず簡単にペナルティエリア内にボールを供給されると一度は都築がブロックしたもののこぼれ球を相手に奪われあっさりと追いつかれてしまう。このチームは得点を奪うと途端にルーズになる事が多々ある。ただ、何とか凌ぎ切ってしまったり、相手に得点を奪われる事で再活性化し事なきを得るのだがこう言う場面でまた出てくるのかと苦虫を噛み潰す思いに落とされる。

もう後半は語る事もなく、後はただひたすら耐え続けるのみであった。なんとか1失点で耐え切った事で少なからず自分達の奪った1点を意味のある物に出来たとは思う。幸いにしてACLはホーム/アウェーの2戦で決着をつけるし次はホームでの試合になる。ルーズになる場面をなんとか僕らでチームに喝を入れてやれればいいと思う。

はてさて、結果やいかに。それは神のみぞ知る所か･･･。