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2007年12月10日

FIFA ClubWorldCup Japan2007 M-3 Foolad Mobarekeh SEPAHAN S.C.(IRN) in ToyotaStadium

FIFA主催のクラブ大会。調べたわけでは無いけど、たぶんFIFAがクラブチームを対象にした大会はこれだけだと思う。FIFA唯一のクラブ大会に日本のクラブとして初めて参加したのが我等が浦和レッズ。今年から開催国枠と言う大会理念に反した枠が設けられ日本からは自動的に出場が決まっていたのだがきっちりACLを制しアジア王者として出場。開催国枠初出場なんてのはいまいち微妙だからな。

ACL以降の歴史的な失速ぶりとチームの停滞感をどうポジティブな方向へ持っていくか、どう立ち直っているのかが見所。でも相手がわずか一ヶ月程度の期間で3度目の対戦となるセパハンってのはちょっとな・・・。ここでセパハンに負けたんじゃアジア王者も意味が無いそのプレッシャーがリーグ終盤のプレッシャーと被らなければいいのだけど。

この大会は基本的に全席が指定席。チケットを買う時にスタンドの選択も出来ず且つスタンドへのチケットチェックもやる。まぁ、それでもスタジアム内のコンコースは自由に歩き回る事も出来たし、随分ゆるいゲートもあったようなのでゴール裏のスタンドに入り込んでる人も多かった様子。自分はカテゴリー3の2階席。サイドは浦和側だったけど若干風邪気味ってのもあったので指定された席で観戦しました。豊田スタジアムのゴール裏2階席はチャントの度にぐわんぐわん揺れておりました。あれはいつか崩落しそうで怖い(笑)。

試合は、いつもの浦和に戻ってました。と言うか相手のコンディションが悪すぎた感と言うのも否めない所ではあります。セパハンはインフルエンザがチーム内に流行していたようで監督まで感染し試合直前まで選手と接触しないと言う状況。エースのナビドキアも結局出場はせず、カリミも後半からの投入とギリギリの状況であった事は間違いない。ちょっと可哀想だったかな。ACLの時の様な厳しさは無かった。

この試合ではサイドの選手が結構自由にプレー出来ていて相馬はJリーグでの失態を取り戻す攻撃を見せてました。先制点となったサイドをえぐってのグラウンダーのクロスなんてのは彼の持ち味を存分に発揮していた。何度も左サイドでチャンスを作っていた。右サイドの入った細貝も前半こそ守備に翻弄と言う状況だったけど後半は攻撃にも顔を出しいいプレーだった。永井も積極的に攻撃の起点となりいい動きだった。ただ長谷部だけはトップ下のポジションで空回り気味で攻撃の司令塔としての役割を果たす事が出来ずにボールの収まり所とはなっていなかった。彼の場合もう1列後ろからの飛び出しの方が機能する様に思えるので伸二が万全であればあの様な起用にはならないんだろうなと感じる。

最後の失点は気の緩んだ所で闘莉王の軽い守備プレーからカリミに抜けられてしまっての失点。カリミの最後の最後まで得点を獲りに行く姿勢は好感の持てるプレーだ。アジアでの戦いをしてきた1年だったけどアジアにも良い選手は居るのだと感じた。何も補強はブラジルや欧州だけに限らないのだから強化部はアジア市場にも目を向けてみるのもいいと思う。

とにも各にも3点を奪っての久しぶりの会心のゲームに豊田に集まったサポーターは歓喜と安堵と表情だった。スタジアムに架かる橋を渡る皆の表情は一様に明るく笑顔。久しぶりに見たよ。さぁ、次は欧州王者のACミラン。なかなか戦える相手では無いので思う存分に欧州のクラブのプレーを体感して欲しいと思う。選手達が楽しみながらプレーしてくれる事を期待したい。


セパハン(IRN) 1-3 浦和(JPN)
Goal:#9永井、#21ワシントン、OG

[サッカーショップ加茂]浦和レッズホームユニフォーム

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2007年12月10日 23:59に投稿されたエントリーのページです。

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