叩こうと思えばいくらでもその要素が見つかる試合、そんな感じの第3戦でした。
色々な組み合わせをトライする大会としての位置づけであれば特に問題の無い結果でしょう。A3で無理をしてリーグに影響を残しても問題ですしね。そんな状況を差し引いたとしても前半のボロクソ具合には閉口せざる負えなかったです。TVのダイジェストでしか無いですけど言葉にならないですね。カウンター、セットプレー、ミドルシュートで3失点。ひとつひとつは「やるなぁ」と言った難易度の高いゴールの様にも見えましたけどそんなゴールを前半だけで3つも食らうってのは問題以前の話になって来てしまいます。正直FWは、達也の復帰やセルの日本国籍取得で駒が揃ってきたけどDFに関しては昨年来からの駒不足は否めない状態。ここの所は早く手を打たないとやばいです。
とりあえずA3は3位で幕を閉じました。中国での試合は選手達にとって良い経験になったと思いますのでそれを今後の試合に活かして頂きたいところではあります。もう、とやかく言う前にやらなきゃいけないんだぞ。ホント、頼んだぞ。
SHANGHAI 3-1 URAWA
9min HAMILTON(SHANGHAI)、 29min CHENG Liang(SHANGHAI)
38min LI Gang(SHANGHAI)、57min TULI(URAWA)
ホルガー・オジェック
今日は試合には負けました。負けた理由は、いいプレーができなかったことと思うが、後半は、ある程度パフォーマンスがあがってきた。残念ながら前半のミスを後半に取り戻すことはできなかった。とはいっても、我々にとってA3に出場する、参加することは非常に大切なことでした。というのも、我々はまだ、チャンピオンズリーグを戦うことになっているからである。ここで、選手のみんなが経験できた、集めたインフォメーションは、このチャンピオンズリーグに必ず生かされるものです。
1st SHANGHAI Shenhua P6 W2L1D0 +4
2nd SHANDONG Luneng P6 W2L1D0 +1
3rd URAWA REDS P3 W1L2D0 -2
4th SEONGNNAM Ilhwa P3 W1L2D0 -3
ひとりごと・・・。
この試合なんか見てると痛感する事がある。明らかにオフトの築いた基礎はなくなっている。ギドの3年間、選手をオフトの規制から解放したのは良かったかもしれない。オフトからギドにスイッチしたときチームのテーマは興行としてのエンターテインメントと面白いサッカーだった。オフトの布いた規則は一見つまらないサッカーだった。そこから観客を魅了させるサッカーへの転換を図ったフロント。ギド就任初年度こそ2失点しても3点取って勝つというアグレッシブなサッカーだったがそれは半年ほどでなりを潜めオフトの頃よりも極端なリトリート戦術からのカウンターと言うリアクションへの回顧へと方向が変わってしまった。そしてリーグタイトルの獲得。選手の支えとなる基礎が失われた事で新監督の標榜するサッカーが体現出来ていない。
ここでクラブが迷い道にはまり込まない様にするには、僕らから不信感を煽っては駄目だと言う事。クラブや監督からはお願いされている訳ではないがオフトの時の様に見守らなければいけない。オジェックを信頼しもう一度浦和に基礎を築く為に今は我慢が必要。ただそれはオフトの時の様に長い時間はかからないだろう。一度取り戻せればそこからの熟成は早いはず。選手の意識の変化と監督の先を睨んだ戦い方を信じ、僕らは僕らのやるべき事をするだけだ。