いや~、驚かされましたね。まさか・・・勝つとはね。岡田監督が迷走しまくってくれたおかげで代表の状態は最悪に近い代物だった。本田の1トップと言う名の実質トップの選手が居ない様な形も直前ギリギリで試した形でしたからね。試合前は不安しかなかったですよ。
試合の立ち上がりは、どちらも手探り感がいっぱいでした。カメルーンもチーム事情はよくなく、直前までゴタゴタしてました。前日には攻撃の要とも言えるソング選手がこの試合から外れる有様。このソングの離脱がカメルーンにとっては痛恨でしたね。カメルーンの攻撃は、ほとんど機能していませんでした。最終的には個人での打開と言う手段に出ざるを得ない状態。期待のエトォーも右サイドに張りっぱなしでほとんどの場面でプレーに関与していない様な状況。 そして序盤から攻撃と守備が分断されていて中盤にはかなりのスペースが生まれてました。日本代表に関しても守備から試合に入る事でいささか展開に戸惑いを感じさせる様な立ち上がり。引いて守るけど思ったほどカメルーンが来ないといった感じ。ここで意識を切り替えて中盤でボールを動かして揺さ振ればゲームの主導権を完全に奪えもっと迫力のある攻撃が出来たんじゃないかと・・・。勿体無いなぁ。それでも、それまでボールを受けるとそのままクロスを入れていた松井がサイドチェンジのパスから相手DFを切り返しで揺さ振ってからクロスを入れると大久保の頭上を超え本田が決めたのはいい形だったかと。松井が切り返す事で相手DFがボールウォッチャーになり本田がウェーブの動きでDFの裏を取れた事が決定的な場面を作り出した。ここは褒められる所。でもこれ以上の決定的な場面は見当たらなかったな。
やっぱりもっと中盤を支配してゲームをしないとなぁ・・・。それが出来た試合だっただけに非常に守備的に行き過ぎたのは勿体無かった。
この後、オランダとデンマーク相手にこのやり方が通用するか・・・微妙だな。
日本 1-0 カメルーン
Goal:#18本田(JPN)