U-23日本代表の試合を見た。TVでだけど。A代表に比べると段違いにアグレッシブで創造的なフットボールを具現化している様に見えた。一元的に見てもしょうがないのだけどトゥーロン国際大会での結果も踏まえればこのチームは相当いいチームとしてまとまりつつ有る様に思える。
そこでオリンピックの特殊なルールたる、オーバーエイジ枠。これを使う事は諸刃の剣。予選には参加出来ない選手が3人だけ本大会には特別に参加を許される。単純に使う事がよくないとか使わなければ駄目だとか言う議論にはならないと思うが、使う事を前提にした報道の多さに驚く。
個人的にカメルーン戦を見ての感想は、オーバーエイジは要らない。得点を奪う事に苦しんでいるようだけど、欧州組と呼ばれる本田、水野、森本は合流して日が浅い。本田と水野は元々チームには居たのでさほど違和感は無いかもしれないが森本はトゥーロンで初めてに近い召集だった。まだチームとの連携に誤差があるだけ。それを補正していけば得点は知らず知らずのうちに奪えるようになる。その可能性は充分に試合で示していた。そこにさらにオーバーエイジとして選手を入れれば今度はチームに混乱をきたす可能性の方が高い。個人的にはカメルーン戦の23人から18人へと絞っていく事の方が現実的に思える。
ここに来てワールドカップ予選で苦しんでいる様なA代表から中途半端に3人呼ぶくらいなら、呼ばずに若い可能性だけで戦ってもいいと思う。 下手すりゃA代表よりU-23の方が強いかもな。