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2008年06月22日

ロシアにみるオランダのトータルフットボール

トータルフットボールは70年代にオランダが作り出したフットボールの姿。

ユーロ08準々決勝、オランダvsロシア、グループリーグではトータルフットボールを具現化した究極の攻撃的フットボール見せていたオランダ。イタリア、フランスから3点、4点を奪ったその姿はまさにそれだった。だが個人的に感じていたのは個の力を前面に押し出した試合展開と言うところ。ファン・ニステルローイ、スナイデル、サブにはロッペン、ファンペルシーと存在しトータルなイメージの共有はしていたが局面における戦いは常にチームより個だった。こう言うフェイマスな選手がピッチ上に多く存在するとそれぞれのエゴが目立つ様になるのは致し方ないところではあるのだが・・・。

それに対し、ロシアはポテンシャルを秘めた選手を多く抱え、フース・ヒディンクと言うモダンフットボールの申し子とも言うべき監督の敷いた布陣と戦略、そして各選手の惜しみない運動量。個の力だけではなく組織と運動量でリスクをチャンスに変える戦い。これぞトータルフットボール。特に延長戦後半には身震いした。

ロシアの中にオランダの姿を見出し、オランダからオランダが消えた。

ロシアのフットボールが今後目指すべき道を指し示している。世界のフットボールの向かう先はロシアの中に見え隠れする。

 

 

 

 こう言うフットボールを浦和で見てみたいし、02年以降はその方向を向いていたはずなんだけど・・・。どこで道を見失ってしまったのだろうか。やはりオフトを失ったのは限りない損失だった事は間違いない。

[サッカーショップ加茂]浦和レッズホームユニフォーム

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