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2008年05月26日

J League YAMAZAKI NABISCO CUP 2008 GroupeA MatchDay.04 NAGOYA Grampus in ToyotaStadium

現地にも行ってないし、TV中継も余り見てないけど代表選手達が抜けた事で露呈した事は他の人達のブログでのレポートで解ったかな。要は「チームとしての組織の皆無」と、この1点に絞れるんじゃないかと。結局は今まで選手の単純な個の力にだけ頼っていたと言う現実でしかないのだろうな。このクラブは何をどうしたいんだろうか・・・?本気で考えている人がクラブの中にどれだけ居るのか・・・。いつまでこんな事を繰り返し続けるんだろう。


 名古屋 4-2 浦和
Goal:#11達也、#19内舘

名古屋と浦和のクラブの状況を比べてみた。 

名古屋のストイコビッチ監督は、監督経験は少ないながらも欧州の本場でフットボールに接してきた人。トレンドを知っていると言っていい。それに名古 屋にはベンゲルが居た頃に持ち込んだモダンでプレッシングなフットボールが根底にある。ベンゲルの続きをストイコビッチがやろうとしている。そしてそれは 名古屋にいい効果として表れ成績も上昇。下手すると中位力なんて揶揄は今年で使えなくなる可能性を大きく秘めている。そして大きな結果を残せるのかもしれない雰囲気を持っている。

それに対して浦和。 02年にオフトとヤンセンと言うオランダ出身の知将を招聘し攻撃的でプレッシングなモダンサッカーを志向していた。だが浦和にはそこに到達する為の根底と なる技術が幼すぎた。そこでオフトは2年をかけて徹底的にベーシックなトレーニングに時間を使い根底となる部分を植えつけた。しかし浦和はそれを守備的で つまらないの一言でオフトの3年目を見ることもなく解任。後を継いだブッフヴァルト監督とエンゲルスコーチは就任当初こそ「2失点しても3得点して勝つ」 と言う盛大な攻撃サッカーを唱えた物のそれはあっという間に影を潜めオフト以上に守備的でつまらないフットボールへと傾向しオフトの築き上げたフットボー ルの基礎を失いブッフヴァルトの下で獲得したタイトルに増長した選手達に勘違いしたプライドを植え付けてしまった。そしてオジェック就任からの反抗へと繋 がりモダンフットボールへの道を失い現状へ繋がっていく。

ゲルト・エンゲルスに今のチームを買える事が出来るかと言うと疑問だ。彼は選手達に甘く、厳しく約束事を徹底させる様な事は出来ない。そして日本に長く居過ぎる為に打開する為のアイデアに決定的に欠ける。闘莉王のMF起用なんて奇策でアイデア豊富に見えるが、根本は何も変わってない。ここ5年ほどやっているフットボールはどんどんと崩れてきている。他チームに少しづつ変化が見られてきている。いい例が名古屋だ。そして千葉も変わろうとしてきている。そしてそれらは監督の力が大きく監督の持っている哲学と理想がチームに現れている。浦和に必要なのは哲学を持ち理論的に攻撃的なプレッシングフットボールを志向できる監督だ。千葉のアレックス・ミラーの様な欧州の組織とフットボールの真髄を知っている監督を。それによってはオフト就任時の様に1~2年我慢の時期がまた来るかもしれない。しかし浦和が欧州のクラブの様なフットボールを展開できるのであればそんな我慢いっくらでも耐える。そんなの屁でもない。

それはゲルト・エンゲルスには無理だろう・・・。

[サッカーショップ加茂]浦和レッズホームユニフォーム

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2008年05月26日 22:37に投稿されたエントリーのページです。

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