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2007年05月10日

監督交代は、特効薬なのか?

9日付け発売のエルゴラ。モバイル連動企画とやらで「監督交代は、特効薬なのか?」と言う企画記事が載ってました。東京ベルディの監督交代論争とセレッソ大阪の監督更迭と時期を合わせたえげつない企画です。

その中で「今、監督交代が必要だと思われるチームはどこですか?」と言うアンケート集計が載っていてJ1チームの監督の中で我等がホルガー・オジェックが1位に選ばれておりました。

もう、馬鹿かと阿呆かと。

しかも何が阿呆かと言うと、浦和のサポーターからの投票が4割弱も居ると言う事。

『動かない、つまらない、勝ちきれない』
『進むべき方向性が見えない。観ていてつらい・・・』
『先が見えづらいし、選手が戸惑っている』

  理由としては、こんな事が記載されていました。

何も観てないよ、この人達は。ホントに試合観てるのか?。オジェックがやろうとしている事なんて一目瞭然じゃないか。4バックシステムと取り入れ更なるアタッキングサッカーを目指そうと言う事じゃないか。組織をきちんと構築し、最終ラインを押し上げコンパクトなゾーンで仕掛けサイドを積極的に使いアタックする。これが目指すべき方向だと僕は感じているし、オジェックのその指向は間違いではないと思っている。世界の主流となっている戦術だ。

だが、いかんせん現状上手く機能していない事も確か。それは単に日本のサッカーと言うの物がトルシエ元代表監督に見られるような3バックが主だと言う事。3バックでも同じ様なサッカーは出来ると思う。がその上で浦和が昨年までしていたサッカーは、主導権を守備によって奪うサッカー。要するにオフトの目指したポゼッションとアクションのサッカーと言うよりは、リアクションをメインに徹底的に守備を固めた上で攻撃を仕掛ける堅守速攻のサッカー。あからさまなカウンターと言う訳ではないが基本守備から入っていた。この戦い方は、結果だけを求めるには一番近道だったかもしれないが相手にも引かれると手詰まりになると言う弱点も露呈していた。上位チームは、攻撃を仕掛けてくれるので上手くはまる事もあるのだが下位チームとなるとどうしても引いてくるので攻撃が上手く機能せずにイライラするシーンがよくあった事を記憶している。そしてその戦い方はギドの退陣と共に手詰まりになった。

オジェックは、シーズン開幕当初こそは3バックで戦っていたものの、ACLアウェー・シドニー戦を境に4バックを採用し始める。それは選手からシドニー対策で4バックの方が都合が良いと提案され、ことのほか機能したからだ。しかしその後は、なかなか機能しなくなる。DFの主力メンバーが昨年と変わらない浦和では昨年の戦い方と守備のやり方が染み付いている。その為、DFラインの押し上げと言う部分の意識が希薄でどうしても中盤が間延びしてしまうのだ。そうなると昨年より人数の少ない中盤では対応しきれなくなりやられている雰囲気になってしまう。DFラインを引いてギリギリで守っていてもいつかは破られ相手に得点を許す羽目になる。またサイドも妙にDFラインを意識しすぎて前に出て行かない。特にスペースがあるにも拘らずペナルティエリア横のスペースを使う事はまったくの皆無。これではサイド攻撃は機能しない。

僕は、選手も監督も悪いとは思わない。が、選手の意識変化が必要に思う。また監督、コーチにも選手へのコミュニケーションがもっと必要なのかなと感じる。どうしても昨年の成功例があるだけにリスクを冒しての守備の変更を選手はやりたがらないだろうし無意識にやりなれた方法をとってしまう事もあると思う。もうこればっかりは徹底的にやりぬくしかない。

オフトによって植えつけられた基礎は、ギドによって開放された。しかしギドの開放したサッカーは基礎をも崩しかけてしまった。オジェックは、そこに改めて基礎を構築しさらに確固たるスタイルを植えつけ様としている。今、オジェックを更迭したら浦和は昔の場当たり的な迷走をまた始める事になる。

これは僕の勝手な想い。勘違いな部分もあるかもしれない。だけど、僕はオジェックのやろうとしているサッカーに浦和の未来を感じている。今はオジェックを信じるのみ。

[サッカーショップ加茂]浦和レッズホームユニフォーム

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2007年05月10日 23:00に投稿されたエントリーのページです。

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