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2010年05月29日

J League YAMAZAKI NABISCO CUP 2010 MatchDay.04 Montedio YAMAGATA in URAWA KOMABA Stadium

久しぶりに試合終了のホイッスルと共にガックリとする試合だった。

雨の影響もあったとは思うけど、それにしてもゲームを展開する能力が稚拙すぎた。とてもじゃないけど勝てる様な試合じゃなかった。


浦和 0-2 山形

 

なんと言うか・・・大きな状況としてはオフトの頃と似ていると思ってるんですよ。就任の前年にクラブとしてチームの方針を大きく変え、礎となる物を再構築し浦和のサッカーを作り上げる事を至上命題にしてチーム作りを推し進めていた。有望な新人選手もチームに加わり、戦力の再構築も行った。オフトとフィンケの状況は非常に似ている。しかしながらオフトとフィンケを比べた場合に結果の部分で大きな差が生まれている。オフトは初年度からナビスコカップファイナルへの進出を果たし2年目にはタイトルと取るまでになった。フィンケにはそう言うインパクトある結果を残す事は出来ていない。ただ、もしも浦和にタイトルがまだ無ければフィンケの1年目もさほど悪かったとは言えないとも思う。そんなオフトとフィンケの状況における大きな違いは申し子と呼ばれるチームの中で監督の思惑を忠実に伝播させる事の選手が居るか居ないかと言う事だろう。オフトの時にその役割を担ったのは内舘だった事は間違いない。では、フィンケの申し子は誰だ?思うに今のところとしては山田直輝なんじゃないかと思う。そして内舘と直輝の違いは怪我による離脱の割合だろう。内舘はオフトの下ではほとんど怪我をせずに出場し続けた。それに対して直輝は昨年も怪我で離脱する事があった上、今年は代表戦で怪我をし1試合の出場も無い状態。チームの中にその意思・哲学を伝播させる事の出来る選手の有無がオフトとフィンケの決定的な違いでありチームの成熟度合いに影響を与えている様に思う。

そして、フィンケの思惑を忠実に実行出来るであろう選手がもう1人居る。柏木陽介だ。ただ、柏木は今期浦和に移籍してきたばかりでチームの中でなかなか馴染めずに居る。試合中にチームがいい状況に居る時には柏木も絡んだ形で機能するのだけど、一転悪くなると存在が薄くなる。これは浦和と言うチームが根本的に持っている個人技によるフットボールからの脱却が出来ていないのだろう。状況が悪化している時にこそ、柏木を積極的に使ってチームのリズムを作り直すべきなのだが、ポンテの存在がそれを打ち消してしまう。そのポンテも好不調の波がある選手である為に試合毎に安定しないのが悩みどころだ。

ポンテを中心選手としての呪縛から解放し柏木を積極的に使う、これこそが行き詰まりを見せている浦和の攻撃を活性化させる手段だと思う。その殻を破る事が出来るか否かが浦和の鍵を握る。そして直輝や梅崎が復帰した時に多彩なバリエーションを持った攻撃が可能になる。よい意味でのポンテからの卒業が必要な時に来ている事は間違いない現実なんだろう。

2010年05月22日

J League YAMAZAKI NABISCO CUP 2010 MatchDay.03 SHONAN Belmare in HIRATUKA Stadium

非常に暑かったです。もう暑さでバテバテ・・・。

試合は、なんて言うか良くは無い・・・良くは無いけどなんとか勝ったという感じ。啓太と堀之内のセントラルMFは押し上げが不十分で中盤を構成する事が出来なかった。先制点はスピラノビッチからの縦パスから前線3人の個人技で奪ったような物。連携と言うより個人能力で獲ったと言うイメージの方が強いと思う。そして相変わらず得点を奪ったあとにバタつき失点するのも変わらずであっと言う間に追いつかれた。サヌの不慣れの守備が目立った。後半スピラノビッチが相手ペナルティエリア内でゴールラインギリギリの場所で上げたボールをエジミウソンが押し込んで追加点を奪い勝ち越し。その後なんとか凌ぎきって勝利を掴むもののギリギリの勝利だったように思う。

良かった点は、スピラノビッチが試合をこなす度に良くなって来ている事。時折危うい感じを受ける物のチーム全体がきちんとリズムを持って機能すれば自然とそう言う場面も無くなるだろう。これはもう中心戦力として考えてもいい頃合いに来ているんじゃないかと思う。

