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2007年07月07日

YAMAZAKI NABISCO CUP 2007 QuarterFinal 1stLeg GambaOSAKA in SaitamaStadium2002

 ノックアウトステージ初戦から登場のナビスコカップ。今年はここからスタート。

相手は、グループリーグで手を抜いて危うく予選落ちしそうだったガンバ大阪。ここのところの調子はよさそう。だからと言ってこちらも悪い訳ではなくリーグ戦を4戦無失点勝利で連勝中。それに埼スタではACLの上海戦以来勝利なしが続いてる。かれころ3ヶ月。川崎に喫した敗戦から引き分けが続いていた。駒場では勝っていたしアウェーでも勝っていた。埼スタでだけ勝てないでいる。1年のほとんどを埼スタで試合をするようになって、我が家になりつつあるこのスタジアムで勝てない。その殻を破る為の一戦。勝ちたいただそれだけ。

 アジアカップ開催の為にリーグは中断、そして代表チームに召集されたメンバーは居ない。ナビスコカップが若手の大会と言われる所以だ。浦和も阿部、啓太、坪井の3人が代表に行っている。ガンバも遠藤、加持、橋本の3人が代表。それに加え、闘莉王、達也が怪我、ワシントンが心臓の検診の為に欠場。リーグを闘っていたメンバーのうち6人を欠く状態となり迎える。

そのスタメン。GKは山岸、DFは右から細貝、堀之内、堤。セントラルMFに長谷部と内舘、 右に暢久、左に相馬、3TOP気味にポンテ、永井、伸二と言う形。堤が国内デビューを果たしたのと、内舘が中盤の底のポジションに入った事がまずは驚きの采配と行った所。DFラインが一気に若返る。内舘が入ると思われていたDFラインに細貝と堤が入った事で堀之内の役割がかなり重要になってくる。若い二人をフォローしつつ守備の安定に務めなければならない。立ち上がりこそ緊張感がみられた堤も試合が進むにつれ堀之内のカバーに助けられながら自分らしさを少しづつ発揮し始めていた。攻撃にも参加したりきっちり相手をマークしたりといつものメンバーと劣らない働き。我武者羅なんだけど冷静に。A3を経験して実戦レベルで戦えるところまでレベルアップしてきた。細貝もここ数戦はセントラルMFとして出場していたが今日はDFラインに入った。相手のマグノ・アウベスを封じる働きを見せていた。華麗にボールを奪う姿は入団した時の線の細さと頼りなさは完全に払拭され一人の戦士としての風格が出て来ている。彼等の底上げがあってこそチームのレベル向上が果たされる。怪我で居ない選手が戻ってきても簡単にポジションを明け渡さないと言うアピールをプレーでどんどん見せて欲しい。

この試合に関して言えば、中盤はほぼ制していた。これは、トップとDFのラインを狭く保つ事が出来ていたのが要因だろう。ただこれが意図的な物かと言うとそうではなく結果としてそうなっていただけ。それを証明するかの様にゾーンはセンターから自陣に掛けての場所で構成されていた。要するにDFラインが上げられない代わりにトップのラインが下がってきてしまっていただけなのである。こうすると中盤でボールを奪う事が出来たり、パスを繋いでボールを回す事が出来るが常に遅攻となる。トップの選手が攻撃を仕掛けるポジションに居ない為、得意のショートカウンターを繰り出そうにもボールを送り出す場所には選手が居ない状態になっていた。サイドにボールが渡っても中央に選手が居ない為に必要の無いタメを作るはめになる。そして相手DF陣が整ったところでボールを入れる事になりフィニッシュに結びつかない。ポンテと伸二のテクニックで突破を図ったりしていたが相手DFの人数が整った状態では簡単には決定的な場面を作り出す事は出来ない。先制点こそゴール前の混乱からこぼれてきたボールを内舘がミドルシュートを放ち伸二が少し触ってコースを変えてのゴールだったがその後は攻撃の形を作れずに2点目を奪う事が出来なかった。

 個人的に永井を3トップの真ん中に据えるのは若干厳しい様に感じる。特にこの試合ではその姿は消えていた。ポンテ、伸二と同列にポジションを取っていたせいかポンテ、伸二からボールを出して貰う事が出来ず結果下がらざるおえない状態とも言ってよい。完全な1トップの形で前に張り出させるのであれば永井にとってもやり方があるのだろうがこの試合に限っては何故か3トップ気味であった。と言うか、FWの選手が居なかったに等しいだろう。永井にとってもアピールの場だっただけに残念で仕方ない。

2ndLegは、来週。万博記念競技場。2002年に僕らが初めてファイナリストとなった場所。その時同様に奴らを踏み台にして上に行く。


ヤマザキナビスコカップ準々決勝第1節
浦和 1-1 G大阪
Goal:#8小野伸二

 


また、勝ちきる事が出来なかった。残り6分の同点ゴール。気の緩んだ瞬間だったのかも知れない。埼スタでのトンネルを抜けるのは8月まで持ち越し。さいたまシティカップもあるけど公式戦でのチャンスは8月1日の延期されているリーグ14節の広島戦まで持ち越し。早く抜けたいものだ。

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2007年07月07日 23:55に投稿されたエントリーのページです。

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