« J League Div.1 2010 MatchDay.04 CerezoOSAKA in Nagai Stadium | メイン | J League Div.1 2010 MatchDay.05 SHONAN Belmare in SaitamaStadium2002 »

2010年04月03日

J League YAMAZAKI NABISCO CUP 2010 MatchDay.01 Jubilo IWATA in SaitamaStadium2002

ナビスコカップも開幕。リーグから中4日、次のリーグ戦が中2日って事で大幅にメンバーを入れ替え。GKには加藤順大が入り、SBも左に堤、右に高橋が、FWに高崎、CBにスピラノビッチが今期初出場が5人。そして原口が初スタメン。6人もの入れ替えを実施。これもギリギリでベストメンバー既定に引っかからない試合だから出来る芸当と言う事だろうか。

半分ものメンバーが入れ替わった試合で、どちらかと言うとこちらのメンバーの方が期待感が大きい。それも過去の浦和のサッカーの染み付いていないメンバーが大半を占め戦術理解度はこちらのメンバーの方が高いはずだからだ。しかし、如何せんながら練習試合は繰り返してきたとは言え公式戦は違うと言う事なのだろうか、前半は組織が機能していなかった。中央縦のラインがモーゼの十戒よろしくスパッと分かれてしまい磐田にそのスペースを思う存分に使われた。クリアボールが尽く磐田の選手の目の前に行ってしまったのもそれが原因。両サイドへと選手が集まりすぎた。失点のシーンも個人的にはスピラノビッチはよくクリアしたなと思う。ただ、守備に戻って来ていなければ行けないCMFの選手の戻りが中途半端過ぎた。その選手は阿部なのだが・・・、阿部は今年どうも攻守に渡ってバランスを取るのに四苦八苦している様に思える。コンビを組むのが細貝だったり柏木だったりするせいかもしれないが、阿部はもう少し守備専従でいいのかも知れない。阿部のポジショニングが気懸かりなのだが、一度啓太と代えてもいいかも知れない。何で啓太はベンチなのだろうか・・・。

前半、中央縦のラインがスッカスカだったのだが幾度かのチャンスは創出していた。まぁ、こうなってくるとゴールは運だとしか言えない。事実、磐田はその運を掴んで先制した訳だし。そして、攻撃の組み立てと言う部分でボールの預け先が不明瞭だった。もう、柏木に集中して集めてしまえばいいのだが選手が極端に両サイドへと分断された為にそれすらも出来なかった。勿体無いと思う。

後半、フィンケ的には予定通りのポンテ投入。出来の悪かった堤を下げ細貝を左サイドへ、柏木をCMFへ下げ、攻撃陣にポンテ入れる。柏木が中央に近いポジションを取る事が出来た事で中央縦のラインが安定しポンテがボールを収める事でチーム全体が落ち着いた。後半は完全に支配し目指すべき物の一端を垣間見る事は出来たと思う。林も投入し攻撃を強めたもののゴールはなかなか割れない。磐田がドン引きだったのもあるし、運も無かった。エジのヘディングがGKの正面だったりしたし。 1点を取る為に啓太を投入し柏木を上げ攻撃の枚数を増やしていく。これが功を奏しロスタイムにようやくポンテのゴールが生まれる事となる。このゴールはある意味、理想的なゴールでゴール前で相手DFが密集した際、コンビネーションで突破しゴールを奪うと言う事を実現出来た瞬間でもあった。こう言うゴールがもっと奪える様になれば浦和はもっともっと強くなるはずである。

世間的には非常にネガティブな試合の見方が大勢かなぁ。フィンケもややご立腹の様だし。でも、僕個人としては勝てはしなかったけども先の明るいゲームにはなったんじゃないかなと思う。ちょっと前なら多分負けてた。で、連敗ストッパーとか言われてた。でも、この試合は前半の悪い所を柔軟に修正し後半見違える試合をした。フィンケの試合後のコメントではハーフタイムに前半を大きく分析しなかったと言っているので選手が考えたのか感じたのか選手間で修正出来たのは大きいと思う。それに戦力としてスピラノビッチも目処が立った。スピラノビッチだけではなく、高橋も高崎も試合に出られた事で変わってくるだろう。若い選手はちょっとした事で大化けする。先がスゴイ楽しみだ。

もっとポジティブに見てあげてもいいと思う試合だったと思うよ。 そして、ワールドカップ以降に来るであろう現状のトップメンバーとナビスコのメンバーの融合。こんな事を想像するだけでもワクワクするじゃん。いつまでも我慢我慢とは言わないけどポジティブな方向でチームを見つめてあーだこーだ言ってる方が物事もいい方向に転換していくんじゃないかって思うよ。


浦和 1-1 磐田
Goal:#10ポンテ

[サッカーショップ加茂]浦和レッズホームユニフォーム

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.triumphal-song.com/cgi/mt/mt-tb.cgi/338

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

About

2010年04月03日 00:08に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「J League Div.1 2010 MatchDay.04 CerezoOSAKA in Nagai Stadium」です。

次の投稿は「J League Div.1 2010 MatchDay.05 SHONAN Belmare in SaitamaStadium2002」です。

Creative Commons License

このブログは、次のライセンスで保護されています。 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス.

Powered by
Movable Type 3.34

Contact:info@triumphal-song.com

copyright
(C)2007triumphal-song.com AllRightReserved.