にしても・・・、評価の難しい勝利だったなぁ。


湘南 1-2 浦和
Goal:#10ポンテ、#17エジミウソン

2010年04月03日

J League YAMAZAKI NABISCO CUP 2010 MatchDay.01 Jubilo IWATA in SaitamaStadium2002

ナビスコカップも開幕。リーグから中4日、次のリーグ戦が中2日って事で大幅にメンバーを入れ替え。GKには加藤順大が入り、SBも左に堤、右に高橋が、FWに高崎、CBにスピラノビッチが今期初出場が5人。そして原口が初スタメン。6人もの入れ替えを実施。これもギリギリでベストメンバー既定に引っかからない試合だから出来る芸当と言う事だろうか。

半分ものメンバーが入れ替わった試合で、どちらかと言うとこちらのメンバーの方が期待感が大きい。それも過去の浦和のサッカーの染み付いていないメンバーが大半を占め戦術理解度はこちらのメンバーの方が高いはずだからだ。しかし、如何せんながら練習試合は繰り返してきたとは言え公式戦は違うと言う事なのだろうか、前半は組織が機能していなかった。中央縦のラインがモーゼの十戒よろしくスパッと分かれてしまい磐田にそのスペースを思う存分に使われた。クリアボールが尽く磐田の選手の目の前に行ってしまったのもそれが原因。両サイドへと選手が集まりすぎた。失点のシーンも個人的にはスピラノビッチはよくクリアしたなと思う。ただ、守備に戻って来ていなければ行けないCMFの選手の戻りが中途半端過ぎた。その選手は阿部なのだが・・・、阿部は今年どうも攻守に渡ってバランスを取るのに四苦八苦している様に思える。コンビを組むのが細貝だったり柏木だったりするせいかもしれないが、阿部はもう少し守備専従でいいのかも知れない。阿部のポジショニングが気懸かりなのだが、一度啓太と代えてもいいかも知れない。何で啓太はベンチなのだろうか・・・。

前半、中央縦のラインがスッカスカだったのだが幾度かのチャンスは創出していた。まぁ、こうなってくるとゴールは運だとしか言えない。事実、磐田はその運を掴んで先制した訳だし。そして、攻撃の組み立てと言う部分でボールの預け先が不明瞭だった。もう、柏木に集中して集めてしまえばいいのだが選手が極端に両サイドへと分断された為にそれすらも出来なかった。勿体無いと思う。

後半、フィンケ的には予定通りのポンテ投入。出来の悪かった堤を下げ細貝を左サイドへ、柏木をCMFへ下げ、攻撃陣にポンテ入れる。柏木が中央に近いポジションを取る事が出来た事で中央縦のラインが安定しポンテがボールを収める事でチーム全体が落ち着いた。後半は完全に支配し目指すべき物の一端を垣間見る事は出来たと思う。林も投入し攻撃を強めたもののゴールはなかなか割れない。磐田がドン引きだったのもあるし、運も無かった。エジのヘディングがGKの正面だったりしたし。 1点を取る為に啓太を投入し柏木を上げ攻撃の枚数を増やしていく。これが功を奏しロスタイムにようやくポンテのゴールが生まれる事となる。このゴールはある意味、理想的なゴールでゴール前で相手DFが密集した際、コンビネーションで突破しゴールを奪うと言う事を実現出来た瞬間でもあった。こう言うゴールがもっと奪える様になれば浦和はもっともっと強くなるはずである。

世間的には非常にネガティブな試合の見方が大勢かなぁ。フィンケもややご立腹の様だし。でも、僕個人としては勝てはしなかったけども先の明るいゲームにはなったんじゃないかなと思う。ちょっと前なら多分負けてた。で、連敗ストッパーとか言われてた。でも、この試合は前半の悪い所を柔軟に修正し後半見違える試合をした。フィンケの試合後のコメントではハーフタイムに前半を大きく分析しなかったと言っているので選手が考えたのか感じたのか選手間で修正出来たのは大きいと思う。それに戦力としてスピラノビッチも目処が立った。スピラノビッチだけではなく、高橋も高崎も試合に出られた事で変わってくるだろう。若い選手はちょっとした事で大化けする。先がスゴイ楽しみだ。

