今大会でのイタリアは終始ピッチ内は混乱していた。
初戦を前にしてキープレイヤーのピルロがふくらはぎ痛で離脱、初戦後にはブッフォンが椎間板ヘルニアで離脱と選手を欠いた。カンナバーロがチームを必死に鼓舞するも空回りし次代を担うであろうデロッシやディナターレらは精細を欠いた。こんなに痛々しいアズーリを見る事になるとは・・・。
堅守で知られたイタリアも自らのパスミスで失点をしカテナチオを見る影もなく・・・、必死に攻め手を掴もうとするも連携はなくミスのオンパレード。後半にピルロがようやく入り多少形になるも状況を打開するには至らず。2失点後に1点取り返し追いつくぞと言う場面で自陣での相手スローインから突き放されるのはきつかったと思う。それでもロスタイムにクアリアレッラのミドルで3-2になりあと少しだったがスロバキアに逃げ切られてしまった。
4年前のファイナリストがグループステージで最下位敗退は悲しい物がある。
イタリアは、本格的に自国の選手の強化に手をつけないと駄目だろう。リーグチャンピオンに自国の選手がほとんど居ないのではナショナルチームの弱体化は否めない。
イタリア 2-3 スロバキア
Goal:ロベルト・ビテク(SLV)x2、アントニオ・ディ・ナターレ(ITA)、カミル・コプネク(SLV)、ファビオ・クアリアレッラ(ITA)