浦和の分水嶺たる試合
典型的な4-4-2のチームであるFC東京。原元監督の「4バックが好きだから」の一言だけど延々と4バックでやり続けるクラブではあるけど継続は力なり。それ相応に力と結果をつけつつある事は明白。
方や、今や守備の国イタリアで開発されたプレッシングたる名目上3-5-2だけど基本3-4-1-2で5-2-1-2とも言え作り出したイタリアですら放り投げた旧態然のシステムを敷きつつ守備崩壊に至っている浦和。名古屋、柏にやられたから4バックの対応が重要みたいな事言われているけど、3-5-2と言うシステムがプレッシングが重視されるシステムである以上、選手の運動量が重要であり合宿でもろくにフィジカルトレーニングをしないチームに於いては穴だらけで絵に描いた餅な戦術。そして監督の明確な方向性が全く見えない、ファイトだとかムービングだとかそれが戦術のように語られるがそんな物は当たり前の話であり、いまさらそこなのかよと・・・。
さて、そんな本日のFC東京戦。ここ3年ほど負けてはいない相手ではあるけれども相手は羽生の加入と4-4-1-1気味のシステムでサイドへの圧力を一層かけて来るチーム。にも拘らず中央には今野の存在がありしっかりとした中央のラインも維持されている。組織的に見ても名古屋に引けをとるチームではなく柏より一層完成度の高いチーム。隙は1.5列目の平山と言う存在くらいなもの。
はてさて・・・、こんな状況に至っても旧態然とした戦術とシステムで戦うしかないのか・・・。変われるのか?変われないのか?。いろいろな意味でじっくりと注目しなければいけない一戦ではある。