もっとポジティブに見てあげてもいいと思う試合だったと思うよ。 そして、ワールドカップ以降に来るであろう現状のトップメンバーとナビスコのメンバーの融合。こんな事を想像するだけでもワクワクするじゃん。いつまでも我慢我慢とは言わないけどポジティブな方向でチームを見つめてあーだこーだ言ってる方が物事もいい方向に転換していくんじゃないかって思うよ。


浦和 1-1 磐田
Goal:#10ポンテ

2009年08月08日

J League YAMAZAKI NABISCO CUP 2009 QuarteFinal Leg.2 SHIMIZU S-Pulse in Out-SourcingStadiumNIHONDAIRA

2009年のナビスコカップは準々決勝にて敗退。ホームでリード奪いながらもアウェーで逆転を食らってしまった。

それでも、昨年は無勝利でのグループリーグ敗退と言う事を考えれば進歩している。

今は、一歩づつでも歩みを進める事が大事なんだ。


清水 3-0 浦和

2009年07月25日

J League YAMAZAKI NABISCO CUP 2009 QuarteFinal Leg.1 SHIMIZU S-Pulse in SaitamaStadium2002

3日前の試合が嘘の様な感じ。とは言ってもめまぐるしくよくなっていると言う訳では無く、同じ様な布陣を敷く清水相手にそれなりの展開と試合は出来る様ではある感じ。こうなると広島が特殊な相手であると言う事なのかもしれないな。

ノックアウトステージに入り、H/Aで決着をつけるトーナメントにおいて相手にアウェーゴールを与えてしまった。後半立ち上がりの一番注意を払わないといけない場面であっさりと失点を許してしまうのは困りもの。DFラインが安定していないなぁ・・・と言うのは代表選手が入った時の印象だったりする。


浦和 2-1 清水
Goal:#4闘莉王、#17エジミウソン

2009年06月14日

J League YAMAZAKI NABISCO CUP 2009 MatchDay.7 OMIYA Ardija in SaitamaStadium2002

直輝と元気が怪我から復帰。久しぶりの大量得点。相手の総崩れ具合は見るも無様・・・。

前半、全体的には試合を支配しつつも決定機を決めきれないややもどかしい展開。細貝や高原の惜しい場面もあったがミートしなかったりバーに跳ね返されたりとなかなか決まらない。それでもゴール前で直輝がトラップが崩れながらもボールをキープして相手GKをかわしつつ冷静に蹴りこみ先制点を奪う。試合に復帰してすぐ結果を出してくる所は直輝が試合を重ねる毎に大きく成長している証だ。そのまま1点リードで試合を折り返す。

後半早々に高原が相手ペナルティエリア内で倒されPK獲得。ファウルを犯した藤本は2枚目のイエローで退場。PKをエジミウソンが冷静に決め2-0。そのまま10人になり落ち着かない隙を突きエジからのパスを高原がゴールへ流し込み2試合連続のゴールを奪う。そして左サイド永田の突破からペナルティエリアでマイナス方向へパスをエジに出しゴールゲットし4点目。その後ふっと切れた瞬間に暢久が自陣深い位置でボールを奪われ失点をする物の元気のフェイントからシュートを放ち5点目。再度、ゴール前の展開からシュートを山岸が手で弾く物のポストに当たったボールは相手選手の目の前に転がり失点。最後は右サイドでのパス回しから暢久が決めて終了。

久しぶりに多くのゴールが見れた試合だったと思う。まぁ、失点は頂けないけどと言う思いもあるもののこう言う展開の試合に於いてあまり失点の部分をやいのやいの言ってもしょうがない。そう言う部分よりもむしろ攻撃における展開の多様性が機能的に発揮されてきている部分を取り上げるべきで6つのゴールのうち4ゴールは思惑通りの流れを伴ったゴールだったと思う。非常に素晴らしい試合展開を見せてくれたと思う。これは褒めていい。1つ気になるとすれば原口がゴール前でボールを持つとやや視野狭窄に陥る場面が見受けられる。意地でも自分でゴールを奪うんだと言う気持ちは褒められる部分ではあるのだけど周りを見てプレーの幅を広げられていくと原口自身のゴールも自然に増えるだろうし周りとの連携も生まれてくると思う。


浦和 6-2 大宮
Goal:#34山田(直)、#17エジミウソンx2(PKx1)、#19高原、#24原口、#6山田(暢)

 

 

 

それにしても初々しいよね。

2009年06月13日

J League YAMAZAKI NABISCO CUP 2009 MatchDay.5 Jubilo IWATA in URAWA KOMABA STADIUM

ここで決めねばいつ決める?!

