1年間を振り返ろうかと思ってみた。
先ずはJリーグ。残念ながら最後の最後で優勝を逃した。チーム内部での問題等いろいろあったのかも知れないが20勝4敗10分と言う数字は良い物だったと思う。負け数だけ見れば優勝した鹿島より2つ少ない。10分のうち1つでも勝利に変えられれば優勝は浦和だった。シーズン開幕直後のアウェー新潟や大分など勝てていた試合を引き分けに持ち込まれたのが後々まで尾を引いた。引き分けでよしとしたオジェックの失敗と捕らえられがちだが結果論であってシーズン終盤での2分2敗を4分にしていれば優勝していたのでそこばかりを責める訳には行かない。ただACL終了後のリーグで張り詰めていた物が緩んだのは間違いなく、そこを踏まえても2冠、3冠と1シーズンで複数のタイトルを獲るのに必要なメンタルの力が不足していた事は否めない。過密日程を乗り越えた事でフィジカルの強化は上手く行ったのでチームの熟成と新たなチャレンジに期待したい。
次にACL。初出場、負けなしでの優勝は上出来でしょう。経験した事の無い国際試合での真剣勝負の場で結果を残せたのはよかった。一番印象に残ったのはやはり韓国のクラブとの対戦。やっぱり厳しく壮絶な試合になった。全北は本当に激しく、城南はテクニックも強さもあるチームだった。こう言う試合はやっぱり燃える。来年もグループリーグからやりたいくらいだよな。
ナビスコと天皇杯は、さして何も無いや。
最後にクラブワールドカップ。個人的にそんなに燃える事は出来なかったかな。どうもワールドカップってお祭りのイメージが強い。それに前回までの大会を見てても欧州王者は片手間で来てるし南米王者も決勝以外がさしやる気も感じない。その他のチームは欧州と南米と差がありすぎて話にならない。そんな中にアジア王者として放り込まれたものの初戦が同じアジアでACL決勝も戦ったセパハンって事で新鮮味に欠けたよな。リーグの衝撃的な敗戦から立ちなおしてセパハンに圧勝した物の相手はインフルエンザが蔓延の中のチームじゃ・・・。ミランとの試合も背中は遠いなと感じる事しか出来なかったかな。必要以上にワシントンで盛り上げる周りにも個人的には引き気味だった。最初の大会だし楽しめればいいと言う感じ。この大会にコンスタントに出場し続ける事が今後の目標だろうしサッカーは欧州や南米だけじゃなくて北中米やアフリカにだって真剣勝負できるクラブがあるんだからそう言う所ともっと試合を重ねて行きたいなと感じた。まぁ、そう言う雰囲気を味わえただけでも大会に参加した意味はあったと思う。
そんな1年のシーズンでしたが来年はリーグ奪回が最優先事項。アジアの連覇もいいけど先ずはきっちり足元を固めACLやFCWCにコンスタントに出場する。足元を固めるにはリーグを奪回するしかない。とにもかくにも来年も頑張ろうって事さ。皆さん良いお年を。