上り調子でゴールへ近づきつつあった高原がやっと今季初ゴールを磐田に叩き込む。前節の新潟でも決められたんじゃね?って雰囲気をかもし出しつつも外し続け図ったかの様に磐田相手に決める辺りがやるなと(笑)

この試合も若手が活き活きと走り回ってた。アレックスの怪我で急遽デビューになった永田も最初は緊張気味だったけど思い切りのいいプレーを披露し、代表に行っている人達や怪我で離脱中の人達に戻ってくる場所があるのかとこの選手達での試合を見続けたいと思わせる試合。 最後疲れちゃったのは若い証って所なんだと思うけどね。


浦和 1-0 磐田
Goal:#19高原

 

 

 

それにしても駒場はいいね。試合前のコールリーダーの「そろそろ行こうか」のタイミングでいきなり鳴り響いたファーストインプレッションでずっこけたのは愛嬌だけどな(笑)。それでも駒場の密集は埼スタでは味わえない醍醐味。今年は2試合しかないのだが・・・来年はもう少し駒場の試合を増やしてもいいと思う。浦和の町の為にもそして僕らが原点を思い返す為にも駒場は必要な場所だ。

水曜!駒場!熱い!!

2009年06月02日

J League YAMAZAKI NABISCO CUP 2009 MatchDay.4 AlbirexNIGATA in SaitamaStadium2002

もう、笑ってしまうくらいに選手が抜けていくと言う・・・。

都築、闘莉王、阿部、直輝の4人は代表へ、原口はU-18代表合宿で怪我をして、堀之内は累積警告で出場停止。平川、達也、近藤、堤は怪我から復帰しておらず、なんと全31選手中10人もが離脱。これはこれで誰が出場するんだろうと見る側からすれば楽しみではあるけれど、監督としたら頭を抱えてしまうわな。てかベストメンバー規定は大丈夫なんでしょうか?(笑

そんな状況でスタメンに名を連ねたのはGK山岸、DFはアレックス、坪井、暢久、代志也、MFは細貝、啓太、セルヒオ、峻輝でFWが高原、エジミウソンと言うスタメン。CBがすっぽり居なくなってしまったと言う事態に暢久がCBへ。もう、違う意味でワクワクドキドキ。果たしてどんな試合になるのやらと。

試合は、これまた予想を大きく覆す内容になる。新潟は矢野を代表に持って行かれている以外はほぼベストメンバー。ずるい位にちょっと前にリーグ戦で戦った時と同じ。そんな状況でも優位をキープし、守備もきっちりと出来た事、それは今までやって来たサッカーと同一の物だった。パスミスはやや多い物の失えば奪い返すと言う動きを見せ、ポゼッションをキープして戦いをして行く。ややサイドチェンジのパスが少ない印象ではあったがボールを動かし人も動く事は多く実践出来ていたと思う。先制点も中へ絞り込んだ代志也がペドロ・ジュニオールからボールを奪い細貝とのワンツーで抜け出しゴールゲット。見事なゴールでした。後半にセルヒオもペナルティエリア内での細かいパス交換からゴールを奪う。セルヒオもだいぶ動きを理解し始めた様でまだまだ不十分ながらも少しづつ良くはなっているかな、攻撃面では。守備面ではまだまだだけどね。高原も今までは守備に翻弄される事も多かったがこの試合では高めのポジションをキープし始めた事でシュートチャンスも格段に増え後は決めるだけと言う所。次の磐田戦まで引っ張ってズドンと決めるのかい?と(笑)

全体的にも見応えも見所も充分のグッドゲームでした。ナビスコはやっぱり楽しいやね。


浦和 2-0 新潟
Goal:#27西澤、#15セルヒオ

 

 

次はリーグ戦デビューして、ガツンと決めようぜ!!なっ、代志也!!

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